現役園長先生直伝!父親による保育園の送迎はメリットばかり

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PR・広告

PR・広告を含みます



スポンサーリンク


どうも!保育士園長のまゆあです。

今回のテーマは「父親による保育園の送迎」です。

手をつないで階段を下りる親子
保育園の送迎はママがすることが多いですが、
最近ではパパが送り迎えすることも多くなってきました。

私の園でもパパと登降園時に会話する機会が増えました。

しかし、多くなってきたと言っても、
全体の2~3割くらいにとどまってるのが私の印象です。

まだまだママが送迎のメインなわけで、中々難しい面もあるのでしょうが、
パパに送り迎えの協力をしてほしいと思ってるママは沢山います。

実はパパが送り迎えをすることは、
子どもにとっても大きなメリットがあります。

ここでは、現役園長ならではの経験も交えて、
パパが送迎するメリットについて紹介していきます!

なお、子どもの保育、教育の場として幼稚園もありますが、
幼稚園に預けてる方は保育園を幼稚園と置き換えて読んでください。


スポンサーリンク

多い?少ない?パパの送迎事情

保育園玄関
まずは、今の送り迎え事情について見ていきましょう。

2013年に行われた第5回全国家庭動向調査によると、
父親が週1回~2回保育園等の送り迎えをする割合は28.5%となっています。

第4回(2008年)と比べると増えているものの、
平日が5日ある中での週に1~2回なので、
現場にいる私の感覚ではまだまだ少ない印象です。

なんせ、ママと話すことの方が圧倒的に多いわけですからね。

中には毎日パパが送り迎えをするという家庭もありますが、
その大半はパパの方が保育園から職場の距離が近いからという理由なので、
「子育てで送り迎えは父が担当です!」という方は、かなり少ないというのが現状です。

【出典:第5回全国家庭動向調査より

中々送迎に参加できないパパの理由は?

パソコンで仕事をする男性
送迎に参加できない理由として一番多いのは
やはり「仕事」です。

朝早くから遅くまで働いている方も多いので、
もっぱら日中はママが送り迎えするというパターンが多いです。

また、中には子育てに消極的な方が一定数いるのも事実です。

「中々協力してくれなくて…」と悩んでおり、
保育士に相談するというケースもあります。

それぞれの家庭で事情は違うと思いますが、
やはりパパにも送迎に参加してほしいなと思います。

次に、パパが送迎するメリットについて紹介していきます!

パパが送迎するメリットは沢山あります!

一緒に遊ぶ子ども達
ここからはパパが送迎をするメリットを紹介していきます。
個人的にはメリットばかりでデメリットはないと思っています。

できる範囲のことから始めてみると良いですね!

メリット①子どもの成長が分かる

保育園では友だちや先生から沢山の刺激を受けます。
その刺激は、家にいるだけでは決して体験できるものではありません。

周りから刺激を受ける事が、子どもの成長に繋がります。

集団の中で遊ぶ姿は中々見る事ができませんが、
送迎の時にその姿を垣間見る事ができます。

楽しそうに遊んでいる姿を見れば、
「仲良くできていて良かった」と思うと思いますし、
安定して過ごしていることが分かれば、
仕事も安心して行う事ができるでしょう。

メリット②子どもの裏の顔も分かる

驚くかもしれませんが、子どもは小さいながらに顔を使い分けていることがあるのです。

園でお家の様子を聞くと、園での姿と全然違うなと思う時があります。

家では甘えん坊で何もしないのに、
園ではしっかりと身の回りのことをするといった具合です。

そして、不思議な事も起こります。

園ですごく話していた子どもの保護者がお迎えに途端、
急に恥ずかしそうにしたり、黙ってしまって何もしゃべらなくなったり…

そして、園の外にでると不思議とまた元気になる。

これは、園の顔と家での顔が違うため、どうしていいか分からないなる、
恥ずかしくなることが理由として挙げられます。

パパとしても、園での知られざる顔を知る機会になりますし、
園としても、家での様子を垣間見ることができるほっこりする瞬間になるのです。

メリット③担任の先生に子育て相談ができる

初めての頃は、パパから先生に話しかける事がしづらいと思います。
保育士たちもそれは同じで、少し緊張したりもするのですが、
なんとか話をしようとしています。

それが、繰り返し送迎していると、何となく先生がどんな方なのかが
分かるようになり、話ことへのハードルが低くなっていきます。

そうなってくると、家で困ったことがあった時に、すぐに相談することができます。

保育士は保育のプロですから、相談にのってくれるはずです。

子育てをしていると疑問や悩みがつきません。
相談できるところが多いことに越したことはありませんから、
積極的に話せるようになると良いですね!

メリット④子どもと接する時間の増加

特に迎えに行ったときのほうが多くなりますが、
子どもと接する時間が多くなるのは大きなメリットです。

ママのお迎えだと、大体ママがその後の家事をやって
子どもも寝てしまって…みたいな感じになりますよね?

その点、パパのお迎えだとその後一緒にいる事ができますし、
男性の育児参加にはもってこいの機会になります

一緒にお風呂に入る、ご飯を食べる、布団に入る
どれも子どもにとって嬉しい事ですね。
パパのストレス軽減にもなりますよ!

【あわせてチェック!→パパと子どもが一緒にお風呂に入るメリットと注意点


スポンサーリンク

メリット⑤ママの負担がかなり減る

パパが送迎できれば、その分ママの負担は減ります。

それがたとえ10分、20分だとしても、それだけの時間ができるのはありがたい事なのです。

20分あれば、一つの事ができますからね。

ママの負担は減り、パパと子どもの接する時間は増える…
お互いいいことづくしですね!

メリット⑥社内の子育てパパのモデルケースになれる

社会では少しずつ男性も子育て参加を!という風潮が強まっていますが、
男性の育休取得率などを見ても、認知や理解度は低いです。

育休取得率は先進国で最低水準であることが、それを物語っています。

社内で前例がないという理由で育休が取れなかったり、
理解されないという事もありますが、
自分がモデルケースになり、前例を作ろうとする方も中にはいます。

また、企業単位で子育てをする社員向けに独自の取り組みを行っている会社もあります。

これからの時代、子育てに理解ある会社が増えないと、女性の社会進出だったり、
男性の育休取得率向上にはつながりません。

沢山のモデルケースが増え、それを参考にする企業が増える事を願っています。

保育園としてもパパが来るのは大歓迎!

保育室内
保育園としても、パパが送り迎えに来ることは
とても好意的に感じているものです。

ここではパパが送迎することで保育園側に
どういった良い事があるのかをご紹介します!

中々こういった情報は載っていないので、
知ってもらえたら嬉しいです!

パパならではの視点で家庭の様子が分かる

普段はママと話している保育士も、パパと話すことでまた違った
家庭でのエピソードを知ることができます。

これは保育を行う上で家での様子がよくわかるため、
その後の保育の参考になるのです。

ママとの会話だと、大体ママと子どものことがメインで、
突っ込んで聞かないとパパとの様子が分からないということもあるので、
沢山お話していただけたらと思います。

保育園がパパ同士のつながりを生むこともある

送り迎えや行事などでパパ同士が顔を合わせていると、
そのうちパパ友ができることもあります。

女性が圧倒的に多い環境の中で、
同じ境遇の人と知り合えるのはパパにとってプラスになります。

子育ての悩みを話したり、時には飲みに行ったり、
男同士の友情?を深めるのもいいですね。

園としてパパ同士が仲良くなることは、
園行事での協力を求める上で頼みやすいのでありがたい事なのです!

【あわせてチェック!→パパ友は必要?パパ友を作るメリットと守りたいポイント

男性が出入りすることで防犯効果も

保育園等は女性が多く働いている場所です。

安全対策はどの園でも行なっていますが、
それでも男性の力には勝てない事もあります。

女性だけだと狙われやすいですが、男性の出入りがあると
不審者も近寄りにくくなるのではと考えています。

男性保育士が増えている要因として、
そういった部分での活躍も期待されているという事も挙げられます。

送迎するだけで、狙われにくい保育園作りの一端を担う事ができるのです!

メリットが多い送迎、積極的な参加が〇です!

笑顔の父子
パパによる保育園や幼稚園の送迎は、
子どもにとってかけがえのない時間になります。

また、パパ自身も子どもとのコミュニケーションが増えるなど、良い事が多くあります。

さらにママの負担軽減など、家族全体にとっても良い事ばかりですね。

パパによる送迎はメリットばかりで、デメリットはほぼないでしょう。

仕事が忙しいなど各家庭で事情は異なりますが、是非、協力できる所から始めてみてはいかがでしょうか?

きっと素敵な時間が待っていますよ!

あわせてチェック!→良い認可保育園はこんな園!現役園長が教える5つの見分け方と選び方

良い認可外保育園はこんな園!現役園長が教える7つの見分け方と選び方


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント