どうも!保育士園長のまゆあです。
今回は「中堅保育士の悩み」について書いていこうと思います。
保育士として経験年数を重ねていくと、中堅保育士と呼ばれるようになってきます。
私は保育士として働きはじめて14年目になりますが、全体的な年数で言ったら私も中堅保育士の部類に入るでしょう。
さて、そんな中堅保育士ですが、園運営を円滑に進めていくためには必要不可欠な存在であります。
一方で、新たな壁にぶつかることも多く、悩みが尽きないといった特徴もあります。
ここでは中堅保育士ならではの悩みについて書いていきます。
少しでもみなさんの肩の荷がおりる様な内容になればと思います。
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中堅保育士は園運営の鍵を握る存在
どんなベテラン保育士も初めは新人保育士でした。
新人時代を頑張って乗り越えて、中堅保育士になり、やがてベテランと呼ばれる領域に入っていきます。
中堅保育士は園の職員構成によって違いはあるものの、概ね3年目以上の保育士が中堅保育士と呼ばれているケースが多いと思われます。
私の園は株式会社が運営していますが、全体的な経験年数や在籍年数が短いため、3年目からは中堅保育士の扱いになっています。
もちろん、ベテランさんが多くいる園では10年くらいたってようやく中堅の扱いになるケースもあるようです。
私は、中堅保育士は園の運営において鍵を握る存在だと思っています。
色々な役割を経験できますし、もっとも伸び代があるからです。
継続して勤務してくれている存在がいるだけで頼りになりますし、仕事の割り振りもしやすくなりますからね。
円滑な園運営には欠かせない存在なのです。
一方で沢山の悩みを抱える時期でもある
一方で沢山の悩みを抱える時期でもあります。
なんでもそうだと思いますが、ステップが上がるにつれて新しく取り組むことが増えてきますよね。
その中には得意な事もあると思いますし、反対に苦手なこともあるでしょう。
これから自身も成長していかなくてはならない中、他人と関わる機会もすごく増える中で、思い描く理想と現実のギャップに悩まされることも多くあると思います。
私も3年目以上になって後輩指導をするとなった時に、うまくいかないなと感じることが多かった記憶があります。
教えるのって難しいですよね。
あの時こうすべきだったかなと今なら思えますが、当時は毎日必死だったので余裕はなかったです。
SNSを見てても、中堅保育士の方と思われる方が悩みをこぼしているのでほとんどの方が同じような気持ち抱いている事が分かります。
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中堅保育士が陥りやすい悩みはなに?
悩み①後輩をうまく指導できない
中堅保育士の役割の一つとして、後輩指導が挙げられます。
この「指導すること自体」が悩みになることは少なくありません。
他人に教えるほど知識が深くなかったり、どのように伝えていいのかわからなかったりと理由は様々です。
人生において若いうちは教わることの方がほとんどだと思います。
逆に若いうちから人に教える方法を学ぶという機会は少ないのではないでしょうか。
今まで教えてもらう立場だったのに急に教えてあげてねって言われても「どうやって教えるのさ」となる方もいると思います。
実際、私の園で勤務している中堅クラスの保育士が、新人指導に苦労している姿を見ています。
伝え方やタイミングなどで困っていたようで、特にどのように伝えるかという点で言葉選びに苦心していました。
悩み②人間関係に悩まされる
中堅保育士は時として人間関係に悩まされます。
なんでもそうですが、真ん中のポジションにいる人は間に挟まれがちになりますからね。
上からは言われ、下からは陰で言われ、どっちつかずになる事も珍しくありません。
どっちの味方なの!?と言われかねないケースもあると思います。
そう言われると辛いですよね。
嫌われたくないという意識も働きますからね。
私も1年間だけ主任をしていた時代がありますが、その時も園長の話を沢山聞く一方で、下の職員から園長の不満を聞いたりとか、職員の愚痴を聞く事が多かったです。
園長と職員の人間関係が悪化してしまった時は、どのように立ち振る舞っていくか非常に悩みました。
悩み③自分の時間が取れなくなる
中堅保育士は上司からも後輩からも相談などをされやすいポジションです。
頼られている感覚は嬉しいものがあると思います。
その反面、自分の時間を他人に割くことも多くなるので自分の時間がとりづらくなるという事も起こります。
相談一つとってみても、話をしっかり聞くには相応の時間が必要になりますからね。
時には休憩中だったり、退勤後だったり、休日だったり…
他人を優先するあまり、自分のやりたいことを後回しにしてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
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悩みを解決するためには
一緒に成長する意識を持ってみる
自身もこれから成長していく所に、解決できない様な新たな課題ができてしまうと精神的に支障をきたしてしまう事もあると思います。
そこで無理してしまうのは絶対に避けるべきです。
そういった時に意識したいのが「一緒に成長する意識を持つ事」。
「教えようとする」とうまくいかない事も多いですが、考え方を変えて
「一緒に学んでいく」
というやり方であれば無理が無いのではないと思います。
お互い経験が浅い状態であれば、お互いが高めていく方法を模索した方が良い影響を与えられます。
もちろん、教えてあげられることは教えていくと良いと思いますし、先輩が学ぼうとする姿勢を見せる事で後輩はついていきやすいのではないでしょうか。
共に成長してく意識を持つことで人間関係も円滑になり、最終的には良い保育園づくりにもつながっていくと思いますよ。
時には気持ちを素直に話すことも必要
中堅保育士になると誰もが何かしらの壁にぶつかります。
今までになかったような感覚に陥る事もありますし、考え込む事もあるでしょう。
無理して期待に応えようとしがちですが、ため込まないのも必要な事です。
相談にのる時間がなかったり、自身に余裕がないときは状況を素直に打ち明けるのも一つの方法になります。
何でもかんでも受けてしまっては身も心も持ちません。
時には相手にも自身の状況を伝えることも必要な事です。
相手も状況を理解してくれれば、無暗に相談されることも減るでしょう。
相談される側になる時期ですが、こちらもまだまだ相談していい時期でもあります。
気持ちを素直に話してみましょう。
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壁に向かって根気よく取り組んでいこう
中堅保育士クラスになると、今まで経験しなかったことを行うことが増え、悩みも尽きなくなります。
辞めたいなという気持ちになる事だってあるでしょう。
人間、壁にぶつかったら逃げたくなるのが普通ですからね。
一方で、頼られることも多くなり、やりがいを感じる事も多くなる頃でもあります。
ステップアップするにつれて成長している自分にも気づけると思います。
悩むからこそ解決したときは保育士として更に成長すると思います。
壁を乗り越えるのは容易ではないかもしれません。
しかし、時間をかけて根気よく取り組んでいけば光は見えると思います。
私も沢山悩みました。
時間はかかるかもしれませんが、良い方向に向かっていくと良いですね。
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