まずは興味を持つところから…こどもの好奇心を育てるポイント

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おままごとをする女の子

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回は「こどもの好奇心を育てるポイント」です。

こどもの好奇心はどのように育っていくでしょうか。

こどもは生まれてから周りの様々な事に興味を持ちます。
大人からしてみると「そんなものが好きなの?」と思うようなものでも、こどもたちにとってはとても大切なものです。

そして興味はやがて「知りたい」という欲求に変わっていきます。
これが好奇心と呼ばれるもので、こどもの成長には欠かせないものです。

今回は好奇心を育てるポイントについて書いていきます。
こどもの好奇心を思う存分伸ばしていけるようにしましょう。


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好奇心は興味を持つところから始まります

バランスボールに興味を持つ赤ちゃん

こどもが「知りたい」と思う欲は、好奇心とも呼ばれます。
みなさんも一度は聞いた事がありますよね。

好奇心とは、物事に対して「もっと知りたい」という欲求から生まれます。

こどもが「知りたい」「どういうことなんだろう」など、自ら知ろうとする姿勢を持つ姿を見ると、「頑張れ!」って応援したくなりますね。

では、好奇心は何から生まれるのかというと、「興味」を持つことから始まります。
何事も興味を持たないと、始まりません。

ですので、まずは物事に興味を持つことが大事ですし、周りの大人はそれを援助していくことが必要になります。

こどもの興味を伸ばす大切なポイントは?

木の実に興味を持つ子ども

何に興味を持つか観察する

どんなに小さいこどもでも興味や好奇心はあると言われています。
しかし、大人側からするとこどもが何に興味を持っているか分かりませんし、それが簡単に分かったら苦労はしません。

ですので、まずは何に興味を持つのかを見なくてはなりません。

・おもちゃ
・まわりの人
・食べ物など飲食物
・外の自然物、動物
・電車などの乗り物
・絵本

上記は一例ですが、興味を持っていると特定の物を目でそのものを追っていたり、手に取ってみたり、反応が他の物とは違うなどの様子が見られます。
赤ちゃんだとそれをなめて確認する事もあるでしょう。

興味を持つという事は心に留まる何かがあったという事。
それをきっかけにして、さらなる興味に繋がっていきます。

興味の持ったもので存分に遊ぶ

興味を持ったもので存分に遊ぶことは、さらなる興味の広がりを引き出せる可能性があります。

こども自身が興味を持ったものですので、毎日同じものを使って遊ぶこともあるでしょう。
周りからみると「よく飽きないな」と思うかもしれませんが、遊んでいる本人は楽しんでいますし、真剣です。
また、肌身離さず大切に持ち歩くこともあると思います。

遊ぶ時間を沢山取ってあげると、興味がより深くなっていくでしょう。

遊びが続いていくと、その物に対して「これはどうなっているんだろう」とか「他の物との違いは何だろう」といった違った興味が湧いています。

これが好奇心へとつながるのです。


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一緒に遊ぶ時間を作る

まわりの大人や友だちと一緒に遊ぶ時間も大切にしましょう。

家では家族や親せき、近所の方などと。
保育園では保育士や保育者、友だちなどと。

一緒に遊ぶ事は、他の人の興味に触れるチャンスにもなりますし、こどもよりも大人の方が遊び方を知っているはずなので遊びの幅が広がる事にもなります。

大人側もぜひこども時代を思い出して思いっきり遊んでみると良いと思います。
雰囲気も盛り上がりますし、こどももそれに惹きつけられます。

新しい世界に触れる事でこどもの刺激にもなりますし、その刺激がやがて「知りたい」という好奇心に変化していきます。

興味を否定をしない

興味を持ったものに対して否定をするようなことは避けましょう。
否定は興味を失わさせるだけでなく、そこからの発展もなくなってしまいます。

「そんなもの持ってこないでよ」

とか

「いらなくない?」と言われたら、こどもも残念に思いますよね?

そして、自分に興味を持っても見てくれていないと感じてしまいます。

興味を持てなくなると、その先にある好奇心も育まれなくなってしまう事に繋がるので、否定する事は避けましょう。


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興味から「知りたいという好奇心」につなげる

ひらめいたこども

なぜに対して分かりやすく応える

興味を持ったものにしばらく接していると。こどもの中で疑問に思う事がでてきます。

よくなぜなぜ期という風に呼ばれたりもしますが、3歳くらいになってくると興味を持ったものに対して「なんで〇〇なの?」と聞くことが多くなってきます。

疑問を持ったことに対して分かりやすく応える事は、疑問の解決とともにさらなる好奇心を生むきっかけになります。

そこで出来る限り分かりやすく応えてあげる事が大事です。

大人としては時に面倒だと思うかもしれませんが、好奇心の芽生えをつぶす事がないようにできるだけ丁寧に関わってあげましょう。

遊びの中でこども自身が見つける

遊びの中でさらなる興味を抱くこともあります。

例えば同じおもちゃでも、見え方の違いに気づいたり、違う遊び方を見つけると興味が深まっていきます。

すると、

・もっと違う遊び方はないだろうか
・他の物と組み合わせたらどうか
・違う角度から見たらどう見えるか

こういったものが「好奇心」として現れてきます。

試してみて違った気付きを得られると、さらに知りたいという欲も生まれます。

掛け算の様に想像力も広がっていくと思いますので、見守っていきましょう。


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気づきをほめ、共感する

こどもは褒められるとうれしく思うものです。
自身の気づきに対して「よく気づいたね」と言われると、認められている感覚を覚えるでしょう。

ぜひ、その気づきを共感しましょう。

・よくそこに気がついたね
・頑張って考えたんだね

こうやって言われると大人だって嬉しく思いますよね。

共感されるとこどもも安心します。
一生懸命考えて気づいたわけですから、次も話そうという意欲にも繋がりますよね。

ほめて共感する。
簡単なようで実は難しくもありますが、できるだけ意識して言葉かけをしてみましょう。

自分で考えて答えを導けるように見守る

時には自分で考えを巡らして、気づくことができる様にアプローチする事も大切です。

考えている間、こどもたちは真剣です。
そこで無暗に答えを教えてしまうと、いつの間にか教えてくれるからいいやと考えなくなってしまうこどもになってしまいます。

考える能力は考える事で伸びていきます。
その過程でヒントを出すことも大事かもしれませんが、ヒントを出しすぎず、最終的に自分で考える事ができたという達成感を感じられる様に見守っていくことが大事ですね。

ただ、自分で考えてほしいからと言って、何も言わずに半ば放置の様な状態になってしまうのは良くない事です。

「ちゃんと見ている」という安心感をこどもたちに持ってもらえるよう見守っていきましょう。


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興味がない?飽きっぽい?

こどもを見守る母親

よく「飽きっぽくて興味とか好奇心が無いのでは?」と心配される方がいますが、興味自体はどんなこどもでも持っているものです。

絵本を例にとってみると、飽きているように見えても毎回同じ絵本を持ってくるようでしたらその絵本に興味を持っていると言えます。
違う絵本でも共通して登場するものに興味を持つ事だって考えられます。

中にはとっかえひっかえ遊びを変えてしまい、落ち着きがないなと思う方もいるかもしれませんが、じっくり関わって遊んであげる事で少しずつ変化していきます。

深く関わって遊びながら、興味のありそうなものを探していくと、少しずつ興味の幅が広がってきますよ。


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こどもの興味・好奇心を思う存分育てていきましょう

アルファベットを調べるこども

こどもの興味や好奇心は無限大と言っても過言ではありません。

もちろん、どれだけ伸ばしていけるかはこども次第な所もありますが、周りで関わる親や保育者などの関わりによってもかなり変わってきます。

興味や好奇心を思う存分に育てていく事。

こどもの可能性を信じ、時には見守りながら、大切に伸ばしていきたいですね。


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