どうも!保育士園長のまゆあです。
今回のテーマは「保育士の残業・持ち帰りについて」です。
・残業や持ち帰りをしない為の工夫を知りたい方
向けへの記事になります
保育業界はとても残業や持ち帰りの仕事が多い業界と言われています。
特にサービス残業が横行し、終業時間が過ぎても作業をする為に残っていたり、
保育に入り続けているいるケースがあります。
こういった状態はあまりよくありません。
働きづらい環境になるだけでなく、離職の原因にもなりえます。
ここでは保育士が残業や持ち帰りをしない様に私が行っている事を紹介していきます。
みなさんにもできる事があると思います。
ぜひ、保育園で取り組んでみてください。
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保育士が残業・持ち帰りの仕事をしていませんか?
保育士のみなさん
残業や持ち帰りの仕事をしていませんか?
保育士の仕事量はとても多く、業務時間内に終えられないことが良くあります。
そんな環境で勤務しているとだんだんと感覚がマヒしてしまい、残業や持ち帰りの仕事が当たり前のように思ってしまうのです。
SNSなどを見ていると家で仕事していることを悩みとして投稿したり、不満を漏らす方も中にはいます。
みなさんの悩みの種になっていますね。
そんな残業や持ち帰りの仕事は減らしていきたいのが保育士さんの本音だと思います。
残業や持ち帰りの仕事は保育士を疲弊させます
残業代がでるならまだ良いのかもしれませんが、保育士さんの中にはサービス残業をしている話をよく耳にします。
仕事を持ち帰った場合、その分の賃金が支払われることはありません。
ただ働きは精神的な負担が生まれやすいです。
それに、プライベートの時間を削って仕事をするので、リフレッシュしたり疲労回復する時間がなくなっていきます。
そうなってしまうと徐々に疲れがたまっていき、精神的な疾患になってしまう、退職の道を選ばざるを得ない事だってあります。
保育士が残業をしない為の事例を紹介します
書類を簡略化する
まずは書類についてです。
保育園の書類はいくつもの種類があり、年案や月案など保育の基本となるようなものから、
避難訓練などの訓練記録、事故簿などの重要な書類
会議などの議事録など様々です。
書類は実際に書くことで書く力が身につきます。
一方で書く量が多いことで保育士の負担が多くなっている側面もあります。
この書類を簡略化する事ができれば作業量も減らせますよね。
例えば10人のクラスで一人につき5分かかる量の書類を3分で終えられる量に減らしたら単純計算で20分時間が作れる事になります。
こうして考えていけば意外と時間を作れませんか?
時間ができれば残業しなくたって良くなるかもしれませんよ。
行事内容の見直し、削減
行事内容の見直しや削減も残業しない為の工夫になります。
長年同じ行事を行っている保育園もあると思いますが、子どもや職員は毎年変わります。
その年に合わせて内容を見直したり、不要に思う行事は思いきってやめるのも一つの手です。
行事をやめることにより、保護者からの批判が上がる可能性もありますが、
理由をしっかり説明すれば納得していただけます。
この辺は普段からの信頼関係がモノをいいますね。
保護者参加型行事をひとつ減らすだけでも負担感は全然違います。
また、行事にかかわる製作なども、簡単にできるものでも十分だと思いますし、
普段の保育の中で子どもたちと一緒に作るのもありだと思います。
毎年同じ流れで行事を行うと慣れてしまい、惰性で行っているようなケースがあります。
私も何度か異動をしましたが、行く先々で「これは本当に必要な行事なのだろか」と思い、行事をやる意味やねらいを聞いています。
もちろん納得行く理由であればゴーサインを出すのですが、保育士が負担に思っている行事であれば内容の見直しや取りやめの判断もしました。
今所属している園でも同じですし、これからもそうするでしょう。
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シフトなど職員体制の見直し
職員体制の見直しも有効な策です。
とはいえ、人数に限りがありますから、できる事は限定的かもしれません。
しかし、少しでも楽にシフトを組むことができないかは常に考えていく必要があります。
・子どもの人数に合わせ他配置
・少しでも残らないで保育できる配置
など
意外と見落としていたり、保育のやり方次第では改善できる事も多いです。
みんなで確認しながら探っていくと良いと思います。
作業量の把握と割り振り
保育において、子どもの保育以外の仕事が全くないという状態はまずないです。
何かしらの仕事は常に抱えているはずです。
保育の仕事は目に見えて量がわかるものではありませんので、それを見える化してあげる必要があります。
仕事量が目で見てわかれば誰に負担が偏っているのかがわかります。
それがわかれば誰に仕事を割り当てて行くのかが全員わかるようになります。
仕事が特定の人に集中してしまうと、その人は残って仕事をしたり、持って帰って完成させたりという事が多くなります。
こういった取り組みも良いと思います。
定時になったらお互い声をかけあう
基本的には終業時間が来たらそこで仕事はおしまいです。
退勤してもオッケーになりますが、新人保育士さんは定時になっても先輩に遠慮して帰りづらいといった事が起きがちです。
こういった時に先輩が率先して声をかけてくれると帰りやすくなりますよね。
ですので、積極的に声をかけてあげるべきなのです。
私の園では定時になったら先輩後輩関わらず声を掛け合うようにしています。
定時になったら残っている仕事を引き継いで帰れるようにしています。
こうして意識付けを徐々に行っていくことで、時間に対する意識が上がり、
定時までにやり切ろうとするようになります。
避けなくてはならないのは悪循環に陥る事
人間というものは慣れる生き物です。
環境に馴染んでしまうとそれが当たり前だと言うふうに思ってしまいがちです。
何となく言っている意味はお分かりいただけるかと思います。
・今あがるのはきついから黙っていよう
・あがったら先輩から何か言われるかな
など、ちょっとした意識が残って仕事をすることを正当化してしまい、
それが当たり前になってしまうと常に残ってしまう環境になります。
これが悪循環になってしまいます。
悪循環のままいくと働きづらい環境になってしまいます。
仕事量を工夫したり、今までのやり方を変えるなどできる限りの事を行ってみましょう。
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残業問題は園長先生や経営陣が本気で取り組むべき問題
これらの問題はいち保育士の力だけで解決できる内容ではありません。
園長先生や保育園を経営している人が環境を整えていかなければならない問題です。
園長先生や経営する方の中には、保育士の事を考えない方や、利益重視で人件費をかけない方がいるのも事実です。
こういった状態では良い労働環境を作る事ができません。
運営に携わる方の意識改革は絶対に必要だと思います。
本気で問題に取り組んでいけば、解決できる事も多いのではないでしょうか。
残業0だって不可能ではないのです。
もちろん、保育士さんでもできる事はあるので、みんなで頑張るイメージを持ちたいですね。
残業・持ち帰りなしを目指していきましょう
残業や持ち帰りの仕事をしなくても良い保育園って素晴らしいと思いませんか?
もしかしたらそんな保育園は少数なのかもしれません。
しかし、みんなが理想とする保育園の一つだと思います。
良い保育園にしたいという気持ちのある方が一人でも多くなり、やがてそういった考えが主流になると良いなと思っています。
今はまだそんな雰囲気はあまりありませんが、働き方改革などで言われている通り残業に対して対応策を練る所が増えると思いますので、保育園でも残業を減らしたり、持ち帰らない為の工夫をしていかなければならないでしょう。
すぐに減らしたり無くす事は難しいかもしれません。
ですが、実際に取り組んでいくことが大事ですし、変えようとする意識が大事なのです。
みなさんで力を合わせてできる限りの事を行っていきましょう。
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