どうも!保育士園長まゆあです。
今回はこどもの抱っこについてのお話です。
保育士さんや保護者の方は、必ずと言っていいほどこどもから「抱っこして!」と言われた経験をお持ちだと思います。
私も園児や自身のこどもからよく言われています。
抱っこする事はリラックス効果が得られたりと良いことが多くあります。
一方では抱き癖がつくから抱っこしないでくださいという方も中にはおります。
しかし、抱っこをする事で得られる効果を思えば、沢山してあげた方が良いと思います。
記事では抱っこの効果や抱き癖についても書きました。
親子の大切な時間を作るためにもぜひ読んでいただけたらと思います。
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あなたは抱っこしてと言われたらどう対応しますか?
こどもから「抱っこして」と言われた時に、あなたならどうしますか?
無条件でしてあげますか?
それとも拒んだりしていますか?
こどもを抱っこする事には様々な効果がある事が分かっています。
何よりこどもが小さい時にしかできない事ですし、こどもの成長を考えたら沢山してあげたいもの。
抱っこがもたらす良い効果を知れば、抱っこしてあげたくなるかもしれません。
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抱っこには様々な効果があります
こどもの気持ちが落ち着く
まずは、抱っこにはこどもの気持ちを落ち着かせる効果があります。
こどもの気持ちが不安定な時、泣いている時、起こっている時、抱っこする事で気持ちが静まり、落ち着きを取り戻します。
小さいこどもが泣いている時、抱っこする事で気持ちが落ち着きますよね?
それは、抱っこされて気持ちが安心した結果なのです。
気持ちが落ち着けばまた自分で遊ぶなど行動するようになります。
これを繰り返して徐々に心が育っていくのです。
気持ちを受け入れ、認める
抱っこする事で気持ちを受け入れ、認めてあげる事でこどもは受け入れられたという安心感を持つことができます。
親に受け入れられているという気持ちをこどもが持てるのは愛着関係を育むうえでも必要な事。
よく、安全基地という表現をされますが、抱っこをしながらこどもの気持ちを受け入れて認めていく事で、こどもは安心感を持つことができます。
そして、認められているという感覚は、こどもを自立へと向かわせます。
こどもは徐々に親から離れていくものですが、抱っこする事で気持ちを受け入れる、認めていく、その過程を経る事で安心して外の世界へ旅立てるのです。
親子のスキンシップでリラックス効果も
親子のスキンシップも抱っこをする事でとることができます。
肌が触れ合う感覚は大切です。
スキンシップは脳の発達や身体の成長も促すことが分かっています。
そして、抱っこをすると、ある物質が分泌されることをご存じでしょうか。
オキシトシンという物質がそれにあたりますが、リラックス効果や心が安らぐような効果がります。
また、この物質は親子のストレス軽減、親子の関わり合いや繋がりを深める、成長を促すという効果もあります。
抱っこをするなどスキンシップを図る事でオキシトシンはより分泌されるとのこと。
こどもだけではなく親にとってもストレス軽減が見込まれます。
愛情をもってスキンシップをしていきましょうね。
こどもの成長を実感できる
抱っこをしていると、徐々に重くなってきたなと感じる瞬間が増えてきます。
私の長男は今小学校3年生ですが、抱えられないくらいの体重になってきました。
三男も2歳を超えて3歳に近づくにつれ、抱っこすると重くなったなと思う場面が増えました。
このように、抱っこする事で改めて成長した実感が湧いてくるのです。
一緒に生活していると見た目で変化に気づきづらいですよね。
抱っこする事で重みを感じ、それが成長の実感に繋がるといった感じです。
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幼児からの抱っこ要求はどうする?
幼児であっても抱っこして欲しいという要求をしてくることがあります。
みなさんならどうしますか?
ここに関しては様々な意見があると思いますが、抱っこをする事で得られる効果を考えたら受け止めてあげる方が自然かなと思います。
大きくなったからダメという訳ではありませんし、年齢でしていいかどうかを決めるものでもありませんからね。
たまに保育園側から抱っこはやめてくださいといった話をされる事例があるようですが、何をもってやめた方がいいのか理由ははっきりさせる事は出来ないでしょう。
もし抱き癖がというのであれば、次でも紹介しますが、それは間違った考え方かなと思います。
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「抱き癖が付くからやめて」は古い考え
よく抱っこすると抱き癖がつくという風に考えて抱っこを控えてしまうケースがあります。
本当に抱っこをすると癖がついてしまって離れなくなるのでしょうか。
結論を言うと抱き癖という考えは間違いであると言われています。
確かに昔はそういった風に言われた時代がありました。
ただそれは戦後に外国の子育てが日本で広まったことがきっかけ。
こどもの自立に向けてすぐに抱っこせずに様子を見たり、泣いている原因を探るところから始めるといった考え方でした。
参考文献に載っている戦後の母子手帳の文言を見てみると今と全然違う事がよくわかります。
今は愛情をもって接し、愛着関係を作りましょう、信頼関係を築きましょうという考え方ですので、抱き癖がつくという事ではなく、むしろ抱っこしてあげる事を推奨しています。
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「甘える」と「甘やかし」の違い
ここでひとつおさえておきたいのが「甘える」と「甘やかす」の違いです。
抱っこをすると「また甘やかして…」みたいな反応をされることがあると思いますが、これは全くの見当違いです。
この2つの言葉はよく似ています。
意味を混同しているケースもありますね。
甘える事はこのように言い表せます。
・気持ちを分かってほしい
・認めてほしい
・話を聴いてほしい
主にこども目線の話ですね。
一方で甘やかすは、
・自分でできるのにやってしまう
・干渉しようとする
・親がコントロールしようとする
こんな感じです。
どちらかというと大人の都合といったニュアンスになります。
比べてみると分かりますが、全然違いますよね?
甘やかすのは完全に大人目線での話。
こどもの立場に立っていないのが分かりますよね。
抱っこする事は甘やかすことではありません。
こどもの目線に立った立派な親子のコミュニケーションです。
そして、こどもの甘えは存分に受け止めてあげ、気持ちを満たしていくと徐々に自立に向かっていくので、惜しみなく抱っこをしてあげていいと思います。
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抱っこを通して良いコミュニケーションを
こどもの事を抱っこできる期間は長くありません。
気づいたらこどもは大きくなっていますし、気づけば抱っこするのが大変なくらい成長しています。
抱っこは甘やかす行為ではなく、親子の大切なコミュニケーション。
親子で肌と肌の触れ合わせることは、お互いの心を満たし、リラックスさせ、愛着関係を築いていくことに繋がります。
そして、こどもは受け入れられているという感覚とともに自立に向かっていく。
こうしてみると抱っこがもたらす効果はすごく大きいと感じます。
「大きくなったから抱っこは終わりね。」と言うのではなく、むしろ楽しむくらいの気持ちでコミュニケーションをとった方がより良い成長にも繋がっていきます。
沢山抱っこしてあげて、子育てを楽しんでくださいね。
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