保育園の園長先生の最も大事な仕事は職員との対話である【新園長向け】

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対話する女性

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回のテーマは「保育園の園長先生の最も大事な仕事」です。

この記事は
・これから保育園の園長先生を目指す保育士さん
・近々、新園長先生になる事が決まっている方

このような方向けの記事になります。

保育園の園長先生の仕事は多岐に渡ります。

園の最終責任者として子どもの命を守るところから始まり、
保護者対応、園内の管理、職員の管理、近所付き合い、帳簿などお金の管理など様々です。

忙しそうに動き回る園長先生を見る保育士さんも多いと思います。

さて、そんな園長先生が最も大事にしなくてはならない仕事をご存知ですか?

私自身の経験では、最も大事な仕事は「対話」だと思っています。

なによりも大切で、なによりも大変な仕事ではありますが、
なぜ対話が大事なのかをお話していきます。


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保育園の園長先生の最も大事な仕事は「職員との対話」です

保育園室内

職員は保育園の宝と言っても良い

職員との対話は、園長先生の仕事の中で最重要と言えます。
対話することでお互いの事を分かりあう事ができます。

保育園という場所は保育士をはじめとする人が資産であり、宝です。
人をモノのように例えているので聞こえが悪いかもしれませんが、

しっかりと職員の声に耳を傾け、大切に考え、
守っていくことができる園長先生には信頼が生まれ、
良い労働環境を作る事ができます。

そうすれば人は自然と集まり、さらに良い保育園作りの基礎ができると思います。

現実に目を向けてみると、割と人間関係の悪さや、園長先生に対しての信頼の無さが
保育士の離職を招いている面がありますからね。

ですので、対話は一番大事な仕事と言っても過言ではないのです。
みなさんはどれだけ対話している/されているでしょうか?

対話の重要性を感じた園長先生1年目

私ごとですが、初めて保育園の園長先生になった時、
初めは中々職員と打ち解ける事ができず、若干の溝があるなと感じていました。

こちらの思いを伝えても、中々伝わらないなぁと薄々感じていたのです。

事務仕事も覚えなくてはならない中、忙しさに負けそうでしたが、
どうにもこうにも職員が何を考えているか分からなかった私は、
意を決して一人ひとりと話すことを決めました。

普段の会話程度では相手の事を深く知ることはできません。
なので、じっくりと対話をすることで自分の気持ちを知ってもらったり、
相手の事を知ろうと考えたのです。

対話はすぐに終わるものではありませんでした。
1か月くらいかけてじっくりと話していった結果、
ようやく職員の思いなどが分かるようになりました。

対話が保育園にもたらす効果

保育士園長まゆあ
次に対話が保育園にもたらす効果についてお話しします!

相手に自分の思いを伝えることができる

園長先生は園の責任者として保育園を運営していきます。
何も考えず、適当に運営するわけにはいきませんから、
保育園をどうしていきたいのか、何を目指すのか、
改善することがあるなら何を改善するのかを職員に伝えなくてはなりません。

園長先生が独裁状態で勝手に進めてしまうと、
保育士を始めとする職員は絶対についてきません。

逆の立場だったら嫌に思うはずです。

しっかりとした考えがあるのであれば、職員にも理解してもらう必要があります。
全体ミーティングの場でもいいかもしれませんが、
中々真意まで伝わりづらい事もあります。

ですので、大抵の保育園で職員面談を行うと思いますので、
その時に、じっくりと対話する時間を設けると良いでしょう。

相手の考えを知る事で、保育園運営の参考にできる

自分の思いとは別に、職員がどう思っているのかを園長先生が聞ける場にもなります。

みんなが保育園に対して何を考えているのか、やりたいと思っていることがあるか、
不満に思っていることがあるかなどを聞くことで、
今後保育園のかじ取りをどのように行っていくかを考えることができます。

良い考えがあれば、それを実行する後押しができますし、
職員の足りない所が分かれば、それを補うような取り組みを行う事も必要です。

対話を通して思いを伝えるだけでなく、
考えを聞けるのも対話の良い所ですね!

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職員を一つの方向にまとめることができる

対話をすることで、お互いの思いをくみ取ることができます。
それぞれの思いを汲み取ることで、園全体でどんな考えがあるのかを知ることができます。

その上で保育園の運営を行っていかなくてはならないのですが、
言うまでもなく保育はチームプレーです。
職員がばらばらな状態では良い方向には進みません。

対話を通して考えを知り、一つの方向性を出し、
その方向に向かってみんなで進んでいく。

そうすることで納得し、結束も生まれ、お互いが協力し合いながら保育を行えますし、
ひとりひとりがイキイキと保育できる様になるのではないでしょうか?

そうなれば、子どもにも良い影響を与える事ができますね。


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大事な仕事だからこそ、一番苦労が伴う仕事でもある

一人一人と対話することは、それなりに大変な仕事です。
時間も労力も使いますし、場合によっては分かり合えない事もあるでしょう。

対話はとにかく時間を使う

話し合いイメージ

対話はとにかく時間を使います。
一人一人とじっくり話すわけですから、そこらへんでちょいと話すわけにはいきません。

また、保育の合間を縫って話をするわけですから、
状況によっては中々話が進まない可能性があります。
時間を見つけるのも一苦労することだってあるでしょう。

このように、園長の仕事における対話の最大の敵は「時間」なのです。
時間繰りに一番苦労することでしょう。

話を聞く事は中々大変な事

園長先生と職員という立場の違いを利用して話してしまうと、
職員によっては話しづらいと感じてしまう事もあります。

なので、平等な姿勢を見せる事で、話を聞きやすい雰囲気も作れますし、
相手の気持ちを引き出す事ができます。

ですが、色々な意見を持った方々と話をし、それを聞くことは相当頭を使います。
時には答えを出してあげなくてはなりませんし、
人によってこちらの話がブレてしまっては一貫性が無く、信頼問題にもなってきます。

話を聞くという事は凄く大変ですし、苦労しますが、
聞くことで得られるメリットは大きいと思います。


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あなたも対話力つけてみませんか

手を取り合うイメージ

園長先生の仕事は多くあります。
特に、はじめて園長先生になった方は、業務内容を覚えるだけでも必死でしょう。

業務ばかりに仕事を集中すると、職員の事が疎かになりがちです。
中には主任さんなど、園長の次の役職のかたに任せている人もいるようですが、
それで全体像の把握はできるのでしょうか?

職員との対話を通して得られるものはとても大きいと思っています。

良い保育園を作ろうと思ったら、保育士や職員の話をしっかりと聞く姿勢が必要ですし、
対話を通してお互いの考えを理解し合う事も必要です。

ぜひ、対話力を身につけて、良い環境を作ってみてくださいね。

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