どうも!保育士園長のまゆあです。
今回のテーマは「保育の指導案作成」です。
・どのように計画したらスムーズかを知りたい方
向けへの記事になります。
保育士の仕事の一つに指導案の作成があります。
子どもを保育する上でとても大事なものです。
経験が浅いうちはこの指導案の作成に手間取ることが多くあります。
実際に私も指導案が立てづらいと感じていた時期があり、割と悩みの種だったりします。
きっとそのような悩みを抱えた方は多いのではないでしょうか。
ここでは保育の指導案が作成しづらいと思ったときにうまく立てられる方法をご紹介します。
キーワードは「逆算すること」
指導案作成が苦にならないように挑戦してみましょう。
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保育の指導案作成はとても大事です
保育の指導案作成はとても大事です。
指導案には年案などの長期的に計画するものから、日案などの短期的な物、行事等で使用するものなどがあります。
子どもがより良い成長を遂げるために必要なものであり、計画をもとに保育が行われるのでしっかりと計画しておくことが必要です。
各指導案にはねらいが設定されますが、
・保育士はどの様な援助をしていくのか
・子どもたちにどんな経験をさせていくのか
上記の通り、これらを考えて保育士は日々保育を行っているわけです。
割と責任重大な書類ですね。
一方で保育の指導案を立てるのが苦手な方もいます
新人保育士は作成までに時間がかかることも
保育の指導案の作成は大事なものですが、
一方で経験の浅い保育士さんなどは作成まで時間がかかるケースが多いです。
・指導案自体はとても自由な為、どう書いていいのかわからない
・文章を書くことが苦手
・実際の子どもたちの姿を正しく見ることができていない
などが挙げられます。
何度も繰り返し書いていくことで徐々に上達していくものなので、最初は失敗ばかりということもあるかもしれません。
やり直しになるケースも多くあり、だんだんとやる気が失せてくる事だってあるでしょう。
気持ちが下向きのままだと取り掛かるのも遅くなるなど悪循環になってしまう事だってあると思います。
こういった場合はフォローが必要になりますね。
指導案の作成は保育士にとって負担が大きい
保育の指導案作成は、保育士業務の中で負担が大きいもののひとつに挙げられます。
複数担任であれば分担して書く事もできますが、年長児など一人担任になったときは全ての負担がのしかかる事になります。
また、複数であってもパートナーがパートさんとかで書類を書かない方だと、正規職員の仕事となり、その分の負担がかかってしまいます。
実際に保育士の仕事を辞める原因にもなっていますし、再就職するにも書類作成を負担に思って断念するケースもあるようです。
作成の負担が減れば少しは違うのかもしれませんが、保育士だけの判断では減らすことが出来ないものですので難しい所もあります。
作成に苦労した過去
私も指導案作成に中々慣れず、苦労した記憶があります。
新人だった頃は家に持ちかえってやっていたこともあるのですが、
疲れた頭では良い文章が浮かばず、結局寝落ちしておしまいになることも多かったです。
結果、悩みに悩んで結局期日までに出せずに叱られてしまう事も多かったですね。
後回しになってしまうと挽回するのが大変になるだけでなく、自身のイメージも悪くなってしまいます。
私も書類の遅さには定評がありました(笑)
慣れてくるとそんな気持ちになりにくくなりましたが、そこにたどり着くまでには4年ほどかかったと記憶しています。
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保育の指導案は逆算すると考えやすいです
最終的な姿から逆算しよう
保育の指導案を作成しづらいなと思ったら「逆算して考えること」を意識してみるとスムーズにいきます。
指導案では最終的なねらいがあると思います。
この目標がしっかり定まっていないと、どこにねらいをもって行けば良いのかわからなくなりますのでここをしっかりと押さえていきましょう。
それをもとに子どもの姿を逆算していくと
「〇月くらいにはこれができそう」
「今月の半ばにはあれをしよう」
といった具合に目標などを細かく決めることができます。
子どもの成長は無限大です。
ある程度の目標が無いまま指導案を考えるとまとまらなくなります。
きっと経験がある方も多いと思います。
途中の軌道修正は必須です
指導案を作成するとき「これでうまくいかなかったらどうしよう」という思考に陥りやすくなりますが、心配は無用です。
なぜならば、指導案は修正して当たり前のものだからです。
基本的に指導案は未来の計画になります。
未来のことは誰にもわかりませんよね?
指導案を作成したからといってその通りにいくことの方がまれだと思ってください。
そう考えたら少しは気が楽になりませんか?
修正したら必ず赤文字で追記するか、大幅な修正なら書き直したほうが早いです。
一度立てた指導案ですから、直すくらいであればそんなに時間がかからないでしょう。
保育の指導案は繰り返し書いて慣れましょう
保育の指導案は一度作成しただけでは上達しません。
日々の保育を真剣に取り組み、その姿をもとに何度も何度も書いて経験値を積んでいくことで慣れていきます。
経験値がある程度貯まってくると、子どもの成長の予測がしやすくなります。
「あの時こうだったから、これくらいできるかな?」
「○○を取り入れたいけど、いつくらいならできそう」
など、子どもの姿と指導案がリンクしてくるようになってくるとよりスムーズに指導案の作成を行う事ができるでしょう。
新人保育士さんは指導案作成がうまくいかなくて悩む事も多いかもしれません。
ですが、誰もが最初はうまくいかなかったですし、失敗も多くしているはずです。
先輩保育士の誰もがそういった経験を持っていると言っても過言ではありません。
繰り返しになりますが何度も書いて経験値を積み、今後に活かす様にしましょう。
その中で、「逆算すること」を意識していくと作成がスムーズになっていきます。
ぜひ、逆算することを頭に留めておいて指導案の作成を行っていきましょう。
余談:迷ったらすぐに相談しよう
保育の事で迷ったらすぐに「相談」できていますか?
何かに悩んだ時はすぐに相談して解決するようにするとあまり悩まなくなります。
保育はチームでの仕事です。
誰かが悩んでいる時にそっと手を差し伸べられる環境を作るのも必要なことだと思います。
それは保育の指導案作成においても同じことが言えます。
・先輩は後輩が困っていたら助けてあげる
・後輩は悩んだらすぐに助けを求める
こういったことが自然と出来ていると、保育士同士の信頼関係が強く結ばれていると感じますし、すぐに軌道修正ができるなど、いいことが多くあります。
報連相の中で相談が一番大事という方もいます。
気軽に相談できるような環境づくりも意識してみると良いかもしれませんね。
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