どうも!保育士園長のまゆあです。
今回のテーマは「子どもの運動不足を解消する方法」です。
・子どもの運動不足を解消したいと思っている方向けへの記事になります。
子どもの成長で必要不可欠なものの一つに「運動」が挙げられます。
子どもは本来、運動することが大好きです。
運動などをして身体を動かしていかないと、身体的な成長も望めません。
しかし、今の子どもたちは運動不足と言われています。
社会の変化など、様々な原因があり、子どもの運動不足を招く様な社会になっているように思います。
そして、近年は新型コロナウイルスの影響で外遊びですら制限される動きもありました。
もちろん、適度な運動は推奨されているので問題はないのですが、運動していても指摘されるようでは運動する気が無くなってしまいますよね。
そこで今回は、子どもの運動不足の原因を考えながら、運動不足を解消する為の方法を紹介していきたいと思います。
ぜひ、ご家族みなさんで挑戦してみましょう!
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現代の子どもは運動不足になっている!
時折ニュースにもなりますが、子どもの運動不足は今や社会問題にまで発展しています。
文部科学省は昭和39年より、子どもの体力・運動能力調査というものを行なっていますが、その調査では子どもたちの体力は昭和60年頃より低下の一途を辿っており、運動不足になっていると指摘しています。
○住環境の変化
○食生活の変化
○交通の発達
運動不足の要因は上記の事が挙げられており、現代では身体を動かさなくても生活できる環境が整えられていることもあって、運動不足に拍車をかけています。
昔と比べると運動できる基礎は整っているにも関わらず
能力の低下が指摘されているという事は
それだけ体力が無くなっている事の表れと言えるでしょう。
体つきがしっかりしている子どもを目にする機会が多くなっていると感じますね。
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子どもが運動不足になる原因や背景を考察
では、運動不足になる原因や背景について見ていきましょう。
現代は部屋の中で遊べる魅力的なものがいっぱいある
今の時代は外で遊ばなくても魅力的な物が沢山あります。
○Nintendo switchなどのゲーム類
○漫画
○カードゲーム
○ボードゲーム などなど
これらの存在により外に遊びに行かなくても手軽に遊べるようになりました。
また、絵本やブロック遊び、プラレールなどの電車遊びなど、
家の中で手軽に遊ぶ事が出来る玩具も多くあります。
その結果、わざわざ外に行かなくても時間をつぶす事ができ、
身体を動かす機会が減る一因になっているのです。
公園や土手などで遊べる場所が減っている
都市部では大規模な開発などで公園が減ってしまったり、思い切り走れるような土手が少なくなってきました。
川沿いの土手などでは水難事故にあう可能性もあり、保護者がいくのを禁止している事もあるでしょう。
また、都市開発の中で公園が整備されていても、あれもダメ、これもダメといった感じで禁止が多く、自由に遊ぶことが出来ないのが現状です。
そんな公園では子どもたちは魅力に感じることができないですよね?
それであれば、室内で遊ぶことができるスマホやゲーム機などの方が魅力的に見え、そちらに興味が移って行くのはごく自然の事といえます
大人が制限をかけている可能性もある
一寸先は闇という言葉があります。
その言葉の通り、一瞬のうちに事故が起きてしまう可能性もあります。
子どもが小さいうちは何をするのか予想がつかない事も多くあるので、
一瞬でも気が抜けない、ハラハラしてしまうという方は多いと思います。
ですが、そういう気持ちからつい行動に制限をかけてしまったり、
本当はできるのに大人が代わりにやってあげるような事もあるのではないでしょうか?
そういった行動が子どもの自由を奪い、運動する機会を減らしている可能性があるのです。
もちろん、心配な気持ちがあっての事なので悪い事ではないですが、この事が運動不足の原因の一つになっている可能性は十分にあります。
子ども達も習い事で忙しい
年齢が上がれば習い事をさせたいと考えるパパ・ママは多いと思います。
子どもに沢山の事を学ばせたい、身につけさせたいという気持ちは十分に理解できます。
何事もできた方が良いですからね。
しかし、その思いが運動不足を招く可能性もあります。
例えば何個も習い事をやっていたりすると、その時間だけでなく
前後の時間や習い事の準備などに時間を取られるケースもあると思います。
結果として身体を動かす時間を割くのが難しくなり、運動不足を招く事もあり得ます。
もちろん、習い事の中にはサッカーや体操教室、プールなど身体を動かせるものも多くあるので、そういった習い事を入れる事は良い事と言えるでしょう。
ただし、イヤイヤやるのは身になりませんので、興味のある事を行うのが一番ですよ。
子どもの運動不足はどんな悪影響を及ぼす?
ここまで、運動不足が起こる原因について紹介してきました。
次は運動不足が子どもに及ぼす影響について紹介していきます。
運動不足は子どものあらゆる面で悪影響になる可能性があります。
身体が動かないとやる気がおきない
人間が身体を動かす時は、ある程度のイメージを持って動かしています。
例えば、跳び箱を飛ぶ、速く走る、鉄棒をするなど、成功イメージやできるようになりたいという気持ちが運動をする動機になったりもします。
しかし、身体を動かしてみた結果、できないことが続いてしまったらどうでしょう?
きっとやる気や挑戦する気持ちが無くなってしまいますよね?
人間やる気が失われていくと楽な方へ気持ちが傾いていくので、
悪影響になりかねません。
当たり前の事ができなくなる
運動能力が低いと、身体の動かし方が上手くできず、
当たり前にできる様な事が出来ないといった事も起こりえます。
・座らないと靴ひもを結ぶ事が出来ない
・長い時間立つ事が出来ない などなど
一見、どれも当たり前にできそうですよね?
しかし、現実問題としてこれらのことができない子どもが増えているそうです。
大人側からしたら「なんでできないの?」と思う事ばかりですが、当たり前にできそうなことができないという問題が起きています。
病気や怪我が多くなってしまう事も?
子どもの運動不足は、様々な病気や怪我に繋がる可能性があります。
例えば肥満や糖尿病といった病気や、骨折などの怪我です。
運動しないと、それだけ身体の代謝が悪くなります。
そして、現代の食生活は昔と比べて栄養価も上がっていますが、それと同じだけカロリーも高くなっています。
カロリーが高い物を口にし、なおかつ運動をしないとなると栄養過多になり、結果小児糖尿病や肥満の状態に陥ってしまう可能性があるのです。
肥満になってしまうと、大人になってからも肥満のままの可能性もあります。
また、怪我をしやすくなっているのも見逃せないポイントです。
ある調査によれば、骨折の件数は昔と比べて多くなっているという結果が出ています。
病気や怪我が多いと、それだけ社会全体でかかる医療費が上がっていきます。
医療費が上がるという事は、国民の負担が増えるという事ですから、
私たちの生活にも直結する問題なのです。
心の発達にも悪影響になる可能性がある
運動不足は心の発達にも悪影響を及ぼす可能性もあります。
やる気が起きない、挑戦しようとしないとなると、
自己肯定感も育たず自分の事をマイナスにしか考えなくなるかもしれません。
他人と比べてしまい劣等感を感じてしまう、
更には生きる希望を見出せなくなる可能性だってあるのです。
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子どもの運動不足解消を解消する5つの方法
次は運動不足を解消する為の取り組みを紹介します。
どれも簡単にできるので、身体を動かす機会をたくさん作っていきましょう!
①まずは、運動が足りないという現実を理解しよう
意外に思うかもしれませんが、自身の子どもが運動不足になっていると感じている人はそう多くありません。
きっと驚いた方もいらっしゃると思いますが、ご自身に当てはめて考えてみてください。
つい近場でも車を使ったり、外で遊ばずに家の中で過ごすこともあるでしょう。
ただし、その方が生活としては楽ですが、運動に意識がいく事はありません。
まずは、運動が不足しているという事実をしっかりと認識したうえで、少しでも改善していこうという意識を持つことが大切です。
②少しでも歩く時間を作る
それを踏まえて少しでも身体を動かせる時間が無いか、行動を振り返ってみましょう。
振り返ってみると隙間時間であっても身体を動かせる事に気づけるはずです。
・近場なら歩いて買い物に行ってみる
・エレベーターを使わずに階段を使用する
・目的の場所まで遠回りしてみる などなど
例として挙げただけでもできる事は多そうに思いませんか?
体力の基礎を作るには、やはり歩く事が一番です。
歩けば歩くほど足の筋肉が鍛えられ、心肺機能も強くなります。
そうすれば自然と長い時間運動できるようになり、運動の楽しさに気付けたり、自然と運動する意識が高まっていくので運動不足になりにくくなります。
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③身体を使って遊べる施設を利用する
外で遊ぶとなると気になるのが天候です。
真夏は暑くて熱中症の危険性がありますし、冬だと寒くて遊びづらい事も考えられます。
梅雨の時期なんかは雨が多いので、部屋の中にいる確率が高まりますね。
そこで、少し費用がかかってしまいますが、
屋内で身体を使って遊べる施設を利用するのも一つの方法です。
・屋内プール
・子育てセンターなどの公共施設
・ショッピングモール内にある室内遊具施設 などなど
こういった場所は、天候に左右されずに遊ぶ事ができます。
休日は混み合う可能性もありますが、
楽しく遊ぶ事が出来るので身体を動かすにはお勧めの場所です!
もちろん、感染症が流行っている時期は行くべきではないところでもありますが、収束したら思い切り遊びに行きましょう!
④身体を使うようなお手伝いをする
身体を使う様なお手伝いが出来ると運動不足解消の一端を担えるかもしれません。
窓を拭いたり雑巾がけをしたり、みんなで大掃除とまではいかなくても、身体を動かしながら家の中をきれいにすることができたら一石二鳥だと思いませんか?
掃除は意外と全身を使います。
掃除が終わった後は疲労感が出てくると思いますが、その疲労感は身体を動かしたという証拠ですよ。
⑤楽しんで行う事が継続のカギ
運動不足を解消しよう!と思って気合いを入れても、その運動が楽しくなければ継続して行うことはできません。
子どももついていきませんし、大人側も面倒に思ってしまうことも考えられます。
なので、なるべく楽しいと思えることを探すと良いでしょう。
できたら大人も子どもも、家族で楽しめるのが一番です!
つまらないまま運動を行っても、辛く感じるだけ。
運動がつまらなく感じるとと外に出るのが億劫になり、スマホやゲーム機で遊ぶという生活に戻ってしまいますよ。
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家族で簡単にできる運動をしていきましょう!
子どもの運動不足を解消する為に家族が一緒に身体を動かせると、親子のコミュニケーションにつながりますし、運動不足解消にもなります。
お父さんは普段デスクワークが中心だったり、飲み会が多いと太りやすくなってしまいますし、お母さんも育児の疲れなどで運動する気になれない方も多いかもしれません。
ですが、身体を一緒に動かすことで自身も運動ができますし、在宅勤務されている方はこうした時間を積極的に持つことでリフレッシュにつながります。
ずっと家に缶詰め状態では気が滅入ってしまいます。
家族で簡単にできる運動をして素敵な時間を作りつつ、運動不足解消に向けて向き合ってみてくださいね。
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レジャーで楽しく身体を動かそう!
家族でレジャーを楽しみながら身体を動かすことも運動不足解消につながります。
こちらの遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」
というサイトでは大人も子どもも楽しめるレジャー施設のチケットなどを安く購入することができます。
アソビューでは日本全国様々な種類の遊びが検索できます。
遊んだ帰りは日帰り温泉なんかも良いですね。
ちょっとした気分転換にもすごく有効ですので、ぜひ検索してみてくださいね。
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