
どうも!保育士園長のまゆあです。
今回は「保育園において災害時に備えておきたい備蓄品について」です。
日本はいつ災害が起きてもおかしくない国です。
地震、台風、大雨、火災…
実際に起きたら怖いですよね。
さて、みなさんの保育園では災害時に備えて備蓄をしていますか?
備蓄をしているのであれば、どんなものを備蓄していますか?
備蓄品は災害が起きた時に生き延びるためにも必要なものです。
記事では保育園における災害時の備蓄品についてまとめてみました。
こどもたちや職員が安心できるように、一つでも多くの物を備蓄していきましょう。
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災害時に備えて備蓄しよう

日本は災害が多い国だと言われています。
特に大きい地震は日本のいたるところで起きています。
関東大震災、東日本大震災、阪神大震災、熊本地震
これ以外にも、大きな地震はこれまで沢山起こってきました。
また、大きな火災が発生したり、台風の上陸などで災害が発生するケースもあります。
2019年10月に発生した台風は関東を直撃し、大きな被害となりました。
大きい川が氾濫したり、氾濫寸前まで水位が上がったりして記憶に残っている方も多いと思います。
また、2020年7月には九州地方や東北地方でも集中豪雨が発生し、川が氾濫、甚大な被害を残しました。
このような不測の事態に備えて、準備をしておきましょう。
家庭では家族の分が備蓄されていれば良いですが、こどもたちを預かる保育園ではこどもたちの人数プラス職員の分が必要になるので、かなりの量を準備しなくてはなりません。
急に沢山の量の備蓄品を購入する事はコストの面から考えても難しいです。
コツコツと備蓄していけるように普段から意識していきたいところです。
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何日分の備蓄を用意したら良い??
さて、備蓄品はどのくらい用意したら良いでしょうか。
よく言われている基準は「3日分」とされています。
なぜ3日分かというと、
「救助に向かう消防隊や自衛隊などはどんな場所でも3日以内に救助に向かえるから」
という理由からです。
ただ、本当に3日分で良いのかは、検討の余地があると思います。
例えば水害で孤立してしまった場合、3日分以上あった方が安心ではないでしょうか。
都市部では荒川や多摩川など、大きな河川が流れています。
ここで大規模な水害が発生すると、場合によっては救助までに1週間近くかかるという話も聞きます。
保護者がお迎えにくるのを考えると現実的にあり得る日数でもありますね。
このようにいつくるか救助がくるか分からない状況で、備蓄品があるとないとでは安心感が違いますよね。
施設の所在地や地形、海抜や川との距離などでも事情は変わってきます。
各保育園ごとに置かれている状況を判断したうえで最低3日分は用意し、それ以上の日数も耐えられる様に準備していくとより安心感が増すと思います。
また、保管場所は何箇所かに分けて置くと良いと思います。
私の園では事務所、事務所と反対側の部屋、事務所から一番遠い部屋の3か所に分散しました。
2階以上がある保育園では、各階に置いておくのがベターでしょう。
1か所にまとめてしまうと、備蓄品が全滅してしまう可能性もあります。
こういった工夫もしておきたい所ですね。
食糧・飲料水はしっかりと確保

生きる為には食料と水が必要です。
何も食べない状態では衰弱してしまいますし、脱水症状が起きれば動けなくなります。
ですので、何を備蓄するかを考えた際に最優先に考えていくべきものになります。
では、どういった物を備蓄すべきかと言うお話しですが、こどもたちも食べられ、かつ手軽に調理できるものが望ましいと考えます。
よく用意されている食糧といえば…
・カレー
・豚汁/けんちん汁
・パン缶詰
・魚の缶詰
このあたりです。
特にアルファ米は水を入れるだけで作る事ができる優れ物です。
自治体でも推奨しています。
水を注ぐだけでご飯を手軽に食べる事ができます。
お湯があれば短い時間で温かいご飯にする事も可能です。

よく利用されいる印象があるのが「尾西食品株式会社のアルファ米」です。
尾西食品株式会社はおせんべいで有名な亀田製菓のグループ会社という事もあり、安心感がありますね。
このアルファ米は常温で5年保存が可能な事に加え、スプーンがついていたり、炊き出しセットにはしゃもじや手袋なども入っている為、災害時に役立ちます。
炊き出しセットはこちら
災害食は様々な物が商品化されています。
園の人数や年齢構成などで調整していきましょう。
また、忘れてはならないのが「アレルギー児への対応」と「ミルクの確保」です。
配慮が必要なこどもへの対応も忘れずしっかりと行っていきましょう。
調理する為の手段を考える
災害時においてライフラインがストップした際に、調理できる手段を確保しておくと安心度が上がります。
緊張を強いられる中で、温かい食事が食べられるとホッと一息つく事ができますよね。
ですので、水を沸かしたり、食料を温める事ができる方法を考えていきましょう。
個人的なおすすめはイワタニ系のカセットコンロです。
コンロとしてしっかり使えるのはもちろん、イワタニ製のガスボンベが比較的入手しやすいのも良い点として挙げられます。
コンビニやドン・キホーテなどの量販店でも売っていたりしますからね。
シンプルなカセットコンロが一番良い様な気がします。
プラスして、コンロ自体に風防がついているもの、ケース付きで持ち運びやすい物が便利です。
災害時はガスが止まる可能性は高いので、園に1つはあった方が良いですね。
また、園庭があり安全が確保できる状態であれば、七輪を使って火をおこして調理するという事も可能だと思います。
ボンベなどを沢山備蓄するより、炭の方が保管場所を必要としなかったり、火が長持ちしますからね。
都市部の保育園だと中々難しいところもあると思いますが、これも一つの方法だという事で紹介します。
生活に使う水の確保

生活に使う水の確保も大切です。
飲み水としては使用できないですが、
・手を洗う
・汚れを洗い流す
このあたりができる水もあると良いと思います。
水が使えなくなると汚れなどを洗い流せなくなるので、衛生が保たれなくなります。
傷から病原菌が入ると、病気の原因にもなってしまいますからね。
水の備蓄に関してはポリタンクなどに水道水を入れておき、定期的に入れ替えておくと手軽だと思います。
水道水には塩素も含まれていますから、ある程度衛生が保たれます。
今は折りたたみ式のものも流通していますので、保管場所の事情によって物を選ぶと良いと思います。
また、飲み水用に備蓄していた保存水の賞味期限が過ぎたものは捨てずに生活用水として利用する為にとっておきましょう。
水の賞味期限は「内容量が規定より減るであろう期限」であり、期限が来たからと言ってすぐに飲めなくなる訳ではありません。
あくまでも計量法の観点で賞味期限が定められているだけです。
未開封であればもっと保存がききますし、気になるのであれば一回煮沸すれば飲めます。
飲むのがためらわれるのであれば生活用水として再利用すれば良いのです。
備蓄品をチェックする際に、賞味期限が切れていたからと言ってすぐに捨てる事の無い様に気をつけたいですね。
トイレの確保も大事

災害時のトイレ事情に関しては困る事が多いと思います。
小さいこどもはおむつがあるので最大限使う事になると思いますが、パンツをはいている子や排尿が確立された子、職員はトイレに行かないと身体に悪影響ですし、もらしてしまったらそれこそ大変な事になります。
ですので、携帯用トイレも備蓄には欠かせないですね。
こどもでも座れるもの、臭いなどしないように凝固剤などがセットになったものが便利だと思います。
また、トイレの目隠しになる様なものもあると良いでしょう。
災害用のカタログを見ているとそのような商品もありますからね。
着替えスペースやおむつ替えスペースを兼ねて用意するのも良いと思います。
色つきのものだとこどもでも分かりやすいのでおすすめです。
その他生活に必要な物
その他生活に必要なものは沢山あります。
例えば…
・マスク
・タオル
・軍手や紐などの小物
・食具
・ティッシュやトイレットペーパー
・ラップ
・ビニール袋
・衛生用品
・レインコート
・体温を保温するもの
・現金
・電池
挙げると結構な数が必要に思えますよね。
しかし、これらは全て「普段園の中にあるもの」ばかりです。
普段の在庫チェックを怠っていなければ、すぐに無くなる事は無いと思います。
こういった物は災害時に使う事をあまり意識しないと思いますが、普段から管理をしっかりしておき、余分に在庫をとっておく事をおすすめします。
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情報を得る為に必要な物

情報を得る手段もしっかりと確保しましょう。
・パソコン
・テレビ
・ラジオ
手軽に情報を得るなら基本的にはこの4つです。
災害時に情報を集める事は行動を判断する為に必要不可欠ですし、素早く収集したい所。
電源の事を考えたらスマートフォンが一番手軽です。
ただ、充電の事を考えると心もとない感じもします。
サイトに繋がりにくくなる事も考えられますし、電波を探す為に普段よりも減りが早くなってしまいます。
個人的にはスマホ等の充電バッテリーは職員各自1つは持っておいて良いと考えます。
私は通勤の距離も長い事に加えてwi-fiも持っているので、万が一の事を考えて3つ持ち歩いています。
持ち歩いているとそれなりに重みがあってずっしりしますが、何かあった時の事を考えると安心感はあります。
今は昔とは異なり、スマホ1台で何でもできる時代。
しかし、スマホに頼りきってしまうのも怖い話でもあります。
ですので、手回しでも稼働できるラジオは必ず用意しましょう。
機能が沢山あると思わぬ所で役に立ったりします。
個人的には
・ライト
・ソーラー充電
・USBポート
・SOSを知らせる機能
この辺はあった方が良いと思います。
手回しラジオは電源が不要なので、備蓄品として必ず置いておきましょう。
電力が確保できると安心感が増します
災害発生直後でも電力が使用できれば良いですが、電力が使えないという事も十分に可能性としてあります。
電気が無いと家電製品は動きませんし、明るさを確保する事も難しくなります。
懐中電灯を用意するのも必要ですが、沢山本数を用意すると意外と場所を取ってしまいます。
ですので、充電式LED省エネ電球
のような商品を使うのも良いと思います。
普段は電球として使用し、災害時は取り外して懐中電灯代わりに使うというものです。
口金はE26になっていて、一般的に使われる電球と同じサイズになっています。
普段は室内を照らす電球として使用できるので、場所を取る事が無いのがメリットですね。
懐中電灯型LED電球
はこちらから
また、非常用蓄電池を用意する事ができれば、安心度がかなり上がります。
災害用品に対しての補助金が支給されれば活用するのも良いでしょう。
個人的にはAEDと非常用蓄電池は各保育園に整備されていると良いなと思っています。
こちらのサイトでは防災非常用の蓄電池の紹介を行っています。
高まる防災意識にスマートな備えを。【防災非常用蓄電池ナビ】 ![]()
災害時の電力確保は大事なことです。
一般的に災害時の電気の復旧は早いとされていますが、それでも数日は電気なしの状況も考えられます。
そこで、災害用の蓄電池を用意しておく事で、停電など電気がつかない不安を解消する事ができるのです。
災害用蓄電池は、工事が要らない為、保育園などでも手軽に導入できるのが大きなメリットです。![]()
万が一の時の安心感を考えて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
絶対に安心する事ができると思いますよ。
こどもたちと職員を守る為の備蓄を

保育園において、災害への対策は必要不可欠な事です。
こどもたちを安全に預かるのは保育園の役目。
できるだけ保護者の方に預けた時と同じ姿でお返しできる様に備えておかなくてはなりません。
もちろん、想定外の事も沢山起こるかもしれません。
ですが、ある程度の事なら対応できる様に、また、少しでも安心感を確保する為に今から様々な策を講じていきましょう。
備蓄をする事は、安心感の確保する事にも繋がります。
こどもたちと職員を守る為にも、しっかり用意していきたいですね。
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初めてメール致します。SN食品研究所の佐藤と申します。弊社は、学校給食用の食材を扱っている業者です。私どものほうでも非常食「救給シリーズ」という非常食を販売しております(4種類6アイテム)。いずれもアレルギー特定原材料等28品目フリーで、火も水も必要なく封を切っていただけるだけでそのままおいしく召し上がれます。弊社HPアドレスを貼付しておきます。お時間ある時にご欄いただければ幸いです。
2021年6月28日 佐藤 克之