小池都知事が表明…東京都第二子保育料無償化の流れや声をまとめてみた

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保育料の封筒

どうも!保育士園長まゆあです。

今回は最近話題になっている「東京都の第二子保育料無償化」について取り上げていきたいと思います。

2023年1月12日に東京都の小池百合子知事が、第二子の保育料完全無償化を表明しました。
今までは第二子は半額の保育料となっていたのでそれが無料になる、といった施作です。

この表明には様々な声が上がっています。
ネットのコメント欄やSNSを見るだけでも相当な数のコメントがされており、関心の高さが伺えます。

そこで今回は無償化までの流れや小池百合子都知事の発言やコメントをまとめてみたいと思います。

併せて私の率直な想いも書いていきたいと思いますので宜しくお願いします。



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東京都の第二子保育料無償化とは

東京都庁

2023年1月12日に小池百合子東京都知事が、第二子の保育料無償化を表明しました。

現在東京都では第二子の保育料は保護者負担が半額、残りの半額を国や東京都が負担していますが、今回の表明では保護者負担分を東京都が負担し、0〜2歳児についても無償化するといった形になります。

東京都の出生率は1.08(2021年)となっており、全国の平均を下回っている現状があります。(ちなみに全国平均は1.30)

東京都として第二子が保育園に入りやすい環境を作ることで少子化対策に踏み出そうという事ですね。

今まで第二子は半額で済んでいたのが完全無償になるという事で、該当する世帯にとっては嬉しいニュースになります。



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第二子無償化にむけた今後の流れ

現在東京都は2023年10月1日から開始する事を目指しており、新年度当初予算に関連経費を含めて盛り込む予定になっています。

予算は関連経費も含めて約200億円を盛り込むとの事で、財源確保には至っていないものの確保する事を明言しています。

いまりちゃん
これでやらないという事にならないと良いですが…

保育士園長まゆあ
流石にここまで事が大きくなっているので中止にはならないと思います

大きな反対の声などが挙がらない限り、このままのスケジュールで無償化に向けて進むと予想されます。



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小池都知事の表明に様々な声が上がる

スマホを操作する女性

さて、小池都知事が表明した事でネット上には様々な声が挙がっています。
国が中々動かない中、スピード重視で動いた為インパクトがあり、反響もとても大きいものになっています。

保育士園長まゆあ
その一部を抜粋してみるとこんな感じです

賛成の意見

・単純に保育料が安くなるのは助かる
・保育料が無くなることで生活が楽になる
・他の自治体でもやってほしい
・こどもファーストの取り組みで素晴らしい
・保育園の定員割れ問題解消に繋がるのでは

反対の意見

・多子世帯だけの援助ではなく全体への援助をすべきだ
・生活への援助が先ではないか
・親子の時間を確保できるような取り組みを!
・預けなきゃ生活できない社会がおかしい
・こどもの事を考えていないのではないか

その他の意見

・預けやすくなるのは良いけど実際預けられるのかな?
・選挙対策なのではないか?
・保育士の給料を上げてほしい
・保育士不足に拍車をかけるのではないか

流石に全ての声を拾うのは難しいですが、概ねこんな感じだと思います。

いまりちゃん
どの言い分もごもっともですね

全ての人が納得する様な施作を考えるのは至難の業です。
色々な意見が挙がって当然だと思います。



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無償化に対する個人的な意見、感想

対策の始まりとしては良い取り組みだが

今回の第二子無償化について、個人的には良いのではないかと思いました。

少子化対策は国の課題の一つであり、急激な少子化が進んできている待ったなしの状況でもあります。
何かしら対策を打たなければならないのですが、国は中々動く気配を見せません。

保育士園長まゆあ
異次元の少子化対策の検討をするとは言っていますが…

国が腰を上げない中、東京都が動いたというのは国を牽制する意味でも良いと思います。

仮に第二子の保育料が2万円だとしたら年間で24万円の給付と同義ですよね。
これは大きい額だと思いませんか?
月2万円浮けば生活が少し楽になる事でしょう。

ただ、どちらかというと少子化対策と言うより子育て支援である面はぬぐえません。
今いるこどもへのサポートといった受け取り方もできますよね。

ですが、この先産まれてくるこどもを預けやすい環境を整えるという観点で見ると悪くないのでは?と思います。

併せて保育士の処遇改善などの保育園への対策を

今回、降って湧いたように話が出てきた第二子保育料無償化。

少子化対策としては良いと思いますが、預かる側、つまり、保育園側にも何かしらの対策を併せて行なって欲しいところです。

子育てをする側としてはどんな形であれ無償になったり、補助を受けられるのは嬉しい話です。

一方で、保育に携わる身としては今後を注視していく必要がある話でもあります。
なぜかと言うと、保育園への負担が増える可能性を秘めているからです。

・預ける方が増えれば待機児童の問題も再度大きくなる事でしょう
・配置基準の改善も待ったなしの状況です
・保育士不足も変わりはありませんので、改善が求められるところです

保育を取り巻く状況は年々厳しくなっています。
求められていることが多くなり、負担が年々大きくなっています。

保育士園長まゆあ
保育の現場で働いていると凄く感じるところです

受け皿となる保育園の環境が充実しないと、こどもにとって不利益になってしまうので併せて対策を行うべきポイントだと思います。



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信頼できる子育てのサポーター作りも

この他にも子育てのサポーター作りも必要なのではと感じました。

昔はこどもに対して近隣の方も関わってくれた時代がありました。
また、今ほど核家族化は進んでいなかったので、祖父母が面倒を見てくれていた家庭も多いです。

保育士園長まゆあ
私も祖母が家にいたので面倒を見てくれていた記憶があります

しかし今は核家族化が進み、家庭に関わる人が少なくなりました。
頼りたいけど頼れない、そんな悩みを抱えている方も多いと思います。

そうした悩みを少しでも減らす為に自治体の子育て支援もそうですが、シッターサービスの活用や一時的な預かり保育の拡充も行えると良いとと思います。



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福岡市でも取り組みが…全国に広がるか?

青空の下の子供たち

東京都に続いて福岡市も第二子保育料無償化を表明しました。

東京都に追従した形にはなりますが、この動きを見ると今後他の自治体でも無償化を実施したり、違う形での取り組みが行われる可能性が高いです。

こうした流れはすでに第二子保育料無償化を行なっている明石市の泉氏も歓迎の声をあげています。

しかし、財源がある自治体のみが実施でき、財政が厳しい自治体は実施できないとなると格差が生まれてしまうことになります。

保育士園長まゆあ
そうなると不満につながってしまいますよね

取り組みが全国に広がるのであれば、国が主導して流れを作っていくべきだと思います。
自治体による格差はあってはならないことでもあります。

賛否両論巻き起こった今回の東京都第二子保育料無償化。
少子化対策は預けやすい環境づくりの他にも、経済対策、婚姻や出産の対策など幅広い対策が求められます。

どのような政策を行うにせよ、こどもたちが不利益を被らないような対策を是非とも行って欲しいと思います。

また情報がアップデートされれば随時更新してまいります。



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