【2020年度版】良い認可外保育園はこんな園!現役園長が教える7つの見分け方と選び方

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積み木で遊ぶ赤ちゃん

どうも!保育士園長まゆあです。

今回のテーマは「良い認可外保育園の見分け方と選び方」です。

この記事は
・認可外保育園への申請を考えている方
・良い認可外保育園の見分け方や選び方を知りたい方向けへの記事になります。

保育園選びをするときに、ほとんどの方が認可園への申請と共に、認可外保育施設との併願を考えると思います。

待機児童が多い地域では認可外保育施設も視野に入れないと預け先がないという状況が生まれてしまう可能性があるからですね。

一方、認可外施設は保育の質や保育士の人数などが心配だという声も多いです。
事実、見学にきた方のほとんどがこの点を気にします。

ですが、認可外保育施設の中には認可園以上に基準を気にしたり、保育に力を入れている園も少なくはありません。

悪いイメージを持って見学に行くと、思ったより良くて驚いたという話もよくあります。

ここでは認可外保育施設を検討するときに少しでも良い保育園が見つかるお手伝いができるよう、認可園も認可外施設の両方の園長を経験した私なりの視点で見分け方や選び方を紹介していきたいと思います。

※なお、掲載情報は執筆時点での最新情報です。
常に更新を心掛けていますが、情報が古くなっている可能性もあるので、
更新日の確認と、最新情報の収集も欠かさずお願いします。

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ポイント①認可園以上に情報収集し、見学をしよう

認可外保育所を選ぶ際は認可園以上に情報の収集を行いましょう。
施設のホームページがあればまずは隅々まで見てみることをおすすめします。

また、インターネット上には口コミが書かれている事もあるのでそれも確認します。
ただし、ネットの口コミは真実でない事もあるので、あくまでも参考程度にとどめておくのも必要なことです。

そして、保育方針や職員の数、保育室の環境を確認して実際に見学をします。

認可外保育所は国の基準を満たしていない保育施設の総称です。
ですので保育内容や設備面で認可園より劣る可能性があります。

一方、認可外保育施設であっても認可園に負けないような保育内容だったり、設備がしっかりしているところもあります。

これらはネットなどの情報だけでは分かりませんので、見学を必ずしましょう

また、各市区町村の保育課も各施設を巡回しているので、担当の職員に聞いてみるのも良いと思います。

個人情報保護の面や防犯面から、どこの保育園も保育室は外から簡単に見る事ができないようになっていると思います。

なので、中に入ってみると意外と設備がしっかりしている、充実した保育を行っているなど、良い意味で期待を裏切ることもありますので、時間が許す限り、沢山の保育園を見てみるといいでしょう。


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ポイント②職員の人数や保育士有資格者の割合

認可保育園は保育士が100%でないと保育が行えません(プラスで多く配置する職員は資格なしでもOK)

それに対し、認可外保育所は施設によっては有資格者が50%以上でOKの施設もあります

お母さん先生など、子育て経験を活かす先生もいますが、単にアルバイトで働いている方も中にはいます。

いまりちゃん
お母さん先生も悪くはないですが、専門性を兼ね備えた資格を持った方に預けたいと思うのは保護者として当然の考えですよね。

ですので、保育士資格を持った人がどれだけいるかは必ず聞いておきたいポイントです。

また、園児1人に対して保育士(職員)がどれだけいるかも確認します

市区町村によって多少異なる部分はありますが、国基準だと

〇 0歳児…園児3名に1人

〇 1、2歳児…園児6名に1人

〇 3歳児…園児20人に1人

〇 4、5歳児…園児30人に対し1人

という基準があります。

自治体によっては国基準よりも厳しくしている園もありますが、その基準にのっとって計算すると、その園が職員に余裕があるのか、そうでないのかが分かります。

よく、職員の総数で余裕があるように答える施設もあるようですが、
職員も土曜日出勤があると平日に振り替え休日が発生する事もあります。

その為か、平日余裕がなさそうな保育園も見受けられますからね。

そういった所も考慮してしっかり保育士を配置している園を選びたいですね。


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ポイント③子どもの過ごしている場所に注目

保育室内
認可外施設の場合、ワンフロアーで保育を行っているケースがあります。
その場合、子ども達がどう過ごしているのか、その場所を見てみましょう

認可外施設であっても、0歳児クラスでハイハイしている様な子どもは、他の園児と分けて過ごす必要があります。

ほふくスペースを用意できていれば良いのですが、全員が同じスペースにいるとなると、衝突などの危険が伴います。

ワンフロアーであっても、しっかりと区画されていれば良いのですが、そうでない場合は怪我などのリスクが上がるので気をつけたいポイントです。

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ポイント④安全面がしっかりと考慮されているか

認可外保育施設であっても安全面をしっかりと考えている施設は多いですが、設備は認可保育園程ではない事も多いです。

経営がしっかりしている所だと、事故があった時の為にカメラを設置していたり、防犯対策として玄関のオートロックを導入している所もあります。

また、命を守る為にAEDを導入している認可外施設もあります。

どういった設備があるのか、子ども達の安全を守るためにどんな事を行っているのかも確認したい所です。

また、午睡中の対策がしっかりなされているかも重要です。

ニュースでも取り上げられることがありますが、認可外保育施設で午睡時の死亡事故が発生した際

〇子どもから目を離していた

〇午睡中のチェックをしていなかった

〇保育士単独で見ていた

〇必要な蘇生措置がとられていなかった

など、対応に不備があったところが多いです。

しっかりと午睡中に保育士が配置されいるか、身体を触って呼吸の確認をしているか、緊急時の対応はどうしているのかを聞きましょう。

もちろん、預ける以上は認可園でも認可外施設でもリスクは同じです。
ですが、どこの施設であっても安全面の対策を聞かれたときにきちんと答えられる施設ほどリスク対策を行っているものです。

一方で、死亡事故は認可外施設の方が起きやすいというデータがあるのも事実です。

保育士園長まゆあ
大切な我が子を預ける訳ですから、安全面に気を使っている施設を選びたいものですね。
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ポイント⑤認可園に負けない独自色があるか

認可保育園にも負けないアピールポイントがあるかどうかも認可外保育所を選ぶ時のポイントになります。

アピールポイントの例
〇英語レッスン
〇リトミック
〇知育教室
〇ダンス教室
〇習い事の送迎

もちろん、認可園以上の保育を行う事を特色としてアピールする園もあります。

なぜ、認可外保育施設がこういった事を行うかと言うと、認可園は市区町村が入所の決定をし、各園に希望者を割り振るのに対し、認可外施設は自分たちで園児を集めなくてはならないからです。

保育士園長まゆあ
子どもを持つ家庭に対して、何かしらのアピールをしないといけないということですね。

待機児童が多い地域ではとにかくどこでも良いから預けたいという親も多いので、園児獲得のチャンスは大きいですが、あまりいない様な地域だとしっかりとアピールしないといけないという事情があります。

一方で認可外施設で小さな所だと、行事をやらない、製作すらやらないという園があります。
極端な表現だとただ預かるだけと言わざるを得ないような保育園もあります。

こういった園は保育に力を入れていないと思われます。

もちろん、保育士の負担軽減など、きちんと理由がある場合もありますので、確認する事をお勧めします。

保育士園長まゆあ
その園でどういった事に取り組んでいるのかはしっかりと確認したいですね。
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ポイント⑥入所までの流れを確認する

入所までにどんな手続きを踏めば良いのかは確認しておきたいポイントの一つです。

認可外の施設の入所決定方法はいくつかありますが、主要なところとしては

〇先着順で案内

〇抽選(という名の保育園側の選別)で案内

〇入園金を支払った人から順番に

〇1か月分の保育料を先払い

などが挙げられます。

また、その後入園の面談や説明会などが行われる場合がほとんどですので、入園が決まった場合に備えてスケジュールを空けておくようにしておくとスムーズです。

併せて必要な書類や持ち物が無いかもチェックしましょう。

この際、お金を早く払う様に言ってくる園は気をつけたほうが良いです。

認証保育所など、ある程度自治体から補助金を受けている施設であれば単純に早く園児の確保をしたいという意図が見えますが、純粋な認可外の施設だと経営状態がひっ迫している可能性もあります。

様々な理由はあれど、急に閉園してしまう施設も結構あります。
払い損にならないように気をつけたいものです。


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ポイント⑦包み隠さず答えてくれるか

保育園は様々な守秘義務が課せられていることが多いので、個人情報に繋がる様な事を話す事はありませんが、それ以外の所であまり質問に答えてくれないようだと不信感に繋がります。

例えば

〇保育内容

〇子どもたちの様子

〇職員配置

〇どんな遊び、おもちゃ

〇給食の内容、量

これらは子どもたちの個人情報に繋がらないような事です。

それをあまり答えてくれないようでは、何かを隠していると疑いたくなってしまいます。

また、子どもたちの遊んでいる様子を見せられないということは、保育や職員に問題がある可能性もあります。

もちろん、園側としても理由はあると思いますが、疑われるような事をしない園の方が良いと私は考えます。


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企業主導型保育事業所はどうなの?

平成28年度から企業主導型保育事業所という新しい形の保育園が運営されるようになりました。

様々な企業が参入しやすい為、待機児童解消解消の一手として期待されました。

しかし、保育園運営に不慣れな企業による質の悪い保育や保育士の大量離職、ニーズに合わない地域での建設など問題点が多発しているのも事実です。

企業主導型保育事業所も認可外保育施設にあたります。
では、選択肢としてどうなのかと考えた場合、私はアリだと思います。

ですが、運営元の見極めも大事です。
他にも認可園などを運営している様な所だと安心感は高いでしょう。

悪い報道がされると全体のイメージが良くなくなりますが、それに惑わされずに自身の目でみて選ばれると良いと思います。

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コロナウイルス対策はどうだったか

コロナウイルスへの対策はどこの保育園でも苦慮しています。
もちろん、認可外保育施設に関しても同じ状況です。

しかし、補助金の交付が約束されている認可保育園とは異なり、補助に乏しい認可外保育施設に関しては、保育料の返還に関してシビアな面がありました。

認可保育園では保育料を日割りで返還(充当)するケースがほとんどです。
しかし、認可外施設は返還してもその分の補填が受けられ無いため、経営状態によっては保育料が返せないというケースもありました。

独自で家庭に保育料の補助を出す自治体もありましたが、全国にその輪が広がっていないのが現状です。

今後、第2波、第3波が来て再び緊急事態宣言が発令されたときに、同じような対応になる可能性は捨てきれません。

国としても制度を作成してほしいところですが、今のところその動きは見られないので、今後の動向にも注目していく必要がありますね。

とにかく見てみるが園選びの基本です。

ひらめき
認可外保育施設というだけで悪いイメージが先行しがちですが、しっかりと園の取り組みをみると認可園以上に良い保育を行っている園は沢山あります。

私も認可外施設の園長をしている時に、「実際に見いてみたら、思ったより良いですね。」という言葉をいただくことが何回もありました。

園選びの基本は実際に見てみる事。これに尽きます。
認可外施設は特に自分の目で見て納得することが必要に思います。

認可園の申請と上手く組み合わせて、希望時期にうまく入園できると良いですね!

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