どうも!保育士園長のまゆあです。
今回のテーマは「大泉門の役割」です。
・大泉門の役割について知りたい方向けへの記事になります。
大泉門ってご存知ですか?
産まれたばかりの赤ちゃんのおでこの上らへんをよく見てみると、すこし柔らかくてへこんでいるように見える部分があります。
もしかして何かの異常…?と思ってびっくりされる方や心配になる方もいる様です。
でも心配いりません。
ここは大泉門(だいせんもん)と言って、赤ちゃんの頭には必ずある部分です。
大泉門は赤ちゃんにとって大切な役割があります。
産科によっては教えてくれるところもあるようですが、
存在を知らずに数か月過ごしていたという経験談もあります。
そこで、ここでは大泉門のことが分かるように役割や注意点などをまとめてみました。
ゆっくりお読みくださいね。
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頭がピクピク動いてる!これって異常??
頭を触っている時に「あれ、何かへこんでいるな」と感じたことはありませんか?
しかも、よく見るとピクピク脈打つように動いていることも。
人間の頭は頭蓋骨で守られているはずだし、何だか柔らかいし、
これって異常かもと思う方は多いようです。
この柔らかい部分が「大泉門」と呼ばれる部分で、赤ちゃんには必ず存在する部分です。
異常ではないのでご安心ください。
大きくになるにつれて骨同士の結合や癒着が見られ、
成人では28個で構成される様になります。
小さいうちは骨と骨の間に隙間ができますが、そのうちの一つの大きな隙間が大泉門です。
また、後頭部には小泉門という三角形の比較的小さな隙間も見られます。
大泉門をよく観察していると、動く様子が分かります。
また、体調が悪いときには膨らんで見えるなど、子どもの健康を測ることもできます。
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頭蓋骨が分かれていることで発揮するすごい役割
出産の際に産道を通りやすくする役割
普通分娩であれば、何かない限りは産道を通って出産します。
その産道は赤ちゃんが通るには小さく、そのままでは通ることができません。
通る為にはどうにかして小さくしなくてはなりません。
お気づきだと思いますが、そこで助けになるのが大泉門をはじめとする頭蓋骨の隙間の存在なのです。
隙間があるおかげで頭蓋骨同士を重ね合わせて頭を小さくし、
産道を通りやすくする事が出来ます。
本当に人間の身体は不思議に満ち溢れていますね!
脳の成長を助けてあげる役割
頭蓋骨の隙間は赤ちゃんから成長していく過程で
脳が大きくなる為に必要な部分であると言えます。
仮に隙間がなかった場合、脳が大きくなろうとしてもそれ以上大きくなる伸びしろがない為、脳は小さいままです。
逆に隙間がある場合、脳の大きさに合わせて大きくなる伸びしろを作ることができます。
脳の成長を守るためにも大泉門をはじめとした頭蓋骨の隙間が存在するのです。
大泉門は触っていいもの??
大泉門は先述の通り頭蓋骨の隙間であるので、頭の中では弱い部分になります。
触れたからと言って脳に直接あたるという訳ではないので、ちょっと触れたからと言って何かしらの影響はありません。
お医者さんもここを触って異常が無いかを確認しています。
その時は優しく力を入れずに洗ってあげましょう。
くしを使うことは控えたほうが良いと思います。
絶対にやってはいけないことは、気になるからと言って大人の力でギューッと押すことです。
特に男性であるお父さんは力が強いと思うので、頭を撫でたり、洗ったりする場合は力加減に注意してください。
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大泉門が膨らんでいた場合は?
通常へこんで見える大泉門が膨らんで見えるときがあります。
横になっていたり、泣いている時に見られる一時的な膨らみであれば問題ないことが多いのですが、常時膨らんでいるとなると、何らかの異常をきたしている場合があります。
異常として考えられるのは、脳炎や水頭症、脳内出血や髄膜炎などです。
脳内の圧力が高まっていたり、脳内に体液がたまっていることが予想されます。
一概に健康問題が発生しているとは言えませんが、膨らみと合わせて普段と異なる症状が出てきたらすぐに病院へ行き、相談しましょう。
また、普段の大泉門のへこみ方がどうなっているのか、泣いた時にどうなっているかを把握しておくことは受診するかしないかを判断する大切なバロメーターになります。
ママだけでなく、パパも普段から気にする習慣をつけると良いですね。
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大泉門をぶつけてしまった!大丈夫??
子どもを抱っこしているときなどに大泉門を何かにぶつけてしまって焦った経験をお持ちの方もいると思います。
柔らかい部分なので心配になる方も多いでしょう。
ぶつけた程度にもよりますが、1日~2日は経過観察をした方が無難です。
特に変化がなくても、後に何らかの症状が現れることもありますので様子をしっかり見ていきましょう。
また、すぐに泣かない、気を失っているなどの場合はすぐに病院に行きましょう。
経過観察中に大泉門が膨らむ、または、異常にへこむなど、
普段と異なる様子が見られた時も、迷わずすぐに病院へ行きましょう。
大泉門はいつまで開いているの?
大泉門は産まれてからしばらくの間は開いたままで、さらに広がっていきます。
これは、脳の成長に対して、骨の成長が追い付いていないからと言われています。
10か月を過ぎたあたりから徐々に閉じ始め、2歳になるころにはほぼ閉じた状態になります。
ちなみに、後頭部にある小泉門は、生後1か月ほどで閉じるようです。
閉じた時期が早いと脳の成長を阻むことになり、小頭症や狭頭症になる可能性があります。
逆に閉じる時期が遅い場合には、何らかの原因で閉じられない状態になっている可能性がありますので、この場合は脳に腫瘍が無いかや水頭症になっていないかを確認します。
閉鎖の時期を覚えておいて、気にするようにしたいですね。
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敏感になりすぎず、普段から確認しておきましょう
赤ちゃん特有の大泉門は、成長の観点からも大切にしたい部分です。
普段からどういった状態になっているのかを
見る習慣をつけておきたい所ですね。
何らかの異常を現すサインが出る箇所でもあるので、
ママだけでなく、パパも普段から気にしておきましょう。
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