保育園の園長先生は「保育士の背中を押してあげる事」を大切な仕事にしよう

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青空を見上げる人のシルエット

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回のテーマは「園長先生が大切にしたい事」です。

この記事は
・保育園の園長先生
・今後園長先生になる方向けへの記事になります。

園長先生の仕事は多岐に渡ります。
様々な仕事を限りある時間の中でこなさなくてはなりません。

その中でも大切な仕事があります。
それが「保育士の背中を押してあげる事」なのです。

個人的には超重要と言えるくらい大切な事だと思っています。

なぜ背中を押してあげる事が大切なのでしょうか。
記事を読みながら一緒に考えていきましょう。

正直言えば、これはnoteにしようか悩みました。
しかし、この内容は園長を「副園長」「主任」「リーダー」などに置き換えて読んでいただいてもある程度伝わるかと思いましたのでこちらで書かせていただきました。

園長先生向けのnoteは保育園の園長先生向けnote(業務、心構えなど)で取り扱っていますので、宜しければ1冊お手に取って見てくださいませ。


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園長先生の大切な仕事は「背中を押してあげる事」です

保育士園長まゆあ
保育園の園長先生には様々な仕事があります
・保育士の育成
・全体の状況把握
・園の運営の中心メンバー
・経理関係
・書類作成
・保護者対応
・自治体との関わり
・地域との関わり

などなど。

これ以外にも沢山あります。

どれも大事な仕事ですよね。
どの仕事も手を抜けませんし、抜いてはいけません。

これらの事ももちろん大事なのですが、もっと大切なことがあります。

それは「保育士の背中を押してあげる事」です。

信頼して背中を押してあげ、保育士の事を見守ってあげる事。
これが何よりも大切です。


今の時代教えるより一緒にやる方が身につく

以前であれば

「教えなきゃ」
「指導しなきゃ」
「やって見せた方が良いね」

と意気込む方も多かったと思います。

そして、実際にそのようなやり方で職員指導を行った方も多いと思います。

何を隠そう私もそう指導を受けた人でした。

しかし、今の新人保育士さんはそのやり方ではついてきません。
傾向として言われているのが

・決められた事だけやる
・出来る事だけやる
・指摘されると落ち込んでしまう
・すぐに諦める/やる前から諦める
・積極性がない

上記の様な傾向があるとされています。
「ゆとり世代」とも言われたりしますね。
(もちろんそうではない方も沢山いらっしゃると思いますが)

この様な方に対してやって見せた所で、自分に無理だと思ったりできないと判断された時点でその人の心には何も響かないですし、むしろウザがられるだけになってしまいます。

悲しいですが、それが現実です。

今はある程度の所まで一緒に取り組んであげ、具体的な指示などをだしてあげた方がついてきやすいとされており、チーム感覚で取り組んでいった方がついてきやすいです。

それが能力の開花にも繋がっていきますし、モチベーションも上げやすいです。


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実践の場で安心してチャレンジできる環境を作る

挑戦イメージ

保育園は人が関わり合って成り立つ施設です。
その為、新人の保育士を初め、保育園に関わる全ての職員が安心して仕事できる場を作っていく必要があります。

安心して働ける職場であれば職員も定着しますし、長く働いてこその安定した保育につながると思いませんか?

それには「誰であっても安心してチャレンジできる環境」が必要になります。

考えてみましょう。

園長に常に見られ、何かあると指導・指摘をされる職場

自分の考えを尊重してくれ、信頼して見守ってくれる職場

どちらが良いでしょうか?

もちろん、両者共に良い点・悪い点があるので優劣をつけるのは難しいです。
しかし、働きやすさという点では、保育士の事を信頼して見守ってくれる方がやりやすく感じるのではないでしょうか。

・見守り、適切な場面でアドバイスをしてあげる
・悩んでいたら一緒に解決法を考える
・決して意見を押し付けない

大事なことですよね。

背中を押してあげ、見守っていくこと。
それが安心して働ける職場環境を作ることにつながります。
保育士のモチベーションも保てますし、保育園を運営するにあたって大きな力になることは間違いないです。

安心して働ける職場作りで保育園の土台を安定させる

保育室で遊ぶ子ども

では、安心して働ける環境が作れるとどんな良い事が起きるでしょうか。

例えば

・離職率が低くなる
・保育士同士の連携が良くなる
・保育の質を上げやすくなる
・周りからの評判が良くなる
・いい人材が集まりやすくなる

ざっと考えてみましたが、まだまだありそうですね。

離職率が低くなればそれだけ職員が長く働いている事になりますから、安定した保育につながる可能性も高くなります。
保育園の運営を好循環で行っていける状態になるので、「安心して働ける」ということは保育士さんにとって大事なことです。

逆に安心して働ける環境にない場合はどうでしょう。

毎年のように保育士の大量離脱を起こしてしまうと、1年かけて積み上げたものを最初からやり直さなくてはならなくなりますよね?
そのような状態では安定した保育を実現するのは難しいですし、職員間のコミュニケーションも取りづらくなってきます。

保育の質を上げようと思っても中々難しいと感じることでしょう。

また、保護者の方から「先生の入れ替わりが激しい園」という評判を受けてしまうと、どうしても良い印象をもたれないですよね。
保育士の虐待問題やパワハラ疑惑があると必ずといっていい程職員の離職についての意見が挙がる気がします。

繰り返しですが、職員の背中を押してあげ、安心して働ける環境を作っていくこと。
それが園にとって安定した土台作りにつながること。
安定した土台は良い保育園作りだけでなく、保育の質を上げていく事につながること。

これらを大切にしていければ良いと思います。

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昔のままはNG!自らアップデートする努力を

Newと書かれた旗

いまだに
「やって見せた方が良いね」

とか
「厳しく指導しなきゃ」

という声が聞かれるのも事実です。

しかし、今はそういった指導法が通用しなくなってきています。

下手すればパワハラのように思われる可能性も高いですし、今はSNSが発達していますので個人が晒される危険性もあります。
指先一本で人生が終わってしまう可能性だってありますからね。
怖いことだと思いませんか?

もちろん、園長先生だけがこれらを考えるのではなく、主任やリーダー保育士、リーダーに準じた立場の保育士さんが一丸となって取り組むべき問題でもあります。

昔よりも後輩職員がついてくる、慕ってくるという時代ではありません。
今の時代に合ったやり方をしないと、職員が次々と離れていってしまいますので、そこに気づけるかがポイントになってきます。
時代の変化に合わせて自らをアップデートしていきましょう。

保育士は保育園に無くてはならない存在。
大切な存在だからこそ、安心して働ける環境を作っていかなくてはなりません。

その保育士の背中を押してあげる事が安心して働ける職場作りの第一歩になります。
この事を大切にし、日々の保育園運営を行っていきたいものですね。


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