どうも!保育士園長まゆあです。
今回は入園後の具体的なイメージを持ってもらえる保育園見学の行い方というテーマで書いていきます。
新年度始まると少しづつ次年度の見学対応を行う事が増えてきます。
次年度入所の希望を出す秋ごろがいちばんのピークになりますが、行動が早い方は春から動かれている方もおります。
保育園の見学は短い時間で行われる事が多いですが、見学は保育園にとっては保護者の方に直接保育を見ていただけるチャンスの場です。
これから少子化がますます進む予想がされる日本において、保護者から選ばれる事も必要になってきますよね。
その第一歩として保育園見学の場を活用したい所。
今回は短い見学の時間でも保護者の方に具体的なイメージを持ってもらうため方法を紹介していきます。
具体的なイメージを持ってもらえれば入園にもつながりやすくなるのでできる事から行ってみてはいかがでしょうか。
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保育園見学は保護者に直接見ていただく良い機会
最近は「保活」という言葉が定着し、保育園に入れる為の活動を積極的にされる方が多くいます。
その中で何園も保育園見学をしている保護者も多く、我が子に合った園に入園させたいと思って活動しています。
この様に、こどもを預けたい保護者にとって見学は保育園を知る為の大切な活動になりますが、一方の保育園側にとっても自園の事を知ってもらえるチャンスになります。
今後少子化や待機児童解消により、保育園が定員割れする時代がやってきます。
すでに定員割れしている保育園も多く、所属法人の中でも2/3しか園児がいない園もありますし、地方では閉園も始まっています。
厳しい時代に突入していますが、だからこそ見学の場は大切にしたい所。
人の印象は6秒で決まると言われますが、園の印象も見学1回で決まってしまいます。
その見学の時に入園後のイメージを持ってもらえたら…
保護者の方から選んでもらえる確率も高くなるのではないでしょうか。
認可保育園、認可外保育施設では事情が異なると思いますが、根本は同じ。
具体的にイメージを持ってもらう為にできる事を行ってみましょう。
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①保育で使っているものを実際に見ていただく
まずは実際に保育で使っているものを見ていただくことです。
・布団やタオルなど日常で使用している物
・教育面で取り組んでいる物
(ドリルや英語で使っている物など)
・かばんや靴 etc…
おもちゃでも良いですし、午睡用の布団、園児の持ち物、教育の取り組みを行なっていればその教材など、保育で使用しているものを実際に見せ、さらに触ったり使ってみたりと実物を用意してみていただきましょう。
初めて保育園を利用する方は、普段こどもたちがどんなものを使っているのかイメージが湧かない事が多いです。
使っているものが分かれば保育園選びの参考になります。
見学の時に持ち物やどんなものを使っているのかといった質問が多いので、保護者は気になるポイントだと思います。
見学対応をしていると、他の園に見学をした時の話も聞くことができますが、「サッと見ただけでよく分からなかったんですよね」と言う声を聞くことがあります。
忙しかったり園の事情もあるとは思うのですが、もったいないなと感じてしまいます。
じっくりと見ていただいた方が具体的なイメージも湧いてきますので、できる限り触れられる機会を作っていきましょう。
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②動画で様子を見せる
二つ目は動画で保育の様子を見せることです。
導入している保育園も多いと思いますが、動画はよりリアルな情報をお見せする事ができます。
中には写真を沢山お見せしている保育園もあると思います。
写真は沢山の場面を短時間でお見せできるので、情報量の観点であれば写真の方が良い場合もあります。
ただ動画は、映像を通して様子だけでなく声も伝える事ができる点が強い所です。
加えて言葉の説明では中々伝えづらい部分も、動画であれば伝えやすくなります。
動画を観るのに時間がかかるという欠点はありますが、工夫次第でカバーする事もできます。
・項目ごとに細分化して興味のある所を観ていただく
・待ち時間で見られる様にする
こどもたちの声や遊んでいる様子を我が子に当てはめて見る保護者も多いと思います。
動いている映像はより具体的に保育を伝えられるのでお勧めです。
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③保育を経験できる場に招待する
見学に来た際に、園の行事や子育て支援事業などに招待するのも一つの案です。
各保育園で取り組みは異なりますが、取り組みとしては
・園児との交流会
・英語など教育活動への参加
・子育て相談
・給食や離乳食の試食会、相談会
上記の様な機会が考えられます。
思いつくままに挙げてみましたが、こういった場に招待することができればより具体的なイメージを持ってもらえます。
人員を割くことができるかといった問題もありますが、月一回でも良いので開催できれば良いと思います。
また、行事に地域の方を入れる事もコロナ禍で控えられていましたが、今後はやりやすくなることでしょう。
園と地域の保護者の方がつながるだけでなく、参加者同士がお友達になれれば保護者同士の輪も広げる事ができます。
見学から招待に繋げ、繰り返し園に来てもらうことができれば、より具体的なイメージを持ってもらえるので取り組みを考えてみてください。
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繰り返し来ていただく取り組みが大事
保育園見学は一度で終わってしまうことも少なくはありません。
年度の早い時期に見学に来ると、時間の経過とともに印象が薄れてしまう可能性もあります。
ですので、繰り返し園に来てもらえる様な取り組みを行えると良いと思います。
認可と認可外では入所の仕組みが異なりますが、「選ばれる事」は共通しています。
認可保育園であっても希望欄に書いていただかなくては入所には繋がりません。
複数回園に来ることができれば、園のことをもっと知っていただくことができます。
こどもも環境に慣れていけますし、保育園としてもこどもや保護者の事を知る事ができます。
そのきっかけ作りを見学の中で行えると良いと思います。
各保育園事情は様々ですが、これからの時代を生き抜いていくためにも取り組んでみてくださいね。
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