保育園のブレスチェックで覚えておきたい5つのポイント【保育士は覚えよう】

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寝ている子ども

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回のテーマは「保育園でのブレスチェックのポイント」です。

この記事は
・ブレスチェックを行っている保育士さん
・ブレスチェックの注意点について知りたい方
向けへの記事になります。

保育園では子どもたちの休息時間として午睡(お昼寝)を導入している所がほとんどです。
午前中に沢山遊んで疲れた身体を休めたり、気持ちを落ち着かせるなど子どもたちの生活に必要な時間とも言えます。

一方で、午睡中の死亡事故が発生している現実もあり、一瞬たりとも目が離せない時間帯でもあります。

保育士さんは付きっきりで子どもたちの安全を守っています。

しかし、一部の保育園では子どもから目を離してしまったがゆえに呼吸が停止している事に気付かず死亡してしまった事例もあります。

悲しい事故を未然に防ぐ為にも午睡中に子どもの状態を確認する「ブレスチェック」は必須と言えるでしょう。

ここでは保育園でのブレスチェックで覚えておきたい5つのポイントを紹介します。
確実に行えるように取り組んでいきましょう。



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保育園でのブレスチェックは必ず行いましょう

寝ている赤ちゃん

みなさんの保育園ではブレスチェックを行っていますか?

ブレスチェックとは午睡中の子どもの生存確認のようなもので、SIDS(乳幼児突然死症候群)の早期発見にも繋がります。

具体的には決められた時間の間隔で子どもの身体に触れて呼吸をしているか、何か異変は起きていないかなどを確認していきます。

これを行うことによって子どもたちの安全を守っていくわけです。

しかし、午睡中は寝ているからといって目を離して違う作業をしたり、溜まった書類をこなすといった事をしがちになります。
また、この間に職員の休憩を回す保育園もあるでしょう。

この目を離した瞬間に事故が起こるかもしれません。
ですので、ブレスチェックは必ず行うべきものであります。

事故が発生してからでは遅いです

走る救急車

毎年のように保育園での死亡事故は発生します

内容は様々ではありますが、午睡時に発生しているものもあり、中には職員が長い間目を離していた際に起きた死亡事故もあります。

だいたいの方は

・事故なんて起きるはずない
・うちの園に限って子どもが亡くなるなんてことはない

このように考えがちです。

しかし、この考えはとても危険です。
100%死亡事故が起きないという確証はあるのでしょうか?

そんな保証は一切ないことは明白です。
事故が発生してしまうと、当事者となった方は一生ものの傷を負うかもしれません。

そうなりたいと思う人はいないのではないでしょうか。
ですので、一人一人がブレスチェックに対して高い意識を持つべきなのです。

ちなみに、Twitterでこんなアンケートをとってみたらこんな結果が出ました。

ブレスチェックの頻度についてのアンケートですが、やっている暇が無いと答えた方が4%いました。

もちろん、全ての保育園を対象にしたらもっと少ないパーセンテージになる可能性もあるでしょう。

しかし、現状としてブレスチェックを行う余裕が無い園も少なからずあるのも事実です。

行えない原因としては、保育士不足、業務過多などの背景があると推察されます。
監査でも指摘されますし、安全を守る為にブレスチェックを行うべきではありますが、
こうした背景も見過ごせないポイントではないでしょうか。

保育士園長まゆあ
では次にどのような点に注意してブレスチェックを行えば良いのかお話していきます



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ブレスチェックの5つのポイントとは

メモに書かれたPOINTの文字

ポイント①顔にタオルなどがかかっていないか

午睡中は掛け布団がわりにバスタオルなどを使うケースが多いです。

胸くらいの高さまでかかっている分には大丈夫ですが、顔付近までかかっていると寝返りを打ったときに顔にかかってしまい、窒息してしまう原因になる可能性が考えられます。

ですので、絶対に顔にかからないように見守りましょう。

また、中にはスタイを付けている子どももいます。
返し間違えてはいけないと思って外して寝ているそばに置いておくと子どもが触るなどして思わぬ事故に発展する可能性も考えられます。

他にも午睡で不必要なものがそばに置いてあるだけで発生のリスクが高まります。
こういったリスクがあるということを覚えておきましょう。

ポイント②部屋の明るさに気をつける

みなさんの保育園では寝ているときの部屋の明るさをどの程度にしていますか?
明るくしていますか?それとも暗くしていますか?

部分毎に電気の管理ができるところもあれば、全ての電気がスイッチ一つで付け消しできる保育園もあり、保育園ごとに事情は様々です。
暗くした方が落ち着くという理由で遮光カーテンまでしめて暗くしている保育園もあります。

しかし、ブレスチェックの観点からすると暗くすることは避けたほうが良いです。

理由としては以下の通りです。

部屋を暗くしない理由
・表情が確認できない
・異変に気付きづらい
・ブレスチェックがしづらい

部屋の明るさは暗くしない方がしっかりとブレスチェックを行えます。
監査でも午睡時の部屋の明るさをチェックされることもあります。(自治体によりけり)
部屋が明るくても慣れれば子どもたちも寝ます。

監査の時だけ部屋を明るくするのではなく、普段から部屋の明るさに気をつけて、万全な状態でブレスチェックを行える様に体制を整えましょう。

ポイント③うつぶせ寝は絶対にしない

うつぶせで寝る赤ちゃん

うつぶせ寝をすることで乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが上がります。

もちろん統計上の話であるので、仰向けであっても突然死が起きる可能性もあります。
しかし、安全を守るはず保育園の取り組みで、わざわざリスクを犯す理由はないのではないでしょうか。

医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合は別ですが、保育園での午睡では必ず仰向けにしましょう。

園児の中にはうつぶせ寝が好きで、お家でもうつぶせ寝をしているという子どももいます。
この様な場合は保護者にも無理のない範囲であおむけ寝への協力を求めるのも一つの手です。

午睡でのあおむけ寝は初めは中々寝なくても、そのうち必ず慣れます。
子どもにも無理せず優しく見守っていきましょう。

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ポイント④新入園児や低月齢児、体調不良児への対応

新入園児は環境の変化によるストレスを受けやすいです。

保育園に入園後1か月以内の期間は特に事故が起きやすいとされています。
子どもは環境の変化にとても敏感ですので、注意しておきたいポイントでもありますね。

また、低月齢であればあるほど午睡中の事故のリスクも高まりますし、
体調不良の子どもに関してはいつ急変するかもわかりません。

このような場合には早めにお迎えに来てもらうなど保護者からの協力も必要な場面も多いですが、なるべく子どもに負担がかからないように見守っていきたいところですね。

いずれの場合にせよこういった子ども達への対応は、保育士の近くで見守るほかありません。
もちろん全員見守るのですが、リスクが高まっている子どもに対しては、何かあった場合に1秒でも早く対応できる様に準備しておきましょう。

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ポイント⑤身体を触って呼吸の確認をする

寝かしつけ

ブレスチェックは目視だけではいけません。
実際に身体に触れて呼吸をしているか、異常がないかなどを確認します。

・胸のあたりに手をあて、呼吸の確認
・変な呼吸をしていないか見る
・熱が上がっていないかチェック
・可能なら首回りなどで脈拍が取れるか

こういったポイントでチェックしていきましょう。

身体を一人ずつ触って確認することは、保育士業務の中でも負担が大きいです。
しかしながら、目視や機械に頼りきりになるよりかは、実際に触れて確認した方が確実です。

実際に触れることで異常にもいち早く気づけます。
素早い対応につなげるためにも必ず身体に触れてブレスチェックするようにしましょう。

午睡以外でも寝ている時は注意しましょう

子ども達が寝るのは午睡の時間だけではありません。

0歳児クラスの中には午前中に眠くなってしまう子どももいるでしょう。
また、体調不良などで寝る事もあります。

こういった時でも注意が必要ですので必ずブレスチェックを行いましょう。

午睡時はみんなまとまって寝るのでチェックがしやすいですが、
イレギュラーな時はチェック体制が不十分になる可能性が高くなります。

誰がチェックするのかしっかりと確認し合い、担当になった人はしっかりと責任をもってブレスチェックをするように心がけましょう。

ブレスチェックの間隔は?

ブレスチェックを行う間隔ですが、自治体や運営形態により指導内容がやや異なります

私が知る限りでは

0歳児は5分に1回
1歳児は5分~10分に1回
2歳児は10分~15分に1回
3歳児以上だと15分~20分に1回

で監査指導を行うようです。

私がとある認可外保育施設にいた時は

0、1歳児…5分に1回
2歳児…10分に1回
3歳児以上…20分に1回

という内容で指導された経験もあります。

間隔が短すぎるのも負担が大きくなりますが、間隔が長くなるとチェックが漏れたり事故が発生した時の生存率にも関わってきます。

保育士園長まゆあ
自治体からの指導内容を確認し、体制を整える様にしていきましょう

ブレスチェックに対する意識を高めていきましょう

おもちゃに囲まれて寝る赤ちゃん

ちょっと目を離した隙に死亡事故が起こりかねない午睡の時間。
それを守るためにブレスチェックを行うことは必須と言えます。

何か異常が起きても発見から時間が経っていなければすぐに対応することができますし、最悪の結果を免れる確率も高くなります。

死亡事故が発生してしまったら、子どもも家族も、保育士であるあなたも深い傷を負います。
その傷は一生癒えないかもしれません。

ブレスチェックをしっかりすることで、子どもたちの安全を守る事ができます。
悲しい死亡事故を未然に防ぐ為にも、自分の園では起こらないという考えを捨てて、ブレスチェックに対しての意識を高めていきましょう。

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こちらでもブレスチェックについてお話しています



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