どうも!保育士園長まゆあです。
今回は保育園で保護者との個人面談を充実させる為の秘訣というテーマで書いていきます。
保育園では個人面談を行っています。
こどもの事や子育ての事などを話す場であり、こどもの情報を共有しあう大切な機会でもあります。
保護者側も保育園側も忙しい中面談の時間を作るわけですから、有意義な充実した時間にしたい所。
記事では個人面談を充実させるための秘訣を7つ紹介しています。
こどもの育ちにも関わる部分ですので、良い時間にしていきましょう。
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保育園での個人面談は何をする?
保育園では園長や保育者と保護者で行う個人面談があります。
年間で何回行っているかは園によって様々ですが、話す機会を設ける事でこどもの姿の共有だけでなく、家庭の状況の把握などもできます。
面談では主にこどもの事について話すケースが多いですが、内容を挙げてみるとこんな感じです。
・子育てについて
・家庭の状況について
・園での様子について
・保護者の悩み相談
面談をする事でこどもの現状が分かるだけでなく、保護者の想いや悩んでいる事も分かるので、年間で何回かは行いたい所です。
そんな大切な時間ですので、できるだけ充実したものにしたい所。
ただ、皆さんの中には面談が苦手という方もいらっしゃると思います。
紹介する7つの秘訣を実践していくと、段々と苦手意識も無くなってきます。
さらに、面談を充実させる事もできます。
ぜひ、できる事から始めてみましょう。
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①一番大事!事前準備は念入りに
皆さんは面談に臨むにあたり、どの様な準備を行うでしょうか。
また、準備にどれだけの時間をかけているでしょうか。
この準備をどれだけできるかが成功のカギを握っています。
面談において何を準備するかですが、主なものを挙げてみると
・こどもの姿全般の把握
(生活面、対人関係、成長発達など)
・保護者からの質問、言葉の予想
・予想される質問に対する回答
こんなところでしょうか。
個人的に重要視しているのは「こどもの姿を把握しておく事」です。
姿を把握しておくことで、どんな質問が来てもこどもの姿に応じた回答ができるようになります。
こどもの姿からではなく、理論上の言葉で返答されたり、本やネットに書いてあるようなことを話すだけでは、聞いた側としては何となく残念な印象を受けるのではないでしょうか。
こどもの姿を交えた回答をする事で、保護者の方も理解したり、納得することができると思います。
スッと納得できる事もあるでしょうし、何より寄り添ってくれていると感じる事もできます。
遊び、人間関係、食事睡眠、あらゆる場面での姿を把握し、寄り添う様な形で面談を行えるように事前の準備を行いましょう。
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②面談時間は十分に確保する
面談の時間は十分に確保するようにしましょう。
時間に追われ、切羽詰まった状態での面談は話したいことが十分に話せなくなります。
話しきれなかったら面談に対して不満が残ってしまう事もありますし、消化不良で終わってしまうのももったいない話です。
十分に時間を確保する事で、ゆったりとした気持ちで面談を行う事ができます。
また、保護者の方の疑問点などにも、丁寧に話すことができるようになります。
そして何よりじっくり話を聴くことで、保護者の気持ちが晴れたり、話すことですっきりできます。
せっかくの面談の時間です。
ゆっくりと時間を取って話せるようにしたいですね。
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③話をよく聴き、保護者の気持ちや悩みの理解と共感をする
時間を十分に確保でき、面談に臨んだら、保護者の話をよく聴いて気持ちに理解と共感をしましょう。
面談では少なからず保護者の気持ちや悩みを聴く機会があります。
日々仕事と子育てに追われている中で、誰にも悩みを話すことができていないかもしれません。
素直な気持ちを話してくれているはずですので、まずは受け止める事が大切です。
気持ちを受け止めてもらえることで、保護者も安心する事ができます。
分かってくれた、聞いてくれたという感覚は、保護者が次に向かう為の力になります。
子育てのモチベーションが上がったり、こどもに対しての関わり方が変わる可能性も上がります。
時間の許す限り話を聴いて、理解と共感をする事で充実感に繋げていきましょう。
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④分かりやすい言葉で返答する
面談の際は分かりやすい言葉で返答するように心がけたいものです。
というのも、保育で使われる用語の中には、普段聞きなれない言葉が使われている事もあるので、専門用語は伝わらない可能性があります。
保護者が保育者さんであれば話は別ですが、それはレアケースだと思います。
ですので分かりやすい言葉で返答するようにしましょう。
ブログを書く時によく「中学生にも分かる言葉で書く」と言われます。
それくらい分かりやすい言葉で伝えなければ伝わらないという事ですが、それは面談でも同じだと思います。
伝えるべき事が伝わってこそ、面談の意味があるというもの。
仮に専門用語を使ったとしても、意味を分かりやすく噛み砕いてお話しするなど工夫をしたいですね。
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⑤保護者が実施可能な案の提供をする
個人面談ではこどもの問題に対し、解決案などを話すことがあると思います。
その時に「保護者が実施可能な案」を提供しているでしょうか。
こどもの状況や子育てへのモチベーション、家庭環境などによっては案を提案しても「そんなの無理だよ」と思われるだけになってしまうかもしれません。
「そんなの無理だ」と思われてしまったら…。
保護者側の充実感は無くなるものと思って良いと思います。
ですので、実施できそうな事を提案するわけですが、保育園側が家庭の中の状況まで知るのは難しいですよね。
その場合は何から始めていくか、保護者と話して決めていくといいと思います。
保護者と話をする中で実施できる事を整理し、できそうな事を探してみると、充実感も上がっていきます。
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⑥プライバシーの保護を徹底する
プライバシーの保護の徹底は必要不可欠です。
もし、保護者にとって他の人に知られたくない情報が面談の中で出てきたら、必ず守るようにしましょう。
また、他の保育者にも情報の共有が必要であれば、あらかじめ許可を取ることが望ましいです。
情報を必要以上に共有する事は、情報が第三者に知られてしまうリスクを高めます。
もし、情報が巡り巡り、保護者の耳に届いてしまったら…
保育園への信頼は一気に崩れてしまいます。
保育者は個人情報やプライバシーの保護が義務づけられているはずです。
情報を安易に扱わないように気を付けましょう。
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⑦面談後のフォローを忘れない
面談の時間が終わったらそれでおしまいではありません。
こどもたちの生活はその後も続きますし、引き続き家庭と保育園の両方で成長を見守っていく必要があります。
面談で話した内容をもとに保育を行う中で、こどもの姿に変化があればお伝えしましょう。
また、その後の様子も送迎時に話を聞くなど継続して見守っていきます。
その中で新たに気になる事があれば再度面談の時間を確保することも必要です。
フォローの際は雑談を交える事を心がけいくと、その後の面談の時や何かあった時も話しやすくなります。
信頼関係構築にも繋がる部分ですので、積極的なフォローを心がけていきたいですね。
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実り多き時間になる様に
面談で充実した時間が過ごせると、保護者もすっきりしたり、子育てへのモチベーションが復活したりと、良いことが多くあります。
また、保護者との協力関係もより強くなったり、家庭と保育園の連携や情報共有もしやすくなっていきます。
そうすると、こどもに対しての向き合い方が変わり、成長発達においてもプラスに働くと思います。
今回は個人面談の時間を充実させるための秘訣を7つ紹介しました。
こどもたちのより良い成長を支えていくためにも、面談の時間は有意義で充実したものにしていきましょうね。
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