どうも!保育士園長まゆあです。
今回は新年度始まって1ヶ月の間にやっておくべき事を紹介します。
新年度始まると慣らし保育などがありバタバタとした毎日を過ごします。
こどもたちもそうですが、新体制に慣れるまで保育者の皆さんも落ち着かない日々が続きます。
そんな忙しい毎日ですが、今の時期だからこそやっておきたい事も沢山あります。
ここでやっておけば今後の保育が楽になりますし、クラス運営にも余裕が出てきます。
記事ではやっておくべき事を5つ紹介します。
取り入れられそうな事からぜひやってみてください。
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①保育環境の整備&アップデート
まずは保育環境の整備とアップデートです。
新年度入ると新体制に入ります。
その為、その時の状況や体制にあった環境作りを行っていかなければなりません。
こどもたちに適した環境を最初から作るのは難しいですが、日々の様子に合わせて少しずつ環境の設定を考えていき、こどもたちが安心して過ごせる環境を作ってみましょう。
その時の状況により適した保育環境があるはずです。
また、アップデートについてですが、園によっては昔から続くやり方のまま変えずにいる事があると思います。
不変も大事かもしれませんが、「同じままは考えなくなる」と私は思っています。
思考停止状態になってしまうのが一番良くないです。
より良い保育環境を常に考え続ける事が必要だと思います。
最新の情報もすぐに手に入る時代なので、学び続ける姿勢を持ちたいところですね。
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②沢山遊んで安心感を持ってもらう
新生活が始まるとこどもは思ったよりもストレスを抱えているもの。
一見いつも通りの様に見えても、心は不安定だったりします。
また、新入園児はお父さんお母さんがいない不安感が大きく、泣いてしまう事がほとんどです。
こどもは「安心感」を得られると少しづつ落ち着いていきます。
安心して過ごせる様になると保育者信頼関係も築きやすくなります。
・一緒にいると安心できる
・ここで遊ぶと楽しい
そう思ってもらえるとクラスもより安定していきます。
人見知りなどで嫌がっているときに無理やり関わるのは良くないですが、必ず声掛けをするなど徐々に距離を縮めていける様に関わっていきましょう。
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③職員の役割分担を決める
新年度始まると体制が変わることが多いと思います。
体制が変わると、それぞれの役割にも変化が生じることでしょう。
入職、退職があれば当然のことです。
そこで役割分担をしっかり決めることで、体制がより確かな物になっていきます。
役割にはクラス内のものと全体のものがあります。
そして、役割を決めた後はやるべき事を明確にしましょう。
細かいところまで決めていけるとやるべき事が明確になり、新人の職員でも動けるようになります。
役割があやふやだと行動に迷う職員も出てきます。
特に災害時や緊急時はより慌ててしまうでしょう。
役割分担が明確になっていれば迷う事も少なくなります。
併せて園長やリーダーは明確な指示を出せる様にすれば、新人職員も迷う事が少なくなります。
保育園も一つの組織。
組織として行動する上で役割分担は必要不可欠なものなのです。
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④保護者の顔をしっかり覚える
これも当たり前のことではありますが、保護者の顔をしっかりと覚える事も大事なことです。
慣らし保育中の送迎はお母さんが来ることが多いです。
毎日の様に顔を合わせると自然と覚えますよね。
しかし、急にお父さんや親戚の方が来ると「誰?」となってしまいませんか?
保護者側からしてみれば覚えてもらえていないのは悲しい事。
短期間で出来る限り覚える様にしましょう。
顔を覚えるのが苦手であれば特徴を掴むところから始め、メモをするなどの対応が必要です。
工夫次第で早く覚える事も可能です。
顔を覚えるのは新人保育者さんでもできる事です。
送迎時の対応の経験は少ないかもしれませんが、覚えるチャンスはあるはず。
定期的に担任同士でも確認し合い、わからない職員がいたらそっと教えるなど、お互いにカバーし合いましょう。
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⑤年間のあらゆる予測をする
こどもの成長はある程度の目安があります。
その時の成長に合わせて保育する事も大事ですが、成長の目安に合わせて挑戦していく事も大事です。
ですので、年間を通してあらゆる予測をしておくと保育の助けになります。
予測して書くものにはクラスの年案、月案などがありますよね。
そして、個別に年間を通して書き続けるものは児童票などもあります。
日々振り返って書類を見ているのであれば別ですが、そうではない事もあるのではないでしょうか。
もっと日常的に、気軽に成長発達が分かるものも導入して、クラスの保育運営に役立てても良いのではないかと思っています。
私のオススメはマインドマップの活用です。
マインドマップとは物事の考えを深めていくとときや、自身の思考を見える化する時などに用います。
こども自身や育てたい力などを中心にして放射線状に記入していきます。
例えばAくんという園児がいてハサミの導入を検討する時に、
・足りない力
・導入の前段階の活動
・いつからやるか
・導入時期のメド
これらの情報を記入していきます。
そうすると一目でAくんのハサミに関する今後の目安や今までの成長発達が確認できますよね。
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上記はあくまでも一例です。
こどもの育ち全般を記入するのであれば保育所保育指針や発達の目安を参考に書き入れてみてください。
達成できたら日付なども入れ込めると良いですね。
書くには時間がかかるものではありますが、書いてあると保育にも活用できますし、成長発達を時間をかけずに一目で確認できるので有効活用できます。
こども一人一人でも良いですし、何かの導入の時にも使えるものです。
もちろんマインドマップは一つの案ですので、他にもやりやすい方法があればそちらでも良いと思います。
大事なのは「こどもにどんな援助や支援、配慮が必要なのか」を可視化する事。
可視化する事ができていれば課題や問題に気づきやすくなり、よりその子に合った保育ができるのではないでしょうか。
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1年間のベースを作ろう
ここまで5つ紹介してきましたが、始まって1ヶ月はこどもも保護者も保育者も新生活に慣れていく期間です。
そして、1年間クラスを運営していく上でベースを作る期間でもあります。
安心してこどもたちが過ごせる様にするのはもちろんの事、保護者にとっても安心して預けられる場になる事も大事です。
そして、保育者をはじめ職員が保育しやすい、働きやすい環境にしていく事も大事な事です。
忙しい日々が続きますが、慣らし保育が終わると本格的にクラス運営がスタートします。
行事などで時間を使う事もあるでしょう。
厳しい状況のまま保育を行なっていくのでは無く、余裕もって保育していく上でも最初の1ヶ月で地盤を固めていきましょう!
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