どうも!保育士園長まゆあです。
今回はこどもの噛みつきがテーマです。
保育中や家庭で過ごしている時にこどもの噛みつきを見た、もしくは噛まれたという経験をお持ちの方は多いと思います。
実際に私も噛まれた事がありますが、2歳児くらいになると口の力も強く、かなり痛く感じます。
噛みつきがあるとつい大声で叱りたくなるもの。
しかし、本当にその対応で良いのでしょうか?
噛んでしまったのにはその子なりの原因や理由があります。
原因を探り、接し方を考えていくと、どう接していくべきか答えにたどり着けます。
噛みつきが発生すると焦って対応しがちですが、落ち着いてこどもたちと向き合って対応するように心がけていきましょう。
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こどもはなぜ噛みつくのか、その原因は?
まずはこどもがなぜ噛み付きを行ってしまうのか、その背景を探って行きましょう。
噛み付くにはいくつかの原因や理由が考えられます。
・相手と遊びたかった
・コミュニケーションのつもりだった
・何となく噛んでみた
・歯がかゆかった
本当に理由は様々です。
仲良く遊んでいたのに目の前に相手の腕が来て、何となく噛んでしまったようなケースもあります。
噛みつきがあった時はついこどもに対して言いたくなる気持ちが湧いてくるもの。
しかし、保育士や保育者、子育て中の方はここでグッとこらえてみましょう。
こどもが噛み付くことには、何らかの原因や理由があることを知っておくことで対応が変わってきます。
まずは、なぜ噛んでしまったのか、その理由を探っていきましょう。
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噛みついたときはまず気持ちを受け止める
なぜ噛んでしまったか、理由を探りました。
では次に、噛み付いてしまったこどもに対してどの様に接していくべきかを考えます。
繰り返しになりますが、噛み付きには何かしらの理由があります。
ですのでまずは、その理由に関わらず、一度こどもの気持ちを受け止めてあげることが必要です。
「××だったのかな?」
こういった具合です。
こどもは自分の気持ちを言葉で表現することが難しいです。
特に低年齢のこどもだとよりそうだと思います。
それを言葉にして代弁する事で、気持ちを受け止めてあげるのです。
こどもは気持ちを受け入れてもらえると安心するもの。
気持ちを汲んでいくことで、「ちゃんと自分のことを見てもらえている。」とこどもは感じることができます。
こどもがこの感覚を感じることは大切なことです。
親と子や保育士と園児などお互いの信頼関係にも繋がるポイントになります。
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大声で叱るのはNG
こどもが噛み付いてしまった時、大きな声で叱ったりすることはありませんか?
今までの経験上で正直な事を言うと、噛みついてしまって大声で叱るという光景を目にしてきました。
噛み付きが悪いものだと思っている方は、叱ることが正しいと思いがちです。
しかし、叱ることはこどもがかえって不安定になってしまう可能性もある事を頭に入れておかなければいけません。
そもそも、こども自身が「噛みつきは悪いもの」と思っていなければ混乱するだけです。
単なるコミュニケーションのつもりで噛みつきをした場合はなぜ叱られるのか理解できないですからね。
こどもの為と思って叱ってばかりだと、逆にこどもの心を離してしまう原因にもなりかねません。
叱るのではなく、話を聴く、代弁する、気持ちを受け止める事に力を注ぎましょう。
真剣に繰り返し伝える
とはいえ、噛み付きは相手のことを怪我させてしまうので、なるべく起こらない方が良いですよね。
ですのでこども自身に伝えていく必要があるのですが、しっかりと目を見て真剣に伝えていきましょう。
一回で話を理解することはまずありえません。
繰り返し繰り返し、毎回真剣に伝えていく必要があります。
そして、噛まれた相手のこどもがどう思ったのか、こどもと一緒に考えていきます。
こうした取り組みを行っていくうちに、噛んだ後に何か自分に言っている、顔もいつもの笑っている顔じゃない、いけないことなのかな?と言った感じで徐々に覚えてきます。
そして、グッと自分でこらえるようになってきます。
こらえられる様になってきたら伝わってきた証拠。
徐々に落ち着いて過ごせるようになってくるはずです。
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愛情不足ではなく、表現力不足
よく噛み付くこどもは愛情不足であるといったような言われ方をすることがあります。
しかし、愛情をもって毎日過ごしていても、噛み付いてしまう事例は沢山あります。
ですので、愛情不足が噛み付きに繋がるっていうことはあまりないように思います。
個人的には噛みつきは愛情不足ではなく、「表現の方法をまだ身につけていないだけ」という風に思っています。
こどもが嫌だったことや遊んでほしい気持ちなどを、言葉で表現できていれば噛む必要はありませんからね。
ただ、それがうまく伝わらないと噛むという行動に繋がってしまう可能性もあります。
噛みつきがあった場合はまずは気持ちを受け止めると書きましたが、表現の一種という風に捉えておくと対応も変わります。
大人がしっかりと気持ちを表現してあげ、接していきましょう。
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焦らず根気よく対応していきましょう
噛みつきが起きると心配になったり、焦って対応しがちになります。
しかし、噛みつき自体はすぐに収まるものかと言ったらそうではありません。
叱ってしまうと逆効果になる事もあります。
長ければ何か月にも渡って対応していく事も必要です。
対応している間はいつ噛みつきが起きるかひやひやしながら生活する事もあるかもしれませんが、慌てないで原因を探りながらこどもの気持ちを受け止めていきましょう。
こどもの噛みつきは永久に続くものではありません。
成長するにつれて治まるケースがほとんどなのです。
その点を理解し、無理なくこどもと向き合って対応していきましょうね。
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