子育てで放任主義をとる場合に親がやるべき6つの事【放置していませんか?】

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虹と四つ葉のクローバー

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回は「子育てにおける放任主義」のお話です。

子育てや保育の中でみなさんも一度は「放任主義」という言葉を聞いた事があると思います。

保育園で働いていると、「うちは放任主義なんです」という言葉を保護者から聞く事もあります。
今お預かりしている方の中にもそういった方がいらっしゃいます。

子育てに関しては各家庭の方針がありますので、保育園としては何も言うつもりはありません。

ただ、この放任主義ですが、一見放任主義に見えても実は「放置」状態になっている事があり、本来の意味の放任主義とは全くの別物になっている事があります。

今回は放任主義で保護者がやるべき事を紹介していきます。
放置になっていないか、今いちど見つめなおしてみましょう。


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「放任」ではなく「放置」になっていませんか?

「放任と放置」
まずはこの2つの違いから見てみましょう。

放任とは「成り行きに任せる」とか「干渉しないで放っておく」などといった意味があります。

一方で放置とは「そのままにして放っておくこと」を意味します。

いまりちゃん
どちらも似ている言葉ですね
保育士園長まゆあ
そうだね。だけど子育てでの放任と放置は全然違うものなんだよ

放任と放置は似たような言葉ですが、放置だと何もしない意味合いが強いように思います。

・こどもがやるからと言って手伝わない
・何かを聞かれても自分で考えてと突き放す
・迷惑になっている行為が発生していても何もしない

上記は一例ですが、こんな感じで放任と勘違いして、実は放置状態になっている事例が少なくありません。
みなさんはどうでしょうか?

一方、放任も一見すると親側は何もしていないような印象を受けます。

しかし、放任する場合は親側はしつけであったり、ルールややり方を教えるなど、生きる為に必要な事をしっかりと身につけさせることが必要です。

そしてこども自身が自らの責任のもと行動を選択し、ある程度親に守られる範囲内で干渉されずに生活する。

もちろん、逸脱するような行動があったら叱る事も時には必要です。

干渉しすぎず、かといって過保護にならないようにする。
これが子育てにおける放任主義の基本だと思います。

放任と放置で親がどれだけ関わっているか比べてみると、差がはっきりと分かるのではないでしょうか。


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こどもへの「関心」を忘れてはいけない

子育てにおける放任主義では、こどもへの関心も持っていなければなりません。

こどもに関心を持ち、社会で生きる為に必要な事をしっかり教える。
これってできているようで、難しい事でもあります。
必要なアプローチを続けることは大変な事でもありますからね。

こどものやる事に大人側が関わって、口出しをしてしまった方がもしかしたら楽に思えるかもしれません。
また、ルールを守ったり、しつける事は、親自身ができていないと説得力がないですよね。

逆に無関心の状態が続くと、マルトリートメントともとられかねません。

親はちゃんと関心を持ち続ける事。
その上で、ある程度の範囲の中でのびのびと放任する事が必要なわけですね。

放任主義の子育てを行う為にやるべき事

公園の小道を歩くこども

①ルールを守る大切さを教える

社会にはルールが存在します。
法律もそうですし、その場ごとのルールもあるはずです。
保育園内にもルールはありますし、それぞれの家庭でも何らかのルールがあるでしょう。

そのルールを守る事の大切さを教える必要があります。

駅とかお店の中など、周りに人がいるような所で騒いでいたらうるさく思われますよね。
勝手に人の物を盗るという事もやってはいけない事ですし、法律を破ると罰則が発生します。

こどものうちは許されるかもしれませんが、大人になってからだと迷惑な行為として見られてしまいます。

何でもやって良いわけではなく、ルールを守るように伝えていきましょう。

②危ない事はNGである事を伝える

こども自身が周りに危害を加えたり、道路など公共の場で危険につながる様な行動はしてはいけないという事を理解する必要があります。

他にもはさみやカッターなどの刃物を無暗に使ったり、他人に暴力をふるってはいけないということも覚えておかなくてはなりません。

下手したら怪我に繋がりますし、最悪の場合、命を落とす結果になる可能性もあります。

起こってからでは取り返しがつかないのです。

ルールを守る事とセットで覚えておく事が必要になりますが、守らないと自身の身も危なくなるなど、大変な事態になるという事をこども自身が知っておきたい所です。

③こども自身で身の回りの事を管理する

こども自身で身の回りの事を管理する事も必要です。

その為に管理しやすい環境を整えたり、こどもと一緒に管理する方法を考えていく事が必要になります。

ここで自分で考えてと言って放置してしまうと、やらなくなってしまった時にフォローができなくなってしまいます。

身の回りの事を自分で管理し、選択して行動する。
大人は見守りつつ、こどもの選択を最大限尊重してあげたいですね。


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④お互いの信頼関係のもと任せる

放任主義はお互いに一定の信頼関係のもと行われます。

親はこどもの事を信頼して任せる。
こどもは親から任せてもらっている感覚を持つ。

こういった信頼関係が大事になります。

放任の考えでは、干渉のし過ぎは良くないとされています。
干渉しすぎたら放任ではなくなりますからね。

お互いの信頼関係があって初めて「任せる」という事ができる様になるのです。

⑤周りに気持ちを伝えたり、挨拶ができる

「ありがとう」とか「ごめんなさい」
みなさんも伝えられていますか?

自分の気持ちを伝える事は大切な事です。
また、他人に挨拶をする事も生きる上で必要な事になります。

今、挨拶ができなかったり、うまく気持ちを表せないこどもが増えているという話もありますが、そのことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですので、まずは親側が見本になって習慣づけていくと良いと思います。
親がやっている姿をこどもは見ていないようで意外と見ていたりするものです。

気持ちを伝える、挨拶をする。

当たり前の事かもしれませんが、大人側も意識しておきたい所ですね。

⑥逸脱する行動に対しては叱る

時にこどもの行動が許容する範囲を超えてしまう事があると思います。
ルールを破ってしまったり、他人に害を与えてしまうなどがそれにあたります。

そういった行動があったらきちんと叱る事も必要です。

もちろんこどもなのである程度仕方ない部分はあると思います。
しかし、それによって危険な目に合ったり、他人に害を及ぼしてしまうようだとどうでしょうか?

そういった場合はきちんと伝える必要がありますよね。

もちろん頭ごなしに叱ってしまうとこどもも納得しません。
分かりやすく、こどもでも納得できるような声掛けをしていきましょう。



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こどもをのびのびと育てるために

空に手を伸ばす子ども

こどもをのびのびと育てていくために放任主義をとる家庭もあると思います。
子育てについてどのような方針を取るかは家庭によって異なりますので、どれが正解という話ではありません。

お互いの信頼関係の下、こどもに干渉しすぎず、かといって放置せずに見守っていく。
挨拶などの基本的なコミュニケーションが取れ、ルールを守れるようにする。
時には叱る事もあると思いますが、こども自身が自分で行動を選択し、自主性に任せていく。

放任主義をとる時に気を付けるべき点は上記な感じですが、親がこどもに対して無関心だと放任ではなく放置になります。

放任主義のはずが、いつの間にかマルトリートメントになっていたという事が無いように気を付けたいものですね。


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