主任保育士として大切にしたい3つの役割【主任時代の実践も紹介】

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白壁に指差し

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回は「主任保育士として大切にしたい役割」というテーマで書いていこうと思います。

保育園における主任保育士はとても重要な存在です。
中規模以上の保育園だと大体主任保育士のポジションを用意しているのではないでしょうか。

主任保育士は園を運営するにあたり、様々な役割が求められます。
一保育士のままではいられないのです。

今回は主任保育士として大切にしたい役割を紹介します。
また、併せて私が主任時代に実践した事も紹介していきます。

少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

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主任保育士ってどんなポジション?

主任保育士という役職は、保育園においてとても重要なポジションです。

必然と園内をまとめる立場になるため、責任も今まで以上に増してきます。
今まではプレーヤーとして現場で担任をもっていた方も、園全体をまとめる立場にもなるとプレッシャーを感じるでしょう。

また、自身の行動や言動が周りに与える影響も大きくなります。
発言力も自然と大きくなりますので、自分が思っていたよりも主任という肩書の重さに気づかされるでしょう。

一方で、小規模の保育園や認可外保育施設だと主任保育士を置かないケースもあります。
園児数が60名程度の園になると、職員の人数も多くなるので主任を置く園が多くなるようです。

主任になればその分の手当てが付きますので、保育士時代より給料があがりますので、今後給与アップを狙っている方はまずは主任を目指すと良いでしょう。

主任保育士はやりがいがあるポジション

大変と思われがちな主任保育士ですが、やりがいがあるポジションでもあります。

・リーダーの経験を積むことができる
・園全体を俯瞰してみる力が付く
・職員から頼られる事が自信になる
・人をまとめる経験ができる

こうやって考えてみると、自身の成長に繋がるポジションとも言えますね。

一保育士の時の職務とかなり異なりますので、もちろん大変な事も多いと思います。
ストレスを抱える事もありますが、うまく立ち回っていけば園内の中心的存在になることができます。

頼りがいのある主任を誰もが目指さなくても良いとは思いますが、必然的に頼られる存在となっていきます。
地位が人を作るという言葉もありますが、そのポジションに就くことで隠れていた力が発揮できるかもしれません。

保育士園長まゆあ
最初は悩んでも徐々にやりがいを見出せますので、あまり気負わずに挑戦していきましょう。

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そんな主任保育士として大切にしたい役割とは?

職員のサポートを行う

まずは職員のサポートです。

サポートと言っても内容は多岐にわたります。

・保育に対する指導
・職員の勤務第度などに対する指導
・疑問や不安などの聞き役
・保育のフォロー
・フリーとして雑務などをこなす
・園長と保育士などの間に入る

主任は全体を見る役割を担う事が多い事から、クラス担任に入らないケースが多いです。
ですので、こういった職員のサポート業務は大切な役割の一つになります。

フリー保育士とは違った視点でのサポートになりますし、時には保育をしながら教える事もあるでしょう。
他人をサポートする事が好きであれば、この点にやりがいを感じると思います。

後に園長を目指すという事であれば、こういったサポートする業務を経験しておいた方が良いと思います。

運営面でのフォロー

主任保育士は、保育園の運営面でもフォローをしていく立場になります。

・園長業務の補佐
・シフトや職員配置の管理
・役所の対応
・帳簿や延長料などお金の管理
・監査準備や対応
・保護者への対応

園長先生が全てを行えればいいのかもしれません。
しかし、こういった書類などはダブルチェックをしたほうがミスが無く済みます。
お金など帳簿の管理はしっかりしないといけませんし、主任がシフトを作っている園もあるでしょう。

最終的な決定権は園長にあれど、その前段階として準備段階での関わりが大事になってきます。
適切に園を運営していくためには、主任のフォローは欠かせないものです。

全体の調整役を担う事が多い

こうしてみると全体のまとめ役になる事が多くあるのが分かります。
園長が園の運営管理全般だとしたら、主任は現場よりの運営管理という事になりますね。

保育の中心的存在でもありますし、保育の進め方や内容も確認する事が多くなると思います。
その日の職員配置の調整を考える方もいる事でしょう。
また、行事の内容確認や園内の備品管理も行う事もあります。

また、保育士同士、保育士と調理、園長と保育士など、様々な立場の職員の間を取り持つ役割も担います。

様々な所に顔を出すので、園のことは何でも知っている
フリー保育士が縁の下の力持ち的な存在であるのであれば、主任はさらに下の力持ちのような存在ですね。

園の運営にとって、なくてはならない存在です。

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一方で辛く感じてしまう事例も…

頭を抱える女性

一方で仕事内容が大変で、辛く感じてしまう事例もあります。

・園長との仲が悪い
・職員との関係が悪い
・フォローしきれないほどの業務量
・まとめることに疲れてしまう
・他人の失敗で謝罪する事が多くなる

園長もストレスを受けやすい職種ですが、主任も同様です。
特に初めて主任になった方だと、どうやって立ち振る舞っていくかバランスがうまく取れない事が多いのではないでしょうか。

時間の使い方もそうですし、それぞれの職員との関係作りもそれなりに大変だったりします。
時にはプライベートを犠牲にしてしまう方もいますので、そうなってくると仕事が辛く感じてしまいます。

主任級が複数いるのもアリ

個人的には主任クラスの職員が複数いても良いのではないかと思います。

主任がつぶれてしまうと、組織が崩れてしまう可能性もあります。
そうなると、職員同士のコミュニケーションに支障を来すことも考えられます。

ですので、主任を補佐する役割でも良いですし、それこそ主任を二人作るのも良いのではないかと思います。
主任保育士の専任加算など、補助金上複数置くのは難しくても、事業者がそういったポジションを用意していく事もできると思います。

主任として初めて勤務する方も多いと思います。
どうしても孤独感を感じがちになるのは仕方ない部分もあります。
そして、恐らく多数の主任保育士さんが孤独な気持ちを抱えていると思います。

園長でもない、保育士たちでもない気持ちを話せる仲間がいるととても心強いのではないでしょうか。
保育園は狭い世界ですが、少しでも気楽に話せる人がいると違ってきます。

ここは事業者の腕の見せ所ですね。

私が主任時代に実践した事

ここで私が主任時代に実践した事などを紹介します。

私は今の法人に主任として就職しました。
当時保育士6年目に入るタイミングだったので、当時は異例ともいえる採用だったと思います。

では、私が主任時代に何をしたかというと、とにかくコミュニケーションを図る事に重点を置いていました。
園長の話はよく聞いて、考えを理解しつつ、保育士たちの話も否定せず聞くことに専念する事で、とにかく中立の立場に徹していました。

どちらかに偏ると現場はうまく回らなくなります。
あえてどちらのスタンスにも立たず、何かあった場合は事実だけで判断しようと決めて行動していました。

感情が入ってしまうと、どうしても冷静な判断は下せないですよね。

初めての主任保育士という立ち位置に加え、転職仕立てで右も左も分からない状態でしたが、年間通してこの点は守る事ができたかなと思います。

うまく立ち回りつつ役割を全うしよう

呼びかけするエプロン姿の女性

主任保育士は間に入る事も多く、全体の調整役の様なポジションを担いますので、立ち回り方には気を付けなくてはなりません。

難しく思う方もいるかもしれませんが、全体の事をよく見て、コミュニケーションをしっかりととっていけば自然と主任としての役割をこなしていけるようになります。

時には辛く思う事もあるかもしれませんが、乗り切るきっかけはあります。

責任も大きくなりますが、やりがいがあるポジションでもありますので、気負わずチャレンジしてみてくださいね。


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