どうも!保育士園長のまゆあです。
今回は「プール活動時の監視者」についてです。
夏にプール活動を取り入れている保育園は多いと思います。
プール自体は楽しい活動ではありますが、一方で事故のリスクが伴う活動でもあります。
国は事故を防ぐためにガイドラインなどを制定して啓発に努めています。
しかし、それでも実際に悲しい事故が発生している保育園もあります。
今回は保育園におけるプール活動で、監視者を付けるべき理由をお伝えします。
安全に活動が行えるように、確認しましょう。
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プール活動における監視者とは?
監視者とは、文字通りプール活動を行う際にそばに付き、危険が無いかを見守る人の事です。
監視者は事故が発生予防や事故発生時に迅速な対応を行えるようにします。
遊園地などのプールでも監視員がついていると思いますが、イメージは大体同じです。
危険な行為があれば時には厳しく注意していると思います。
保育園ではそこまで厳しくする注意する必要はないと思います。
ですが危険な事があった場合その場ですぐ対応しなくてはなりませんし、ミーティングなどで共有して防止策を考えていく必要があります。
プール活動では監視者を必ずつけましょう
保育園でのプール活動では、監視者を必ずつけましょう。
夏のプール活動はこどもたちにも人気の活動ですよね。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、プールから出たくないと主張するこどももいます。
しかし、楽しさの反面、危険を伴う活動でもある事を忘れてはいけません。
保育園に通っているこどもは0歳~6歳の小さなこどもです。
水に溺れてしまった時や事故が発生した時に、自分の力だけでは対応しきれない年齢のこどもたちが遊ぶわけです。
ですので、事故が発生しないように周りの大人が対応しなくてはなりません。
こどもたちの命を守るためにも監視者を置く必要があるのです。
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監視者を付ける理由①プール活動中の事故を防ぐ
一つ目は「プール活動中の事故を防ぐ事」です。
先ほどから伝えている通りですが、一番大事な事ですね。
監視者は常に活動を見守り、事故が発生しそうになったらすぐに動けるようにしておかなくてはなりません。
監視役になった人はこどもたちと活動せず、ひたすらに様子を注視します。
そして必要に応じてこどもや職員に声をかけて危険を知らせます。
実際に活動に関わる保育士たちは、細心の注意を払いながら活動を行っています。
事故を起こさないようにという意識が働いていますが、いくら周りに目を向けようと思っても視野が狭くなりがちです。
その結果、目の前で溺れているのにも関わらず気付かない、危ない場面が何度もあるのに気付けないといった事が発生するのです。
監視者はそういった職員の状況を理解し、フォローする必要があります。
専ら活動を注視する事は大変なことです。
暑い中での役割ですので、気が滅入ってしまうかもしれません。
熱中症にならない為に、一人の職員に負担が偏らない様に気をつけたいものです。
監視者を付ける理由②ガイドラインで求められているため
本来はガイドラインが無くてもマニュアルなどを整備し、安全対策を自主的に行うべきだと思っています。
しかし、保育園における重大事故が毎年のように発生している現状があるため、国が安全面のガイドラインを定めています。
このガイドラインの中には、「監視者とプール指導を行う者を分けて配置」という表現があります。
このようにガイドラインに示されている事はやるべきです。
ガイドライン自体には法的な根拠はなく、あくまでも目安です。
しかし、ガイドラインは法律に書かれている内容を根拠に作成されている事もあります。
守らないとおのずと法律に違反している行為を行っている可能性もありますし、事故が発生してしまったときに保育園側の過失が問われます。
ガイドラインが制定された背景を考えれば、監視者を配置してしっかり守ることが安全面の向上につながっていきます。
ちなみに…
ガイドラインを読んだ事はありますか??
もしかしたら「読んでないよ」という方がいるかもしれません。
ガイドライン自体はそんなに長く書かれていないので、サクッと読む事ができます。
みなさん、一度確認してみましょう。
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監視者を付ける理由③活動の可否を決める材料になる
監視者を配置できるかでプール活動の可否を決める判断材料にできます。
監視者が活動を注視することで職員の目が多くなり、気づけなかったことに気づけるようにもなります。
その為、監視員がいない状態だと安全に大きな差が生まれてしまうでしょう。
保育園は常に保育士不足の状態に陥っています。
余裕がない中で日々の保育を行っているケースが多くあります。
そこに更に監視者をつけるなんてできないという園があってもおかしくはありません。
ですが、その中で無理してプール活動を行わなければならない理由は何でしょうか。
命の危険を犯してまで行う理由はないですよね。
監視者を置く事ができなかったら思い切って中止する。
そういった選択肢があっても良いと思います。
安全なプール活動を行う為に
もちろん監視員を置いたからといって油断してしまうのは禁物です。
気の緩みは悲しい事故に直結します。
一瞬たりとも目を離してはいけないのです。
自園の体制をしっかりと見つめ直し、行うのであれば事故を起こさないようなやり方を、難しそうなら思いきって中止する勇気を持つべきだと思います。
すべてはこどもたちの安全のため・・・
楽しいからではなく、しっかりと安全が担保されているかを重視していきましょう。
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救命用具としてAEDを整備しよう
保育園で事故が発生したとき、救命用具があると安心できます。
救命用具は様々ですが、私は全国すべての保育園にAEDを設置したほうが良いと考えています。
AEDと聞くと
こんなものを想像する方が多いと思いますが、今は持ち運びでき、そのまま保管できるタイプも普及しています。
AEDを設置していない保育園はまだまだ多くあります。
これからの時代、安全面に関して興味を持つ保護者も増えていきますので、設置されていると良い印象にもなります。
実際、私の園でも設置したところ、多くの保護者にお褒めの言葉をいただきました。
AED販売.com なら見積もりを無料で出していただけますので、気軽に申し込むことができます。
もしかしたらみなさんが思ったよりも安く設置できるかもしれません。
安心してこどもたちが過ごせるように
安全な保育園作りを行うために
大切な命を救うために
ぜひ、導入の検討をしてみてくださいね。