どうも!保育士園長まゆあです。
今回は「雨の日の保育が辛いと思わないようにする方法」というテーマで書いていきたいと思います。
梅雨や台風など、雨が降り続く日は保育者にとっても気分が重いもの。
「何をしようかな」と考えたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
人によっては辛く感じてしまうこともあると思います。
そこで今回は雨の日の保育が辛いと思わないようにする方法を紹介していきます。
梅雨や台風など長雨続きが予想された時に参考にしてみてください。
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雨の日の保育が辛い…そう思った経験はありますか?
保育をしていると必ず雨続きの日がやってきて、戸外に出られないケースがあります。
天気予報を見て「今日も雨かぁ」、「何しよう」と悩む方も多いのではないでしょうか。
こういった時は何かしようと思っても中々うまくいかないもの。
こどもたちの集中力も続かず、「早く時が過ぎてくれ」と思ってどうにかやり過ごした経験をお持ちの方もいるでしょう。
雨の日というだけで気持ちがどんよりとしてしまいますが、ではなぜ辛く感じてしまうのかを考えてみましょう。
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なぜ辛く感じてしまうのか
では早速、雨の日の保育が辛くなる理由を考えてみましょう。
理由は様々ですが、個人的には次に紹介する3つが原因だと思います。
①室内に閉じこもる閉塞感
まずは室内に閉じこもる閉塞感が挙げられます。
すごく大きなホールがある保育園だと別かもしれません。
ただ、園によってはワンフロアで保育しているという園もあります。
園内のスペースに対して保育面積がギリギリの状態だときゅうくつに感じると思うので、より閉塞感を感じやすいです。
室内にいるとどうしても戸外と比べると動く量が減ります。
体操などの身体を使う活動をする事が多いと思いますが、それでも動きが少なくなると退屈に感じてしまいますよね。
「退屈だな」と思うと気持ちがどんよりしてしまいます。
それだけでも悪循環ですが、ふさぎ込むような感覚にも陥りやすいです。
閉塞感を感じる事が、気持ちを辛くさせてしまう原因にもなるのです。
②マンネリ化する活動
雨の日の活動は同じことの繰り返しになることも多いです。
同じおもちゃで遊んだり、同じような活動を行ったり…。
こういった状況だと大人もこどももマンネリ感を感じてしまうでしょう。
そうなるとこどもたちも活動に飽きてしまい、辛くなる原因にもなってしまいます。
もちろん、同じ活動が悪いというわけではありません。
繰り返し行う事でこどもたちも遊びをより深い部分で楽しめるようになる可能性もあります。
ただ、それも限度がありますよね。
毎日のように行っていては飽きる上に退屈だと感じてしまいます。
このようにマンネリ化も気持ちを辛くしてしまう一つの原因になってしまうのです。
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③こどもたちが荒れやすい
思うように活動できないのは大人もこどももストレスが溜まるもの。
ストレスは人を感情的にさせたり、心を不安定にさせるなど良くない効果をもたらしがちです。
・お友だちに手を出してしまう
・取り合いなどのトラブルが起きやすくなる
・活動に集中できなくなる
・体力が有り余るので中々午睡をしない
ストレスが溜まるとこどもたちのこんな行動が出やすくなります。
こういった状態が続くと「今日は荒れていたなぁ」という感じるのではないでしょうか。
また保育者など大人側も
・ささいな事で叱ってしまう
・注意力が散漫になってしまう
こんな状態になりがちです。
荒れている状況が続けば辛く感じてしまいますよね。
加えて、怪我のリスクも高くなってしまうので注意が必要です。
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辛く思わないようにする方法
方法①前もって準備をしておく
雨の日の保育は必ずやってきます。
ですので前もって準備をしておけば怖いものなしです。
しっかりと準備がされていれば基本的にはそれに沿って行うだけなので、焦る事も少なくなります。
余裕を持った状態を意識的に作る事は大切な事です。
逆に初めてやる事や準備不足の状態では慌てますし、気持ちが焦った状態が続くのも辛い事です。
もちろん、そこまで準備に手をかけられないよという声もあると思います。
ただ、計画もなしに保育を行うのは違うのではないでしょうか。
行き当たりばったりなのは保育ではありません。
中々時間が取れないとお悩みの方はスキマ時間を使うなど工夫する事も必要ですので、どの時間で準備できるかを考える所からはじめてみましょう。
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方法②数日かけた取り組みを行う
雨が数日続くような時であれば、活動を分けるのも一つの方法です。
例えば2日間雨が予想されたとしましょう。
そして2日目に新聞紙で作ったボールで遊ぶとします。
(新聞紙を使ってボールを作るなど)
2日目は実際に使って遊ぶ
(思い切り遊ぶ)
大分簡単に書きましたがイメージはこんな感じです。
取り組みをその日ごとに考える方も多いですが、このように分割するという考えを持っているだけで幅が広がると思います。
ワクワク感って保育においてはとても大切なものだと思っています。
雨の日も楽しんでもらう、楽しい気持ちで過ごすための一つの方法ですね。
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方法③雨自体に親しみを持ち、楽しむ
保育では自然に親しみを持つ活動を行うことがあります。
自然に親しみをというと、草花や虫などを想像しますが、雨だって自然物ですよね。
ですので、雨自体に親しみを持ち、楽しむような活動を取り入れてはどうでしょう。
・雨の中の散歩を計画する
・バケツなどに雨を貯めて観察してみる、触れてみる
などなど。
ほとんどのこどもが実際に雨を見たことがあると思います。
しかし、その雨の事自体を知ろうとする機会は少ないのではないでしょうか。
雨自体に焦点を当てて、あえて雨の日を楽しむという思考でいると気持ちも楽になりますし、こどもたちにとっても刺激的な活動になります。
一見幼児向けの活動にも思えますが、乳児でも触ったり感触を楽しむなどの活動は可能です。
興味を広げるために行ってみてはいかがでしょうか。
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発想の転換で楽しく乗りきりましょう
雨の日の保育はマンネリ化しやすいうえに、準備をしっかりしないとただ時間が過ぎるだけの日々を過ごしがちになります。
ただ、その間もこどもたちは成長していきますし、なにより時間あるのに活用しないのはもったいない事です。
発想を転換させ、「あえて雨を楽しむんだ」という前向きな気持ちを持っていると、辛く思わなくなってくると思います。
梅雨や台風、もっと視野を広げれば雪の日などもそうですが、保育をしていると天候によって戸外に出られない日は必ずやってきます。
限りある時間を大切にし、楽しい時間を作っていきましょう!
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