良い認可保育園を選ぶ5つのポイント!現役園長先生が解説します【2023年度版】

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子どもを預ける母親

どうも!保育士園長まゆあです。

最近、保活という言葉が定着してきました。
保育園に預けて働こうと考えている方は年々増えています。

女性の社会進出により共働きの家庭も多くなりましたので、
これからも保育園に預けて働く家庭が増えていくことが予想されます。

ところであなたは保育園を探す時にどんなポイントに着目しますか?

保育園選びでは、保育内容、家からの距離、雰囲気など、見るべきポイントは沢山あります。

ここでは、認可園、認可外施設両方の園長を経験した私なりの視点で、「良い保育園の見分け方や選び方」を紹介していきます。

皆さんの保育園選びの参考になれば幸いです!

※なお、掲載情報は執筆時点での最新情報です。
常に更新を心掛けていますが、情報が古くなっている可能性もあるので、
更新日の確認と、最新情報の収集も欠かさずお願いします。



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ポイント①認可園でも情報収集と見学は必須

まずは基本と言えるのが情報収集と見学です。

希望する保育園の保育内容、預かり人数、家からのアクセス、周辺環境がどうかを確認します。

認可園は国の基準を満たした保育施設です。
保育士の人数や広さなどは基準を満たしていると考えられます。

ただ、基準は満たしているし、保育の質も高いと思っていても、実は諸般の事情で保育士の人数に余裕がなかったり、設備が不十分なケースも中にはあるのです。

保育士園長まゆあ
認可園だからと言って見学もせずに安心していると、「あれ?思ってたのと違うぞ」と感じる結果に繋がります。

認可保育園ですら、保育士の大量離職が起こっています。
ですので、園の実情をしっかり中に入って確認した方が良いです。

保育士園長まゆあ
見学は必須と考えたほうがいいですね。

また、見学の際は複数人で見学すると良いと思います。

平日しか対応できない保育園もありますが、うまく時間を作って見に行くことが保育園選びには必要なことです。

複数で見学をすると、それぞれの視点で見学する事ができます。
様々な点に気づくと思いますが、気になる点はどんどん質問してみるのも良いですね。



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実際に見学に行くと

○思ってたより広くて良さそう

○ちょっと思ってのと違った

○この園の雰囲気いいな

などといろいろな感想を持つはずです。

私も園で見学対応をしていると、保護者の方から色々と感想を言われます。
良い感想もあれば、その方の期待に添えない意見もあります。

その際に私は

「園もひとつ違えば全然違いますので、百聞は一見に如かずですが沢山見てみてください。そして、ご家庭の生活スタイルにあった保育園を中心に考えてみてくださいね。」

と伝えています。

本当に園によって特色が全然違うので、選ぶのは中々難しい事です。

ですが、保育園に預けるという事は、その後の家族の生活に大きな変化が生じます。
後悔しない為にも情報収集と見学は必ず行いましょう。

保育士園長まゆあ
ごくたまにですが、見学の時間が取れない為に見学なしで申し込む方がいますが、あまりおすすめはしません



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ポイント②家からのアクセスは最重要事項

家から保育園までのアクセスのしやすさは、保育園選びの最重要事項です。

もちろん保育園の方針や雰囲気も大事です。
子どもの一生に関わってくるところですからね。

ですが、家からのアクセスが悪い園だと、正直言って預けるのが大変です。

見学を受けていると「少しくらい遠くてもまぁ来れるかなぁ」という方が結構います。
しかし、この時に考えておきたいのが「天候が最悪の時の送迎」です。

保育園に預ける前、大体の方は晴れの日の送迎を想定しています。

では、晴れの日以外でも変わらず送迎できるでしょうか?

梅雨は雨が長く続き、
夏はカンカン照りの中の送迎、
冬は寒さとの戦い&雪が降る可能性もあります。

このような状況の送迎は正直億劫になるとでしょう。

通い始めたけどやっぱり遠くて転園しますというケースは実際にもあります。

私が勤めていた園でも転園していかれたケースがありました。

家庭のスタイルに合った保育園選びには、こういうポイントも含まれます。

保育園への送迎は毎日行うものです。
その送迎にストレスを感じるようだと、続いていきません。

保育士園長まゆあ
長い方では6年近く送り迎えする計算ですからね

短期ではなく長期的な視点で考えることが、保育園選びのポイントにもなります。

その時に家との距離というのはとても大切な指標の一つになるのです。



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ポイント③どんな保育士がいるか知る

見学の際は、「園内の保育士の様子」もしっかりと確認しましょう。

実際に保育園に預けると、子どもの面倒を見てくれるのは担任の保育士が中心になります。
保育士不足と言われている中、頑張って働いている保育士の様子を見てみてください。

園見学があると、大抵の保育士は笑顔で挨拶をしてくれたり、案内をしてくれるはずです。
園にとって見学に来る方はお客様なわけですから、これらは当たり前の対応です。

これらができてなかったら、その園の質が疑われます。

また、見学対応する職員以外の、保育に入っている保育士の表情、言葉づかい、行動もチェックしてみましょう。

〇なんか暗そうに保育している

〇言葉づかいが乱暴に聞こえる

〇子どもがあまり近寄らない

こんな保育士がいたら要注意です。

事実、人前であってもそんな保育を行う保育士はいます。
そのような保育士に預けたいと思うでしょうか?

きっと預けたくないと思うと思います。

保育士園長まゆあ
私の園では、保育士自身が預けたいと思える保育をしてくださいと指導しています。
もちろん、人それぞれ考えや感じ方は違うと思うので一概に言えませんが、
自分が預けたいと思える園=魅力的な園になる可能性が高いという考えからです。

保育士の保育の仕方はそれぞれですが、疑問が生じたら見学対応をしている方に質問するのもいいかもしれませんね。

貴重な意見として、保育園が成長するきっかけになるかもしれません。



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ポイント④安全・防犯や衛生面の対策がされているか

子どもを保育園に預けるなら、安全面・衛生面がしっかりしている園の方が良いですよね?

ですので、保育園としてどんな対策を講じているかを聞いてみましょう。


〇実際に災害が起こった場合どのような対応をとるのか
(避難場所や避難経路を考えているか)

〇備蓄はどれだけあるのか
(万が一園内にとどまった場合の対策)

〇不審者対策は行われているか
(園によっては不審者対策訓練を行っているところもある)

〇防犯対策はどんな事をしているか
(玄関の鍵、防犯カメラなどセキュリティー面での対策)

〇戸外活動時に注意している事はあるか
(園児の飛び出し、戸外活動時の災害対策など)


などを聞き、具体的な回答を行った園ほど意識高く行っていると言えるでしょう。

また、ちょっとした所だと危険な場所にクッションシールやガードを貼って怪我防止に努めているかや、階段がある園はそこに転落防止策がなされてるかなど、保育園の事故対策もチェックしたいポイントです。

また、衛生面では水回りや高いところのほこりなどを見てみましょう。

水回りが不衛生だと、感染症の危険性が高まります。

また、ほこりが溜まっている部屋だと空気が悪くなりがちです。
喘息など呼吸器系の疾患がある場合は気になると思います。

細かいところにも手が行きとどいているかは重要なポイントの一つです。



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アフターコロナにおける感染症対策

アフターコロナにおける感染症対策がどうなっているかは、保護者の方として気になるポイントだと思います。

2020年以降はコロナウイルスが大流行し、保育園も休園や登園自粛などの対応を迫られました。
また、感染症の猛威と比例するように、感染症対策も意識も年々高まりました。

その後、2023年に新型コロナウイルスの分類が2類から5類になったことを踏まえ、今は保育園でも感染症対策を緩和していることが多くあります。

ただ感染症対策をしすぎてこどもたちの免疫力が落ちているという話もあり、今後は従来通りインフルエンザやヘルパンギーナなどの感染症が流行る事が予想されます。

なお、コロナ対応では、子どもたちや保護者に寄り添えていない事例も見受けられました。
感染症拡大時の対応も保育園を選ぶ時の参考にしてみてください。



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ポイント⑤保育園の保育方針が合うか

保育園の方針が合うかは、保育園選びの一つになります。

・こどもにどういった経験を積んでほしいか
・どんな内容の保育をしているか
・教育面など保育サービス
・保育者のこどもへの接し方  などなど

例えば、沢山遊んでほしいのに教育面ばかり充実して遊びの時間が少ない保育園に預けるのは方針が合わないと言えると思います。

少なからず保護者の立場としてこどもに対する想いはあると思います。
それに反した方針の保育園に預けるのはストレスやトラブルのもとになりかねません。

保育園の方針はそれぞれ異なります。
沢山園見学をする中で、ぴったりの園が見つかると良いですね。



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良い認可保育園の選び方や見分け方はこれでバッチリ!

いかがでしたか?

認可園は市区町村が入所の決定をします。
その為、必ずしも自分の希望の園に入れるとは限りません。

ですが、申請する段階で計画的に希望をかかないと、その後の生活に大きな影響が出てきてしまう可能性もあります。

入園激戦区ではそうも言っていられない事情もあると思いますが、それでも闇雲に書いてしまうのは得策ではありません。

念入りに希望を考え、納得したうえで申請すれば、少なくとも後悔することは避けられます。

それぞれのポイントを参考にしながら、こどもと保護者、家庭に合った保育園が見つかるといいですね!

保育士園長まゆあ



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