グループではダメ!目的を達成する「チーム」の作り方【5つあります】

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どうも!保育士園長まゆあです。

今回は「目的を達成する為のチームの作り方」について考えていきたいと思います。

みなさんは「グループ」「チーム」の違いをご存じですか?

この二つのイメージは似ています。
ですので、「同じじゃない?」と思う方も多いのではないでしょうか。

実はグループとチームは似ているようで異なります。
そして、その違いは大きな違いを生みます。

記事では「良いチームの作り方」を5つ紹介していきたいと思います。
読むことであなたの保育園も「良いチーム」に生まれ変わることができます。

保育はチームで行うものとよく言われます。

チームとして一丸となって保育していけるように、そして、こどもたちの最善の利益の為に取り組んでいきましょう。



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チームとグループは何が違う?

チームとグループは集団と言うイメージでは同じような意味合いです。
しかし、この2つには明確な違いがあります。

それが何かというと「目的があるかどうか」という事です。

グループの定義をまとめると以下の通りです。

グループはただの集まりというイメージが大きく、何かしらの共通点はあるが、目的や目標が無い。

それに対してチームの定義をまとめるとこのようになります。

チームは何かしらの目的を共有して行動する集団。同じ方向を向き、一丸となって自らの役割や責任を果たしていき、目的を達成する。

保育士園長まゆあ
どうでしょう?比べてみると違いがわかると思います

バスケで例えてみましょう。
バスケの試合は1チーム5人が出場できます。

その試合で5人がそれぞれ個人プレーをしていたらどうでしょうか?

きっと勝てる試合にも負けてしまうでしょう。

なぜ負けるか。
それはこの状態が自分のことだけを考えてプレーする、単なる「グループ」になっているからです。

逆に「試合に勝つ」という目的を達成しようと5人がプレーしたらどうでしょうか?

恐らく、全員が勝つために何をすべきか、周りの仲間のことも考えながらプレーしようとするはずです。

また、チームが負けていても「1分で○点詰めれば逆転できる」と目標立てをすることもできます。
そのため、相手のチームに勝てる確率はぐんと上がることでしょう。

この状態が「チーム」な訳です。

保育士園長まゆあ
こうして比べてみると別物に思えませんか?
いまりちゃん
確かにチームの方がまとまっているような印象も受けます

よく、「保育はチームで行うもの」という言葉を耳にします。

どの保育園もチーム作りができていると思っているかもしれませんが、冷静に分析してみるとメンバーがまとまっていないなど、チームとは程遠い状態になっている保育園もあるのでは無いでしょうか。



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目指すべきはグループではなく「チーム」

空に向かって指をさすシルエット

保育園に限らず組織を運営する為には、グループではなく「チーム」を作ることを目指していきましょう。

保育系のブログですので保育園の話題にしてしまうのですが、保育の仕事をするうえで「チームワーク」は欠かせないもの。
チームワークというくらいですから、グループである状態では良いチームワークも築けないと思います。

クラスがそれぞれ思うままに保育を行っていては、こどもの育ちに良い影響を与えることはできませんよね。
この状態こそ「グループ」になっている状態ということができます。

逆にチームとして保育することができれば、こどもたちにとって良い影響を与えることができます。
0歳児クラスから5歳児クラスまで、一貫性のある保育を行うことで子どもの最善の利益に繋がっていきます。

保育士園長まゆあ
いかにチームで保育を行ったほうが良いかというのがわかるのでは無いでしょうか

しっかりと目的を共有し、同じ方向を向いて保育していくために「チーム」を作ることを目指していきましょう。

保育士園長まゆあ
では次に良いチームの作り方について考えていきます



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目的を達成する「良いチーム」の作り方

団結する手

①目的をなぜ達成するのかしっかり説明する

チームには目的があるとお伝えしました。
その目的に向かって進んでいくことになるのですが、なぜ、その目的を達成するのかを知らないとチームにいる人たちは知らないとついていくことができませんよね?

理由を説明する事はチームに良い効果をもたらします。

・チーム内の士気が高まる
・同じ目的に一丸となって向かっていける
・メンバーが持っている力が発揮しやすくなる

保育に当てはめると、保育目標や理念に向かって保育者が向かっていけるように説明するということです。

なぜその保育目標に向かっていくのか、なぜ理念を持って保育するのか。
これを全員が理解し、行動するからこそみんなが同じ方向を向いて保育ができるようになるのです。

逆に説明していないとメンバーが何をしていいのか分からなくなり、行動がバラバラになってしまいます。
それぞれがバラバラな行動を繰り返すと、気持ちも離れていってしまいます。

なぜその目的を達成するのかをしっかりと全体に説明し、一丸となっていきましょう。

②何をするか具体的に目標を示す

何をするのか具体的に示すこともチーム作りには必要なことです。

目的と似た言葉に「目標」というものがあります。
目標は目的を達成するために進むべき道標のようなものです。

目標が具体的にあると、何をすれば良いのかが明確に分かりますし、一丸となって進みやすくなります。

例えば

目的:富士山からご来光を見る

目標:ご来光を見るために山頂まで登る

こんな感じです。

リーダーはチームが持っている力を見極めて達成できそうな目標を示し、そこに向かって動かしていくわけです。

例に挙げた富士山からご来光を見るという目的であれば、達成できそうな地点を目標に設定し、達成できるように促していきます。
達成できそうな所が5合目なら5合目、7合目なら7合目といった具合です。

どの位置からでも富士山からご来光を見ることができれば、目的は達成されるわけですからね。

このように、何をするのか具体的に示すことができれば、チームのメンバーは行動しやすくなると思います。



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③役割と力量を明確にする

チームにいる方々の役割や力量を明確にすることも必要なことです。

役割が明確になっていればメンバーのモチベーションを保つことができます。

例えば保育園であれば園長・主任、クラス担任、フリー保育士、栄養士・調理師、看護師など、様々な役割があります。
こうしてみると保育園で働くすべての人が何らかの役割をもって働いていることが分かりますね。

役割が明確であれば、自分は何をするべきなのかが分かり、メンバーのモチベーションを保つ事もできます。

よくある悩みとして「フリー保育士になった事でモチベーションが保てない」というものがあります。
この場合においても「フリー保育士として何をすべきか」や「フリー保育士にしかできない役割」を説明し、すべきことを明確にすることで、「チームの一員」として保育に携わる力に変えることができます。

また、力量を明確にすることで、お互いの得意不得意も分かります。
チームメンバーの苦手なことが分かれば、お互いに補完し合うことができるようにもなります。

目的に向かう中で誰かがつまづいてしまった時に、他のメンバーが助けてくれれば問題の解決にも繋がります。
お互いに思いやりを持てますので、よりチームの中が深まることでしょう。

このように役割や力量を明確にすることは、一つの方向に向かってみんなで進むための力になります。

④自分たちの現在地を常に知る

これは進捗管理とも言えますね。
チームとして動く時は、自分たちが今どの位置にいるのか常に確認していきましょう。

そして、それをチーム全体に伝えます。

目的を共有して行動しても目的達成まであとどれくらいなのか、メンバーが知らないと気持ちが辛くなってきてしまいます。

いまりちゃん
目的達成まであとどれくらいか分からないと暗闇のトンネルを進んでいる気持ちになってしまいます…

保育士園長まゆあ
そうですよね。メンバーとしては知りたいところですよね

行事を行うときに進捗状況を管理するためにスケジュールを組む事があると思います。
普段の保育においても客観的に保育目標が達成されているかどうかを判断して、メンバーに伝えていくと良いでしょう。

⑤お互いの感謝を忘れない

これは個人的に絶対にやってほしいことだと思っています。

チームで保育する上で、お互いの弱みや不得意としていることを補完しあう場面があると思います。

例えば

・ピアノを弾く自信がない
・製作が苦手
・人前に立つと緊張する
・体調を崩しやすく休みがち

など、色々な苦手なことがあります。

誰もが人間ですので得意、不得意があるのは当然なことです。

良いチームは弱みを否定せず、お互いの弱みを補完し合います。
ここで感謝の気持ちを示す事で次も協力しようという気持ちになれます。

逆に感謝の気持ちを示さないと、次は協力したくないという否定の気持ちが生まれてしまいます。
そしてその気持ちは、チームをバラバラにしてしまう可能性もあります。

「ありがとう」と口にするのは恥ずかしいと思う方もいるかもしれません。
それでも、助けてもらったからには感謝したいですし、今度は自身が相手の苦手なことを代わってあげる行動にも繋がります。

感謝の気持ちは常に持っていたいですね。



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目的を達成できるチームを作っていきましょう

ピースサイン

今回は目的を達成する良いチームの作り方について、方法を5つ考えてみました。

チーム作りをしているようで、単なるグループになってしまっているという保育園は沢山あると思います。
個人がそれぞれ勝手に動いている状況では組織として成り立ちませんし、何よりこどもたちの育ちにも影響を与えてしまいます。

保育をする目的、保育目標や理念などを全体で共有し、一つの方向に向かって保育していくという状態を作ることができれば最高です。

その為には園長や主任だけでなく、保育者、栄養士、看護師など、園に携わる全ての人が協力し合わなければなりません。

・舵取りをする園長、主任はしっかりとメンバーに対して目的達成の為に説明や役割などを明確にすること
・メンバーは周りに感謝をしながら、お互いに思いやりを持って目的達成のために行動していくこと

取り組みを続けていくことで、あなたも良いチームを作ることができます。

良いチームを作り保育園として、組織として、目的を達成できる様に頑張っていきましょう!



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