保育園における行事で保育者が大切にしたいたった一つの事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PR・広告

PR・広告を含みます

子どもの遊びを見守る保育士

どうも!保育士園長まゆあです。

今回は「保育園における行事で保育者が大切にしたいこと」というテーマで書いていきたいと思います。

保育園では運動会などの行事が行われています。
私の園もそうですが、皆さんの園でも行事当日はこどもや保護者が参加して、大いに盛り上がる事と思います。

さて、この行事に関してですが、皆さんはどのように考えて行っていますか?
様々な考えや法人の方針などもあると思うので、多種多様な考えがあると思います。

個人的には行事を行うときに保育者に大切にしてほしいことがあり、この大切にすべき事を守ってこその行事とも思っています。

自園の職員にも同じことを伝えている内容にはなりますが、皆さんの参考になれば幸いです。



スポンサーリンク

大切にしたい事、それは「こどもを中心に考えているか」

皆さんはこどもたちの事を中心に考えて保育をしていますか?

「そんなの当たり前」と思う方の方がほとんどだと思いますが(そうであって欲しい)、行事においても同じで、「こどもを中心として考えているか」がカギになります。

こどもを中心において保育を考えるのは重要な事。
ですが、保育者であれば至極当たり前のことが、実はできていないこともあるのではないかというふうに思ってしまうのです。

保育士園長まゆあ
では次に行事のことについて考えてみましょう



スポンサーリンク

保育園における行事は誰の為に行う?

運動会イメージ

では次に保育園における行事は誰のために行うのかという視点で考えていきます。

保育における全ての事は「こどもの為に」が原則です。
しかし一方で、法人によってはそうではないケースもあるようです。

例えば、「行事は保護者に見せる為」という風に考えるケース。
こどもの成長を保護者に見てもらうということ自体は良いと思います。

ただ、良く見せようとして無理な動きを保育で練習したり、保育の時間を削ってまで行事に関する活動を行うようなケースも見受けられます。
これは本当にこどもの事を考えて行っていると言えるでしょうか。

行事に関する活動の中で、

「お父さんとお母さんが見るんだからね!」

もっときちんと合わせて!」

「恥ずかしいよ!」

といった言葉を聞いたことがありませんか?

こういった言葉が出た時点でこどものために行っているとは言えませんよね。

繰り返しになりますが、保育は「こどもの為に行うもの」です。
保護者のために行うものという方向になってしまうと、こどもたちの負担が増えてしまうので注意が必要です。



スポンサーリンク

行事の為の保育になっていないか振り返る

整列するこども

ここで自身の保育を振り返ってみてください。
「こどもの為の保育」と思っていても、いつの間にか「行事の為の保育」になっていませんか?

保育をする際、まずは年間で計画を立てますよね。
そして、計画の中には行事のことも含んでいると思います。

計画はあくまでも計画です。
達成が難しそうだなと思った段階で計画の修正をしながら、その時のこどもの姿に合った保育を行うのが正しい流れです。

しかし、間に合わないからと言って無理に行事に関することばかり保育で行うのは違うのではないでしょうか。

また、行事で〇〇をしたいから××をしようという考え。
これも行事の為の保育になると思います。

こどもの育ちとリンクすれば良いのかもしれませんが、リンクしなかった場合保育に無理が生じますよね。

結果として行事のための保育に繋がりやすいので注意が必要です。



スポンサーリンク

行事のことでこどもに無理をさせてしまった過去

私も昔は行事の為に色々と準備していた事もありました。

朝早くから出勤し、日中の保育では行事にばかり目が行き、退勤後も残って準備作業をしていました。
新人の頃は先輩についていくだけでしたから、これが当たり前とも思っていました。

しかし、年々行事の為に準備していても充実感が無いというか、本当にこどもたちのためになっているのだろうか?という疑問が湧いていたのです。

いまりちゃん
まゆあ先生にもそんな時期があったのですね

そしてある時、それは「こども」ではなく「保護者」や「先輩」に目が行っていたからということに気づきました。

「保護者に良く見せよう」、「先輩の指示に従おう」、そんな気持ちをこどもたちにもぶつけてしまい、ついキツくなってしまうこともありました。

保育士園長まゆあ
今考えると申し訳ないことをしたなと思っています。

そんな経験があるので、今では行事のことでこどもたちに無理をさせることがない様に職員たちの事を見守っています。



スポンサーリンク

行事はあくまでも「保育の一部分」である

手のひらの中で浮かぶ元気なこどものシルエット

行事はあくまでも保育の一部分です。

保育やこどもの育ちがあってこその行事であり、行事ありきの保育はすべきではありません。

行事のためにこどもに無理をさせるのはもってのほかで、加えて保育者がサービス残業や持ち帰りをしてまで仕上げることに意味はないと考えます。

視点を変えて、というよりかは基本に立ち返って、普段の生活や成長をそのまま行事で活かせるようにすれば新しい行事の形ができると思います。

その為にも普段から「こどもを中心に置いて考えること」を徹底して行っていきましょう。

関連記事



スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする