どうも!保育士園長のまゆあです。
今回は夏にやけどをしやすい意外な場所を紹介します。
暑い日が続いていますね。
毎年のように〇年に一度の暑さという見出しでニュースになりますが、保育をしていても暑さで身体が悲鳴を上げるほどです。
暑いとやる気が起きなくなってしまいます。
水分をしっかりとって元気を維持したいところですね。
さて、みなさんは子育てや保育する中で、お子さんの肌が気づかないうちにやけどのような症状になっていたなんてことはありませんか?
少し赤くなっている程度であれば心配いりませんが、広い範囲にやけどを負っていたということも…
実は夏は暑さが厳しくなるがゆえに、思わぬところでやけどを負ってしまう危険性があるのです。
そこで、ここでは夏にやけどをしてしまう意外な場所を6つ紹介します。
知らぬ間のやけどを負わないように注意していきましょう。
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こどもが知らぬ間にやけどを負っているケースがある
暑い夏は熱中症がクローズアップされますが、実は「やけど」に関しても気を付けなければならない季節です。
皆さんはやけどと聞くと
・フライパンから油がはねて
・炊飯器に触ってしまって
・花火で遊んでいたらやけどした
こんな場面を想像すると思います。
しかし、夏は大人が気付かないうちにやけどを負ってしまう事があるのです。
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子どもの皮膚は大人よりも弱く、重症になる事も
こどもの肌は大人の1/3程度しかないと言われています。
大人では大したことの無いやけどでも、こどもだと重症になってしまう事もあります。
大人は60℃のお湯に3秒触れていただけで重度のやけどを負うそうです。
という事は、大人よりも薄い皮膚をもつこどもは、もっと早い時間で重症化するのはごく自然の事ですよね。
特に乳児は熱く感じても自力ですぐに対応できない事も多いです。
それが原因で重症化に繋がる可能性もあります。
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やけどを負う意外な場所とは?
①アスファルト
炎天下にさらされているアスファルトは熱を持ちやすく、触るとやけどする危険性があります。
みなさんの中にも、小さい時に触った経験をお持ちの方がいらっしゃると思います。
熱かったですよね…?
ある実験では60℃に達することも確認されています。
暑いアスファルトの上で犬を散歩させると肉球がやけどするという注意喚起がありますが、それは人間にも当てはまります。
子どもはアスファルトに近く、転倒する確率も高いです。
転倒をきっかけに手や腕、足にやけどを負う可能性がありますので気を付けましょう。
②マンホール
街中でよく見るマンホール。ここにも危険が潜んでいます。
マンホールの蓋は金属でできているものが多いです。
炎天下にさらされると太陽の熱が金属に蓄積され、かなりの高温になるのです。
マンホールもアスファルト同様、60℃以上になる場合も確認されています。
(気候条件による差はあり)
転んでしまって手をついたときに赤くなってしまったという事例や、小さい子どもが中々立ち上がることができず、やけどが進行してしまったケースもあります。
マンホールはこどもの興味を引く場所でもあるので、十分注意したいですね。
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③ベビーカーやチャイルドシートの金具部分
ベビーカーやチャイルドシートの金具部分は高温になっていることに気づきづらい部分です。
座らせたらいきなり泣いてしまい、原因が分からずあたふた…
実はバックルが肌に当たっていて、熱で泣いていたという事例は少なくないようです。
東京都の事例でも炎天下で駐車していた車のチャイルドシートに子どもをのせてやけどしそうになったという事例が報告されています。
皆さんも意外と確認がおろそかになってしまう部分ではないでしょうか?
④公園の遊具
楽しいはずの公園の遊具でやけどするケースもあります。
子どもは楽しい事が目の前にあると、少々のことは我慢してしまいがちです。
その為、我慢してしまったことで、やけどした事実に気づかず、対処が遅れる事もあります。
例えば滑り台ですが、滑る部分が金属になっているものが多いと思います。
炎天下の滑り台を触ってみたら分かりますが、とても熱いです。
東京都の実験では70℃に達する部分も確認されています。
それほど熱せられた滑り台を短いズボンなどで滑り、足の裏やお尻をやけどする事例もあるほどです。
また、金属製の鉄棒やブランコなども熱を持ちやすい部分です。
公園に遊びに行った際はどんな遊具があるかを確認して、やけどに繋がりそうなところはないかをチェックする必要がありそうです。
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⑤砂場・砂浜
砂場や海辺の砂浜もやけどを負うリスクがあります。
炎天下の中公園の砂場で遊ぶこともあると思いますし、海水浴などで砂浜を素足で歩いているこどもはよく見かけますよね。
「あちっ!あちっ!」と言いながら楽しそうにしていますが、実は、やけどを負う一歩手前の状態でもあるのです。
砂の中は太陽の熱がこもりやすく、場合によっては75℃にも達することもあるようです。
夏ならではの遊びは楽しみたいと思いますし、砂場の砂遊びは楽しいですが、やけどを負う可能性も考慮していきたいですね。
⑥金属製品
街中には様々な金属製品があります。
例えば…
・車のボディー
・コインパーキングの金属板
・鉄でできた門や柵
・工事現場近くに敷かれた鉄板
金属が熱を持つと熱いのはご存知の通りですが、街中にはそれこそ数え切れないほどの金属製品があり、それぞれが危険性をはらんでいるということになります。
事例としては…
・駐車場で金属板に座ってしまい、やけどした
・鉄製の門を開けようとノブに手をかけて赤くなった
などが挙げられます。
繰り返しになりますが、金属は熱を溜める性質があります。
自ら涼しい所に動くものでもありませんので、基本的に炎天下の金属製の物には触れない方が無難でしょう。
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もし、こうした場所でやけどをしてしまったら
やけどかな?と思ったら応急処置としてすぐに流水で冷やすのが効果的です。
少なくとも15分以上、できたら30分くらいは冷やして様子を見ましょう。
その際に水ぶくれになったなど、変わった様子があれば病院に行った方が無難です。
また、広い範囲にやけどが認められる場合は、冷やしながら病院に行くのが良いです。
広い範囲と言うとどこまでか判断づらいと思いますが、
体の表面積の10%以上は危険とされています。
子どもの手のひらが1%程になるので、目安にして判断をしてください。
すぐに冷やす事ができない場合もあるので、持ち運びできる冷却剤や、やけどに効く薬などを持ち歩くのも良いでしょう。
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これくらいの大きさのものであれば持ち運びに支障はないので、一つ常備しても良いかもしれませんね!
小林製薬製だから安心できますし、子どもでも使えるものでもあります。
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やけどを未然に防ぐためにできる事
やけどは少しの対策で防ぐ事ができます。
どれもすぐにできるものですので、できることから始めてみましょう。
肌の露出を少なくする
まずは肌の露出を少なくする事です。
暑いので全身を覆う事は難しいですが、薄手の長ズボンを穿くだけでも違います。
下半身のやけどに関してはこれだけで軽減することができます。
どうしても遊具で遊びたいという時に肌の露出を考えて衣服を調整する事はやけどを未然に防ぐ点でも有効的です。
高温になっている場所に近づかない
当たり前ですが、近づかなければやけどを負う心配もありません。
ですが、全く近づかないで生活するというのは基本的には不可能です。
・少しでも気温が低い時間帯を選んで行動する
・高温部分を避けて歩くなどの配慮をする。
側にあると興味心から触れたくなる子もいます。
やけどを防ぐためにあえて違う物事に興味を向かせ、近づかないように工夫してみましょう。
触れてはいけない場所を教える
触ってはいけない場所を教えるのも方法の一つです。
触らない約束をどこまで守れるかはこども次第なところもありますが、繰り返し根気よく教えていけば分かる時がきます。
理解したうえでルールを守れると、自分から触りに行く事もなくなるでしょう。
まずは大人が確かめる
こどもが小さいうちは何も分からないまま触る事が多いです。
なので、初めに大人が触って熱いかどうか確かめるようにしましょう。
まずは大人が触って確認をすれば、そもそもやけどを負わずに済みます。
本当に熱いので、ご自身もやけどしない様に十分注意してくださいね。
ちなみに私はすべり台を触って指が真っ赤になりましたよ(笑)
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意外な場所でやけどをしない為に
夏は楽しい季節!暑いですが色々な所に行く機会も多いでしょう。
その一方で、意外な場所でやけどを負う危険性もあり、十分に注意しなくてはなりません。
どういった場所でやけどを負う危険があるのか、危険性を周りの大人がしっかりと認識し、こども自身にも教えられることは教え、やけどのリスクを減らしていきましょう。
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