保護者から保育園でのおむつ替えの回数が多すぎると誤解される理由

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肌着姿の赤ちゃん

どうも!保育士園長のまゆあです。

今回は「保護者からおむつ替えの回数が多すぎると誤解される理由」について書いていきたいと思います。

みなさんはネットなどでこういった意見を目にしたことはありませんか?

・保育園でおむつの減りが早すぎる
・無駄に使っているんじゃないか

など、保育園のおむつ替えの回数について様々な意見が挙げられています。

実際に私も担任をしていたころに保護者の方から「おむつの減りって早くないですか?」と言われた事があります。
その時はなぜそう思われたのか分からなかったのですが、こどもができて親側の視点が分かるようになってから言っている意味が分かりました。

保育園では主に乳児クラスでおむつ替えを行います。
おむつはこどもの生理的機能が発達するまで必要不可欠なものです。
交換するにも理由がありますよね?

ここでは保護者からおむつ替えの回数が多すぎると誤解される理由について書いていきます。


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小さいうちはおむつ交換の回数が多い

おむつ

まず、おむつはなぜ必要なのでしょうか?

小さいうちは排尿などの機能を自らコントロールすることができません。
おしっこが溜まる感覚は1歳前後から分かると言われていますが、それを溜めて置く事が難しく、意に反して出てしまうのです。

その為、おむつ乳児期のこどもはおむつが必要です。

保育園ではそんな小さなこどもたちを沢山受け入れます。
預かるこどもの年齢、月齢が低くなるほど尿などをためておく事ができません。

ですので、必然的におむつ替えの回数が多くなるのです。


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回数によっては保護者から誤解されることも

1日におむつを使用する枚数は大体決まってきます。
しかし、毎日同じ枚数かと言ったらそうではありません。
排便の回数や汗をかく事でも交換する事があります。

そうなると多いときで1日に10枚近く使用する事もあります。

新生児ならまだしも、1歳児クラスくらいになると10枚も使う事はあり得るでしょうか。

家庭ではあまりないかもしれません。
では保育園ではどうか。

保育園でもそこまで多くの枚数を使う機会はほとんどありません。
しかし、状況によってはそういった状況も普通に生まれます。

時には何日も連続で続くので、そうなるとおむつの消費が激しくなります。

いまりちゃん
確かに、おむつ替えの回数が多くて沢山使う事もありますね



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おむつ替えの回数が多すぎると誤解される理由

テーブルの上に乗ったおむつ

清潔感を保つためにどうしても多くなる

まず理由として挙げられるのは清潔感保つ為です。

特に乳児期は肌が弱く、ちょっとした事でも肌荒れが起きたりします。
おむつ関係だと「おむつかぶれ」が代表的な例でしょうか。

軽度であれば問題ないことがほとんどですが、ただれるくらいになってしまう子もおり、痛みが伴います。

おむつ替えをしている保育者側から見ても痛々しく思うケースもあります。
その状態であれば、一度皮膚科で診てもらってください。

最近のおむつは性能が良くなったとは言え、排尿などがあったおむつをそのままにしていると肌トラブルを引き起こしてしまうので注意が必要です。
排便の場合は早く代えないとかぶれてしまいます。

0歳児クラス以外にも、1歳児クラスくらいのこどもでも肌が弱いこどもは多くいます。
この様に清潔感を保つようにするとなると、自然と使用枚数が多くなってしまうのです。

そもそもおむつ交換の回数などを知らせていない

保護者におむつ替えの回数やタイミングを知らせていない事も誤解されてしまう原因のひとつのようです。

初めてお子さんを預ける保護者の中には、まだ保育園の事を良く理解していない方もいます。
そういった方に入園説明会などでおむつ替えについて説明すると、「そんなに替えるんですね」と驚かれる事があります。
初めての事ですから当たり前ですね。

保護者の方にしっかりとおむつの使用枚数について説明しておく事で、誤解される事は無くなるでしょう。

園によって回数やタイミングは異なります。
保育園側としては日々行ってることですから意識はあまりないかもしれません。
一方の保護者側の事を考えてみると、分からない事も多いのでおむつ替えのタイミングの説明をしておいた方が良いという事になりますね。

紙おむつの性能の進化

今の紙おむつの性能はとても良くなっています。

こどもが排尿などをしても不快感を感じにくいとされています。
私のこどもたちを見ていても、たっぷり吸収していても平気な顔をしていました。

保育士園長まゆあ
よく平気だなと思いつつ、替えていなかった事を反省しましたが…

こういった事もあり、子育て中の方の中にはギリギリまでおむつを交換しないといった話を聞いたりします。
ですが、保育園では排尿があれば交換します。

おむつ替えのタイミングで少しでも出ていたら替えますし、放置する事もありません。
逆に、使用枚数が少なすぎるのは、園側の対応が良くないと言わざるを得ません。

こうして、おむつの性能の進化はおむつ交換に対しての認識の差を生み、使用枚数が多いと誤解されてしまう事につながる事もあるのです。


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ちなみにおしり拭きの使用頻度も見られている

おしり拭き

おむつ替えの時に毎回おしり拭きを使う園もあります。
また、排便があれば必ず使っていると思います。

シャワーなどで流せれば一番いいのかもしれません。
しかし、そのような設備が整っていない園も多くあります。
そうなるとおしり拭きで対応していくことになりますが、便の汚れ具合によっては中々拭ききれない事もあります。
その結果、大量消費に繋がってしまいます。

おしり拭きは通常であれば補充の頻度は多くありません。
しかし、時に消費が多くなってしまう事もあります。
そうなると、保護者から使い方に疑問を持たれてしまうケースも出てきます。

便が多いときは余分に持ってきていただきましょう。
そして、多く使ったなら必ず事情を説明するように心がけたいものです。


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すべてはこどもたちの清潔を守る為

おむつの交換回数が多くなる理由を紐解いていくと、「こどもの清潔を守るため」という結論に達します。

ただでさえ肌が弱いこどもたち。
こどもたちの衛生環境を誰が守って行くのかといえば、周りにいる大人が守っていく他ありません。

おむつの交換回数はやがて少なくなっていきますが、多く使うときがあるのも事実。

おむつの使用枚数が多いと誤解される事もありますが、保護者の方にもしっかりと話をして、おむつ替えに対しての認識を合わせられる様にしていきたいですね。


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