どうも!保育士園長のまゆあです。
今回は「クーハン」について書いていきます。
みなさんはクーハンというものをご存じですか?
別名「ベビーキャリー」や「クーファン」とも呼ばれており、子育て中の方で使用している、もしくは使用していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなクーハンですが、使ってみると便利に思う反面、使い方を間違えてしまって思わぬ事故が起きてしまうという事例があります。
場合によっては骨折などの大けがを負う事もあり、気を付けたい所。
そこで今回はクーハンを使う時に注意すべきポイントを4つ紹介していきます。
注意点を頭の片隅に入れて、正しく安全にクーハンを使っていきましょう!
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クーハンとは?
クーハンとは簡易的なベビーベッドの一つです。
代表的なものはかご型のもので、新生児がその中ですやすやねむっている姿はとても可愛いですね。
クーハンには様々な商品があります。
かご型のクーハンだけでなく、バッグになるタイプや布タイプのもの、折り畳み式のものまで多様な種類があります。
また、赤ちゃんを寝かせるだけでなく、移動やおむつ替えスペースとしても使う事ができるものもあり、使ってみて便利だと感じる方もいらっしゃいます。
一方で、クーハンを使用していた際に事故や怪我が発生したという話も耳にします。
実はつい先日も園に通っている保護者の方が、クーハンを使用中に赤ちゃんが落ちてしまったという話を聞きました。
幸い、怪我にはつながらなかったですが、一歩間違えれば大きな怪我になっていました。
この様にクーハンは便利な道具である反面、事故や怪我を負ってしまう可能性もあります。
事故はなぜ起こる??
事故の原因の大半は「使用する際の取り扱い方」にあるのが実情です。
そもそも、製品には事故や怪我が起きないように取扱説明書が付けられており、使い方や注意点などが書かれています。
説明書通りに適切に使用していれば何ら問題のないものでも、使用者が使い方を間違えてしまうと事故を起こす確率が上がってしまうのです。
クーハンはかご型の製品です。
例えば、その上で赤ちゃんが寝がえりしたらどうでしょう?
そのままクーハンごと転落してしまう姿が想像できますよね。
また、ちょっとだけだからとソファーの上においてしまう様なケースも想像できます。
ソファーの上は平らではないので、置く場所としては非常に不安定です。
そのような状態だと、何かの拍子に転がり落ちてしまう事もあります。
後のポイントでも紹介しますが、上記の使い方はいずれも「間違った使い方」です。
間違った使い方をしてしまったが為に、事故が起きてしまったのです。
赤ちゃんに使うものですから事故を起こさず使いたいですよね?
事故を起こさないポイントをしっかりとチェックして、安全に使っていきましょう。
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事故を防ぐためのポイント
①適切な月齢で使う
クーハンをこどもに使用する適切な年齢(月齢)はどれくらいだと思いますか?
答えは「新生児から概ね寝返りをし始める頃まで」を想定して作られています。
ですので、概ね3か月くらいまでが使用できる目安になります。
(製品によっては生後6か月頃までとなっているものもあります。)
寝返りをし始めたら使用を止めなければなりません。
先ほども書いた通り、寝返りをし始めてからも使っていると、赤ちゃんが寝返えった際にバランスを崩して倒れてしまう可能性があります。
当然、中にいる赤ちゃんは手や受け身などを取る事ができません。
なので、倒れてしまったら衝撃をまともに受けてしまうのです。
何もない所や柔らかい所に倒れれば怪我を免れるかもしれません。
しかし、倒れた先が固い所だったり、高さがあると怪我をしてしまいます。
寝返りを始めるのは個人差がありますが、早いと生後3か月ほどで出来るようになるこどももいます。
子育てをされている方の中には、気づいたら違う所にいて驚いたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「寝返りをし始めたら使わない。」この事を頭の中に入れておきましょう。
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②取っ手や紐を過信しない
取っ手や紐を過信しないとはどういうことだと思いますか?
クーハンの中にはかごのように取っ手が付いているものや、肩から紐でぶら下げるタイプのものなど様々なタイプがあります。
事故の中には取っ手や紐に関わる事例も起きているのです。
例えば
・持ち上げようとしたらつかみ損ねた
・肩から下げていたらずり落ちた
・持ち運びする際にバランスを崩した
実際に起きた事例をもとに例を挙げてみました。
取っ手が取れるなんてまさか!と言いたくなりそうですが、実際に事故が起きている事実があります。
そもそも長時間持つような設計ではなくあくまでも一時的なものです。
基本的には赤ちゃんを寝かせる用途で使用するので、むやみに持ち運んだり、車に乗せるといった危険な行為はしないようにしましょう。
③クーハンに対する認識
赤ちゃんが生まれた際に「○○学級」みたいな名前で両親やこれから出産するかたを対象とした催しを行う自治体があります。
その時にクーハンの危険性について周知する事があるのですが、参加したお母さんは知っていたけど、お父さんは知らなかった(その逆もありますね)といった事があるのです。
その他にも祖父母や親戚が間違った認識を持っている可能性もあります。
実際の事例の中には、お母さんはクーハンの注意点を知っていたけどお父さんは知らなかったといったものがあります。
間違った持ち方をして赤ちゃんを落としてしまったという事故が発生しているのです。
何度も言うように正しい使い方をすれば何の問題の無いものでも、間違った使い方をしてしまうと事故が起きる確率が上がります。
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④手作り品・中古品を使わない
子育てしている方の中には手作りが好きで、クーハンを作る方もいます。
クーハンも工夫すれば自分で作る事ができます。
自作のやり方を紹介しているサイトなどもありますが、安全性を考えると怖い感じもします。
メーカーが製造しているものは安全性の担保としてSGマークを付けたり、針などが無いかどうか検針もしているので、安心して使えるようになっているはずです。
一方で手作りの場合は気を付けて作っていると思いますが、万が一の事があった場合の保証はありません。
これだけでも怖いと思いませんか?
また、中古品は一度他人が使ったものになります。
売りに出した方がどの様な使い方をしていたか全く分かりませんので、壊れやすくなっている可能性もあります。
リサイクルショップでもある程度のチェックはしていると思いますが、製品を作っている訳ではないので信頼できるものではありません。
とにもかくにも赤ちゃんが使うものを選ぶなら、信頼できるメーカーの物を選ぶようにしたいですね。
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悲しい事故を起こさない為に
クーハンは子育てに絶対必要なものかと言われたら、そうではありません。
ただ、一定数使っている方がいるのも事実です。
クーハンの中で寝ている赤ちゃんの顔を見ると、幸せな気持ちにもなるので、実際に使ってみて良かったと感じている方も多いでしょう。
だからこそ使用する際は周りの大人が使い方を守り、赤ちゃんの安全を守るようにしなければなりません。
クーハンは「赤ちゃんを寝かせる為に使うもの」であり、「持ち運びするもの」ではありません。
そして、寝返りをするまでの短い間での使用です。
説明書通りの使い方を、赤ちゃんに関わる全ての大人が守れるようにしなければなりません。
悲しい事故を起こさないように、正しく使用するように心がけていきましょう!
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