どうも!保育士園長のまゆあです。
今回のテーマは「園長先生に若いうちからなる方法」です。
保育士として働いている方の中には「いつか園長先生になりたい」と思っている方もいると思います。
私もそうだった一人であり、結果として28歳の時に園長先生になることができました。
若いうちから園長職を経験するケースはあまりないかもしれません。
ですが、中には早く園長になりたいと思っている方の存在も耳にしますし、実際に私の法人の姉妹園で若い園長もいます。
ここでは若いうちに園長先生になる為の方法について、私の経験も交えて紹介します。
実際になると苦労もありますが、やりがいもあります。
園長先生を目指している方にとって参考になる内容ですのでぜひご覧ください。
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若いうちから園長になるなら株式会社
先日にこういったツイートをしました。
園長先生の業務を若いうちから経験したいのであれば、株式会社を狙ってみるのもアリかもしれません
あくまでも「経験してみる」という点だけですが
一度でも施設長の立場に立ってみると、保育への考え方や見方が変わってきます
それなりの覚悟も必要ですが#保育士 #保育 #園長先生の独り言
— 保育士園長まゆあ@園長先生×3児の父×ブロガー (@hoikushiencyo) December 22, 2019
私の経験からツイートをしたのですが、保育園の園長先生を若いうちから狙うなら株式会社が運営する保育園への就職が最短だと思っています。
かくいう私もそのパターンでした。
私は最初に就職した保育園に5年間保育士として働いていました。
その間に結婚し、こどもが産まれたのですが、妻の希望もあり引越しすることに。
転職活動をしたのですが、その中でいずれは園長をやりたいことを先方に伝えて活動を行っていました。
その結果、いくつかの株式会社さんから主任として働かないかという提案をいただき、今の会社に就職しました。
その後、主任として1年働き、姉妹園の園長になることができました。
その年の四月時点で28歳の時でした。
私の経験からも、若いうちに園長を経験するのは決して不可能な事ではないのがわかると思います。
なぜ株式会社運営の保育園を選ぶのか
圧倒的な施設数の差
まず挙げられるのは「施設数の差」です。
公立の保育園は多いですが、10年以上は保育士として働いた上に園長になる為の試験を受けて合格しなければなれません。
合格してもベテラン園長先生がいれば園長になる事ができません。
また、地域に根付いて長年保育園を運営している社会福祉法人などは沢山の施設を運営していないと思います。
一方の株式会社は複数都道府県に渡り、様々な形態で展開している所が多いです。
(もちろん単一都道府県内で展開している株式会社さんもありますが)
ちなみに100施設以上展開している株式会社を挙げてみると
・ポピンズ
・グローバルキッズ
・ニチイ学館
・ライクアカデミー
・こどもの森
などがあります。
50以上に広げてみてもかなりの数の株式会社の名前が挙がります。
そして、当たり前ですが施設の数だけ園長先生がいるわけですね。
保育園の数だけ園長先生が必要になるので、各法人は園長候補をどんどん育てていかなくてはならないわけです。
新規開園ばかり目が行き、肝心の「園長の質」をないがしろにしてしまうケースも耳にしますが、この記事を見てくださっているあなたはそうならない様に自己研鑽に努め、知識や技術の向上を心がけておくと良いと思います。
ちょっと横道にそれてしまいましたが、圧倒的な施設数の差は若いうちに園長先生になりたいと思う方にとっては有利に運ぶ事でしょう。
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施設数の多さはチャンスの多さ
施設の数だけ園長先生が必要になります。
しかし、今は保育士不足と言われている時代です。
簡単に園長候補が採用できたら苦労しません。
大体の保育園はそうだと思いますが、基本的には自社の中から園長候補と呼ばれる人材をリストアップすることになります。
リストアップされる為には、就職するときに「園長になりたい」という意志を見せておき、実際になれるように経験を積んでいくと自然と声がかかるようになります。
また、施設の数が多ければ、それだけ園長先生が交代する確率もあがります。
実際に私の例を紹介すると、転職する時に園長を目指している事を伝えたのは先に書いたとおりで、主任として入職しました。
その後、個人的には3年くらい主任として働きながら会社の事や保育の事、園長業務などを学んで次のステップと言う風に考えていましたが、翌年、姉妹園での園長就任を打診されました。
というのも、その園の園長先生が本社業務の方に異動されるという事で、ポストが空く事になり声がかかったというわけです。
一瞬不安がよぎり迷いましたが、
・ちょうど隣の駅の園だった事
・家から近くなる事
・収入も上がる事
・家族の為にも働く事
・何よりチャンスが巡ってきた事
上記の理由により園長になるチャンスをつかみました。
(もちろん、断る事もできたのですが…)
その後、事業拡大により園長先生から本社勤務に異動する人が増え、その分のポストが空く事により何人もの園長先生が外部から入職していきました。
チャンスが多いだけあって、沢山の人に声がかかる環境になっていたのです。
施設の数が多ければ、それだけチャンスが生まれるのもこれまた自然な事なのです。
新規開園による施設長候補の募集も狙い目
株式会社が運営する保育園の中には、新規開園をどんどんしている所もあります。
一気に数園もの開設を予定している株式会社さんも中にはあります。
今は小規模保育事業所や企業主導型保育事業など、運営の幅も広がっています。
そういった所を狙って就職活動をするのもアリではないでしょうか。
繰り返しになりますが、実際すぐに園長先生になれなかったとしても、
「私はいずれ園長先生になりたいです!」とアピールしておくことが大事だと思います。
やがては待機児童がいなくなると言われていますが、思ったより待機児童が減らないことから、完全にいなくなるまでには時間がかかると思われます。
それまでは施設は増加していくでしょうから、まだまだチャンスはあるでしょう。
株式会社の園長先生は何をする?
基本的にやることはどの保育園も変わらないです。
中には一部業務を法人本部で行っているところもあり、園長業務の負担軽減に繋げている法人もあります。
現場の管理は園長先生に委ねられていると思います。
ですので、現場をうまくまとめあげて質の高い保育を実現していく事が最大の仕事になるでしょう。
特に大事なのが「マネジメント」です。
・質の高い保育を提供できているか
・職員の業務に偏りはないか
・負担の大きい事をさせていないか
・職員間の関係は良好か
・リスクになる様な事は無いか
挙げればキリがないですが、こうしたことはどの運営形態の保育園でも行われている事であり、行うべきことであります。
株式会社が運営する保育園は認可保育所だけでなく認証保育所やナーサリールーム、企業主導型保育事業所など形態は様々です。
規模も小規模から大規模まで様々ですが、小さいから・大きいからといった理由でマネジメントがおろそかになる様な事態を起こしてはならないと思います。
マネジメントができれば、園長先生としての第一歩はしっかりと踏み出す事ができます。
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園長先生を経験すると景色が変わります
「立場が人を作る」
よく聞く言葉ではないでしょうか。
繰り返しになりますが、私自身園長先生になりたいと思っていても、自信があったわけではないです。
今でも自信があるかといえば「うーん」となってしまいますが(笑)
しかし、不安な気持ちを抱えながらも園長先生として現場の指揮をとったり管理をしていく中で園長業務のおもしろさも感じました。
・園のトップとしての責任感
・子ども達の命を預かる意識
・職員が育つのを見守る嬉しさ
などなど
一度園の責任者として保育園を見てみると、一保育士時代には気付けなかった事にも気付くことができます。
また、考え方も変わっていきます。
全体を見ながら運営を行っていかなくてはならないので、自分だけの意見で物事を進めるわけにはいかなくなるのです。
そこを上手く割り切りながら良い方向に持っていかなくてはならないので
・空気を読む力
・相手に物事を伝える力
・事務の処理能力
・人の意見を素直に傾聴する力
・とっさの時の判断力
など、沢山の力が必要になります。
最初はどれもが欠けてしまっているかもしれません。
ですが、徐々に成長していくのも事実です。
諦めたらそこで試合終了になってしまいますが、常に向上心を持っていれば乗り越える事ができますよ。
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若さゆえの苦労はもちろんある
もちろん園長先生になるには苦労もあります。
例えば「年上の職員に対しての接し方」
園長先生として指導する事も時にはありますが、その時に相手にきちんと伝えられるかが課題になってきます。
また、「信頼を得られるか」と言う点も大事になってきます。
若さゆえに経験が不足していたりすると、説得力が伴わなかったりします。
それゆえに信頼を得られず、自分が居づらくなってしまう事だって考えられます。
上記の苦労は一例ですが、何か大きなトラブルに直面すると、時に苦しく大変な事もあるでしょう。
私も最初は苦労しましたし、辞めたいと思った事もありました。
しかし、時間が経つにつれて園長業務の楽しさを感じ、園長先生としての経験を積む中で辞めたいという気持ちも消えてきました。
何事も最初は辛く感じます。
ですが、諦めずに1つずつコツコツ積み上げることで園長先生としてのレベルアップが図れるでしょう。
ぜひこの辺は私自身の経験をまとめたnoteも参考に見ていただけたらと思います。
ワンコインでサクッと読めますので1冊お手元にどうぞ。
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園長先生を経験するなら株式会社を検討してみよう
若いうちに園長先生になる為の方法についてここまで書いてきました。
実際に若くても園長先生になることは十分に可能です。
もちろん、苦労もありますが、それを乗り越えると園長業務が楽しくなってきます。
実際になって見ると不安も大きいかと思います。
しかし、それ以上に良い経験ができると思います。
園長先生になる事自体は中々経験できる事でもありませんので、チャンスがあればつかんでも良いのではないでしょうか。
さて、園長先生の求人ですが、ネットで探してみると様々なサイトが存在しています。
特徴はそれぞれですが、いくつか紹介していきたいと思います。
まずはご存知の方も多い「マイナビ保育士」です。
マイナビは多方面に転職支援サイトを展開していますが、その中の保育士の転職に焦点を当てたサイトです。
認知度も高いので利用した事のある方も多いのではないでしょうか。
求人の数も多いので、気になる求人があれば登録してチェックしてみましょう。
「きらぽんJOB」
株式会社モード・プランニング・ジャパンが運営するサイトです。
こちらはよくある人材紹介を行うのではなく、登録後のスカウト方式を採用しています。
また、サイト内で各保育園の採用担当と直接チャットができるサービスを実装しており、電話での勧誘がないというのが良い点です。
転職サービスの中では新しいサービスになりますが、サイト内で応募から内定まで完結するので非常に楽と言えます。
登録は無料ですので気軽に登録するのもアリだと思います。